柔軟な上層部。 だからシステム運用改善の検討・提案も、 前向きにできる。

interviewee

濱田 淳
商品開発本部 システム統括部 情報システム部 デバイスサポート課 ▼詳細

author

秋山 美優
商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 ▼詳細

ディップ社内のシステム全般を担う情報システム部。2019年下半期(9月)より、インフラ運用課・ デバイスサポート課の2課体制となり、業務の専門性を高める動きが出ています。さらにデバイスサポート課では、運用統括ユニット・デバイスサポートユニット・システム管理ユニットの3ユニットに分かれ、より業務を細分化。今回はそのうちのひとつ、社内システム運用・管理を担う『システム管理ユニット』について伺いました。

新設『システム管理ユニット』とは。

秋山:情報システム部に所属する濱田さん。今日はぜひイチから『システム管理ユニット』について教えていただきたいと思っています!

濱田:実はうちの部署、最近すこし変わりまして。開発業務はシステム開発部BP開発課に移管されたので、システム管理ユニットの主な業務は、システム動作に問題がないかの確認だったり、定期的な運用作業、障害発生時の復旧対応、システム改修要望の取りまとめとか、メンテナンスなどの企画の取りまとめです。手元で行う開発業務をまるっと外して、それ以外の部分というイメージでしょうか。

秋山:担当が分かれたんですね!より業務が専門的になったという感じでしょうか。プロジェクト(以下PJ)とかはあるのでしょうか?

濱田:そうですね。以前だと作るところから運用までまるっと一気通貫でやっていたんですが、現在はシステムの運用管理に特化して担当しています。進めているPJの例としては「ジョブカンの運用管理移管」や「データベースのバージョンアップ」などですね。ジョブカンって、制作さんも使います?申請全般ができる社内システムなんですが。

秋山:あ、ジョブカン!使いますよ。あれができて、交通費申請がすごくラクになってありがたいです。

濱田:導入自体は、別の部署が進めていたんですけどね。でも導入後の運用部分は自分たちの専門分野なので、業務移管してまして。今は、運用の設計や何かあったときの対応策の検討などをして、問題なくシステムを使っていけるように整えているところです。

秋山:なるほど。具体的には、どんなことをされているのでしょうか?

濱田:ジョブカンって、ディップにいる2,000人ほどの全社員が、交通費の申請や経費精算・稟議の起案なんかも行えるシステムじゃないですか。あれ、登録しても「クラウドサービスであるジョブカンの中にデータが記録されているだけ」の状態なんですよ。そのデータをまとめて引き出して、社内のシステムに入れて処理する必要があるんです。で、その後工程を行うのが会計購買システムなので、それぞれのシステムを見ながら、日々の各申請・承認のデータや社員・組織のデータなどが、正しく連携されているか?というチェックとか、そもそものシステム仕様や運用面に何か問題点はないのかを調査しつつ、安定した運用の体制を整えている感じです。

秋山:わかりやすい!データベースのバージョンアップについても知りたいです。

濱田:そうですね、保守サポートの期限が近いので、新しいバージョンに乗せ換えるための作業を行っています。今の対象は勤怠システムで、このバージョンアップを検討・調査しているところです。まずはベンダーさんに「新しいバージョンのデータベースにシステムが対応しているかどうか?」などの相談と合わせて費用の見積もりを依頼。それを確認→社内検討→費用・期間の内部調整→稟議に起案→OKが出れば発注、実施という流れです。ベンダーさんへの確認と並行して、ディップ社内の調整もします。例で挙げた勤怠システムであれば、人事で使っているシステムのバージョンアップも必要になるので、そのための期間提示とか、作業のためにシステムが止まるかもとかのリスクを伝えたうえで調整してもらったりとかして、人事の方々にもご協力いただくような。全体を取りまとめている感じですね。

社員3人。基本テレワークだけど交流に不安はなし。

秋山:お話だけ伺っていると非常に大変そうな……。

濱田:大変ですよ(笑)でも何ですかねー、自分も含め、まわりにいる人たちは皆、何かにつけ問題解決が好きなんだと思います。「これ、もしかしてこんなふうにやったら、もっと上手くいくんじゃない?」みたいなことを自由に考えるのが好きな人が多いんですよね。

秋山:へええ。あ、なんか制作にも、システムに強くてそんな気質の方々がいる気がします。

濱田:実際、何らかの問題が解決したときに「やっぱりそうだよね、思った通りだ!」っていうのはもちろん、解決しなかったときに「なんで上手くいかなかったんだろう?」「こっちが原因?」って探ってるのも面白いんですよね。

秋山:上手くいかなくても楽しめるってすごい。メンバーは今、社員さんが3名でしたっけ?

濱田:はい。今まではパートナーの方々のほうが多かったのですが、やはり業務工程がいくつもあるので、社員が増えたのはありがたいです。社内でのヒアリング→関連情報の調査→検討→企画→相談・調整・予算組み→稟議起案→発注→進捗管理・ベンダーコントロール→テスト→リリース→検収→運用保守、って業務の流れ全体をメンバーと協力してできるようになった今の環境はいいと思っています。ホントに(苦笑)

秋山:でも社員が増えたとはいえ、最近はがっつりテレワークですよね。コミュニケーションとかはどんな感じでしょうか?

濱田:システム管理ユニットのメンバーって最近入社したばかりで、比較的にディップ社歴は浅めなんです。ですが、入社当初からSlackなどを利用して気軽にやりとりしながらどんどん業務を進めていますよ。新型コロナの影響で4月下旬からテレワークとなった時にも、対面で会話する機会を減らしたくはないなと思って、その頃からWeb会議での朝会も始めました。ちょっとした軽めのWeb会議も開きやすくしているので、連絡を取り合う頻度は高めだと思います。個人で持っている担当業務も、ひとりで難しそうであれば兼務したりして協力もしているし、コミュニケーションはとれているかなと思ってます。

秋山:それなら疎外感もなさそうですし、安心ですね。

転活の中で目に留まった、ディップの成長スピード。

秋山:そういえば、なぜ濱田さんは社内SEになったんですか?

濱田:もともと機械好きだったんですよね。小さい頃からプラモデルとか好きで、IT系って言うよりは機械が好きだなーって。なので元々は機械系のエンジニアになろう!って思って、新卒で入った会社ではプラントエンジニアとして現場監督をやっていました。ただ、1年のうち半年くらい出張が必須で。それで今度は、PC講師のアルバイトみたいな感じで迎えてくれた会社に転職して。そこで任せてもらう業務の幅が少しずつ広がっていくうちに、いつのまにかシステムエンジニアになってました(笑)

秋山:意図しないジョブチェン(笑)なぜその次の転職先に、ディップを選ばれたんですか?

濱田:新しいことをどんどん取り入れていく会社なんだなぁっていうのが気になったんですよね。前述のとおり、エンジニアって課題解決が好きな人種なんですよ。で、解決するためには今までのやり方を変えなければいけない場合もあって、それをエンジニアだけじゃなく、ユーザーである社内の全員が実行できる風土がある。そういう新しいことに挑戦していく提案でも通る環境か否かって、自分たちにとってはすごく大事なんです。

秋山:ディップではそれができそうだって思えたんですね。

濱田:そうですね。これだけペーパーレスの進んだ会社ってあまり無いかなと思っていますし、それだけでも上層部の方々のフットワークが軽いんだなと感じています。コミュニケーションツールのSlackとかも、会社が使ってねって全社におろしたものではなくて、社員側から「いいのあるねー」と使い始めて浸透した感じですし。人が壁にならない環境なんですよね。ITに関するものって次々と新しいものが生まれていて、今までかけていたお金も期間も、どんどん安く・簡易に・便利にできるようになっている。それらを取り入れる際に、たとえ役員の方々が使い慣れているものを変更するような改善施策であっても提案ができる。「どうせうちじゃ通らない」なんて考えなくていいディップの体質っていうのは、やりがいがありますよ。

秋山:「どうせ」なんて考えなくていい。素敵です。最後に濱田さんの目標を聞きたいです。

濱田:今の社内システムの運用保守については、不足してるドキュメント類をそろえたりしながら、スピード感のある成長をしてきたが故に追い付けていないところがあるシステムについて、すこしずつ整理していくことを、粛々と進めていきたいです。あとは「こうあったらいいな」ってものはまだまだあるので、それを実現していきたいですね。人間がやらなくていいものは自動化していく、とか。大幅に業務効率を上げられるような、そんなことをしていきたいと思っています。

関連記事一覧

interviewee

濱田 淳

商品開発本部 システム統括部 情報システム部 デバイスサポート課 ディップ本社(六本木一丁目駅)に勤める、システム管理ユニットのリーダー。幼少期からの機械好き。プラントエンジニアを経験後、PC講師のアルバイト中にシステムエンジニアとしての基盤を積み上げた。オタクな一面あり。

author

秋山 美優

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 ライター・ディレクターを担う人。感化されやすく占いは9割信じるが、1割の猜疑心が根深い。最近の生活に欠かせないものはYoutubeとアマプラ。