「プログラムを書くだけがエンジニアじゃない」〜ディップCTOが新卒に求めるものとは〜

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豊濱 吉庸
CTO(最高技術責任者) ▼詳細

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清水 奈菜子
商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部   ▼詳細

ディップは「バイトル」などの人材サービス、「コボット」などのDXサービスの提供を通し、労働市場における課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。ディップの商品開発本部は分析や検証を繰り返しながら「バイトル」「はたらこねっと」「バイトルPRO」などの求人サービスの成長を担っています。

商品開発本部システム統括部は、エンジニアチームとしてディップ全社のサービスの開発を首尾一貫して担当しています。今回は、ディップのCTO(最高技術責任者)であり、商品開発本部のシステム統括部統括部長も務める豊濱さんに部署の魅力や求める人物像についてお話を伺いました。

技術力を課題発見につなげる思考力が必要|ディップのエンジニアに求められる働き方

清水:自己紹介をお願いいたします。

豊濱:豊濱 吉庸と申します。ディップには2020年の11月に入社しました。社会人は23年目でディップは6社目になります。新卒でソフトバンクに入社して、その半年後にヤフーに移り、16年間在籍しました。2015年にリクルートに転職して、その後いくつかの会社を経てディップに入った形です。趣味は脱出ゲームです。

清水システム統括部の主な部署業務を教えてください。

豊濱:わかりやすくいうと、「バイトル」や「はたらこねっと」など自社のプロダクトがお客さんや企業にしっかりと提供できるようにプログラムを組んだり仕組みづくりを行なったりしています。例えば「ここをもっと良くしたい」「この機能に課題感があるから改善したい」とチームの誰かが思った場合に、プログラムを組んでみないとわからないことがあります。そういった場面でエンジニアが活躍するイメージです。また、そういった時は「お願いされたことを言われた通りに納品する」という考え方ではなくて、技術力を使ってできることを考えて、「これってこうした方がプロダクトに貢献できるんじゃないか」という提案ができないといけないし、できる人が多い組織なのかなと思っています。

清水技術力と同様に思考力も求められるということですね。

豊濱:そうですね。プログラムを書くことは開発においてもちろん大切なことではありますが、そのプログラムをなぜ書かなければいけないのか、何を作ると事業に貢献できるのかというところもちゃんと考える必要があります。例えば「ディップインセンティブプロジェクト」のように会社として大きな取り組みをする時に、「時給を上げる」という目標にエンジニアとしてどのように貢献していけるのかということを考えなければなりません。研究職のエンジニアであれば、ひたすらにプログラムに向き合っていくことも求められると思うのですが、うちのような会社だと事業が成長しないと意味がないので「技術力を使って何ができるか」という思考は大事にしてほしい要素だと思っています。新卒からいきなりそのようなことを求めるのは難しいかもしれませんが、そういった思考は持ち続けてほしいし、持っている人の方が入社後も活躍していく傾向にありますね。

清水:部署の風土や特色があれば教えてください。

豊濱:部署の大きな特色は、ここ数年で一気に内製化が進んだということです。2022年の8月時点で、システム統括部の社員数が100人を超えました。僕が入社した2年弱前くらいは、50人くらいしかいなくてそこから、中途・新卒合わせて50人ほど増えたんです。単純に考えて2年でおよそ倍の人数ですね。なぜこれだけ増えたかというと、会社として「開発を内製できる体制に持っていかなければならない」という思いで「ガンガン作れる200人体制」という戦略を強く掲げて採用に力を入れてきたからなんです。その成果がようやく2年くらいで現れたのかなと思っています。

清水:ディップのエンジニアならではの特徴はありますか?

豊濱:私自身、今まで6社経験してきましたが、ディップのエンジニアの特徴として強く感じるのは、「自分で何かやりたい」とか「こういうこと成し遂げたい」という思いを持っている人がより多いということです。エンジニアの中には「決めてくれたらやりますよ」とか「仕様はお任せします」という人もいるんですけど、どちらかというと「自分の技術を使ってこういうプロダクトを作りたい、改善したい」という思いから提案をしていくタイプの人が多くて、僕としてはそういう人がディップに合っていると思うし、もっとそういう人が沢山入社しくれたら嬉しいなと思っています。あと、明るい人が多いですね。話を振ると大体みんな喋ります(笑)コミュニケーション能力が高い人や明るい人が多い傾向にあるのかなと思います。

挑戦したいという想いを全力で活かせる環境|ディップだからこそ歩めるキャリア

清水:ディップだからこそ歩めるキャリアとはどのようなものですか?

豊濱:ディップの社員や社長ってすごく特徴的なんですよね。最近の社長の言葉で一番印象に残っているのが、役員会議で「俺たちみたいなベンチャーが大手に勝つには…」って言ったんですね。その時「うちベンチャーなんだ…」って(笑)社員数2000人以上の上場企業ですよ?こういった言葉からもわかるように、役員含めてディップのメンバーって、チャレンジし続けなければならないしこれからもどんどん新しい領域にコミットしていくべきだという熱い思いを持っているんですよね。なので、チャレンジ精神を持って変化し続けるという体験はできるし、社員数や売上高を考えるとそれができるだけの土俵や人材もしっかり整っている。そういった意味では、とても幸せな環境なんじゃないかなって思いますね。そこに魅力を感じている人が集まっていると思うし、そういう環境をうまく使って成長していってくれると新卒たちも幸せなキャリアを歩めるんじゃないかな。キャリアって人それぞれ違うので難しいですよね、「こうした方がいいよ」とも軽々しく言えないので。だから「こうしたい」という思いを受け止めて社員が向かいたい方向にしっかりと向かうことのできるような環境は提供していきたいなと思っています。裏を返すと「こうしたい」がない人には辛い環境になってしまうので、決められた仕事だけをこなしたいという人にはマッチしない環境だと思います。

清水:新卒入社の社員に求められている人材はどのような人でしょうか?

豊濱:意見をどんどん提案してくれる人ですかね。新卒だから遠慮する必要は全くないと思っています。僕が面接や内定者懇親会の時によく言っているのは、「ディップが提供しているサービス(バイトル)のユーザーに一番近いのは新卒の君たちだよね」という言葉です。正直、社会人歴が長くなると今バイトを探している人の気持ちがわからなくなってくるんですよね。だからそこに一番近い、新卒の人たちの意見が欲しいし、そういった提案をすることを躊躇わないでほしいです。

清水:入社前に求められるスキルはあるでしょうか。

豊濱:システム統括部の目線でいくと、今僕らの組織としては全くプログラミング経験ゼロという人を受け入れる体力がまだないので、ある程度面接の時にプログラミングができるだとかプロダクトを作ったという実績は欲しいなと思っています。22、23卒の子たちもある程度スキルを持った人たちなので本当に全く経験ゼロですという人はいないかな。

清水:未経験や文系からエンジニアを目指す学生にも、ある程度開発経験は持っていてほしいということですか?

豊濱:そうですね。理数の知識が欲しいとまではいかないんですけど、何かものを作ってそのためにはこういう知識が必要だと考える過程を一周回っていることってとても大事だと思います。完成していなくてもいいので、一回プログラムを書いてみてある程度まで作ってみたとか、「作れなかったのはなんでだろう」というところまで考えられていたら最高です。ちなみに僕も文系出身です(笑)

清水:そのような学生がスキルを培う上でのアドバイスがありましたら教えてください。

豊濱:「自分はこういうものが作りたい、でもどうしたらいいかわからない」ってすごく大きなモチベーションになると思っていて、作りたいという思いがあるけど技術だけがないという場合は勉強すればいいだけなので。目指すものがないまま技術の勉強を始めると辛くなってしまうのかなと思っています。なので、プログラミングの勉強に高いハードルを感じているのであれば、まず「何を作りたいか」というところから考えてみるといいかもしれないですね。

就職活動は合格不合格じゃない|自分とマッチする企業に出会うために

清水:最終面接官として面接を担当される際に重視するポイントはありますか?

豊濱その人がディップという組織に入って活躍している姿がイメージできるかどうかですかね。あと、僕はモノが好きなので、その人の成果物は絶対に聞くようにしています。「これってどういう理由で作ったんですか」とか「この言語を勉強して何か作りたいものがあるんですか」という質問は面接で結構聞いちゃうかもしれないですね。もちろん勉強するためにスクールに通うことは大事だと思うんですけど、やっぱり「自分で作りたいから勉強して作ったもの」の方が見たいじゃないですか。そう言った実績や経験があると強いなと思いますね。

清水:最後に学生に向けてメッセージをお願いいたします。

豊濱:これ僕いろんなところでお話させていただいているんですけど、就職活動は合否とかじゃないと思っていて、「その企業と自分がマッチしたかどうか」だと思うんですね。なので、ぜひ就活生のみなさんもまずは沢山の企業を見てほしいと思っています。その上でディップに対して「合いそうだな」と感じてもらえたら応募してほしいです。そう思えないのにエントリーしてしまうとお互い不幸になっちゃうから。この企業でこういうことができそうだな、雰囲気合いそうな会社だなと思ったら応募してもらえると嬉しいです。もっと広げると「自分は仕事何したいんだっけ」「自分は何をしてお金を稼いでいきたいんだっけ」と考えて「それに合う会社ってどこなんだろう」と考えを深めていくことがすごく大事だと思います。その上で自分に合った会社を見つけていってもらえたらいいんじゃないかなと思っています。

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豊濱 吉庸

CTO(最高技術責任者) 2020年11月入社。大手ITサービス企業ではコンテンツの設計・開発、開発リーダー、テクニカルディレクター、CTO-Boardのキャプテンなどを担当。その後は、さまざまな企業にてシステムアーキテクチャを担当。ディップ初のCTOとしてジョイン。

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清水 奈菜子

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部   23卒内定者。商品開発本部採用チームでインターン中。大学時代はWebメディアでのライター業務、編集社でのWebコンテンツ作成に携わる。1日の半分以上は食べ物のことを考えている。