エンジニアにうれしい制度 「サポ10(テン)」とは?

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dip people編集部
商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 ▼詳細

冨岡 萌永子
商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 ▼詳細

ディップには「サポ10(テン)」なる福利厚生が存在している、らしい。“らしい”というのは、システム開発部のメンバーが対象の制度であり、私を含むディップのほとんどの社員には「聞いたことある」くらいの制度だからだ。ただ最近、エンジニアの面々にインタビューすると、あの人やこの人が「“サポ10”はエンジニアにとってすごくいいよ~」だとか「こないだ“サポ10”を利用した!」とうれしそうに話してくれる。そんな“サポ10”について、エンジニア採用担当に制度の実態について聞いてみた。

“サポ10”でエンジニアがハッピーになるって本当?!

編集部:単刀直入に聞きます!“サポ10”って、なんですか?おいしいんですか?

採用担当:そうですね。おいしいですよ(笑)。正式名称は「サポート10(テン)制度」です。内容をカンタンにお伝えしますと、エンジニア個人に年間10万円の援助をする制度です。

編集部:そもそも、なぜこの制度が作られたんですか?

採用担当:社内全体でエンジニア職の割合は5%にも満たないんです。なので、職場環境をエンジニアだけのために創り上げることができないんですよね。それなら会社側が負担するから、エンジニア達が自分にとってやりやすい環境を自分で作ってもらおう!っていう発想からきています。

僕が入社したときはもう既にあったんですが、この柔軟さってすごいな!と思いまして。ちゃんと広報することにしました。ディップにエンジニアがいて、中で作ってるというイメージは、まだ少ないと感じているんですよね。なので、僕たちがエンジニアを大事にしているんだ。もっと採用したいんだっていうことを、しっかりと広めていきたいんですよね。

若手メンバーが1万円のセミナーに参加する価値は大きい。

編集部:現場ではどのように活用されていますか?

採用担当:開発環境やスキル向上等、一定の範囲内で、使い方は各々で考えてもらっています。技術書など勉強系の本、有料セミナーで利用するメンバーが多いですね。例えば、伸び盛りの若いメンバーが「1万円のセミナーに行きたい」って思っても、自己負担って現実的にハードルが高い。そういうのにも、いい学びのチャンスにしてもらいたい。

あと、4Kディスプレイを導入する人、ハイスペックなキーボードを選ぶ人もいます。やりやすい開発環境って、みんな違うと思っているので、うまく活用してほしいですね。

編集部:使う基準は厳しく設けていないのでしょうか?

採用担当:ガチガチには縛ってないです。一次上長と相談して、申請。必要なものであれば通ります。例えば、アプリ開発のエンジニアが「インフラを勉強したい」と言って、必要なものを申請するのもアリ。アプリやってるんだからアプリ関係のものしかダメっていうのは、どうかと思うんです。自分の業務の範囲外の知識を持っていることでプラスになることが必ずある。「なんでこうなったんだろう?」って疑問にぶつかったとき、多方面の知識がインプットされていれば、違う角度からひらめくことも多いと思うんです。

あとは資格取得ですね。費用負担にも充てられます。受かったら、という制約付きですけども。

組織文化がアップデート。

編集部:メンバーが得た知識は、部内で共有されているのでしょうか?

採用担当:勉強会にいったからいついつまでにレポート提出、のような強制はしていないです。自分の興味があって行くものにアウトプットを必須で求めると、縛り付ける原因になるので。でも、自発的に情報共有の際に利用するDocBaseに、読んだ本やセミナーの感想を書いてくれるメンバーは少なくないですね。サポ10を使わずに参加したイベントもレポートを上げてくれています。

アップしたメンバーが周りから反応を得て、意見交換されることもよくあります。エンジニアとしてアウトプットすることは、今後はとても必要な事ですので、社内でも社外でもアウトプットしていってほしいですね。

サポ10がきっかけで、アウトプットが常習化してくれるのは、とてもいい傾向だと感じています。

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dip people編集部

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。

冨岡 萌永子

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 社風に惹かれてディップへ。入社から広告制作部ひとすじ。ライティングから取材撮影、企画提案などをしている。ヘビと熱帯魚の飼育に熱心。