前職では空回りだったサービスへの愛。ディップではみんなが持っていた。

interviewee

古川 守加
システム開発部 スマートフォンアプリ開発課 ▼詳細

author

金川 千絵
企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作1課 ▼詳細

ディップに入社して間もないながらも、バイトルKidsや採用プロジェクトなど、社内プロジェクトに積極的に参加する古川さん。エンジニアとして働く以前は働くことが辛く感じる時期があったそうですが、それを乗り越えて今は働くことが楽しいと生き生きと語ってくれました。そう思えるようになった経緯について聞いてみました。

働くことに楽しさを見いだせなかった時代からの、エンジニアへの目覚め

金川:古川さんは、2020年9月にディップに中途入社されましたが、以前もエンジニアをされていたのですよね。ずっとエンジニア職でこられたのですか?

古川:いえ、ディップ入社前にも2年ほど経験がありますが、もともとはエンジニアを志望していたわけではありませんでした。高校卒業後はイラストと漫画の専門学校に通っていたのですが、家庭の事情で諦めざるを得なくなってしまって。当時は香川県に住んでいたのですが、地方だったこともあり、ハローワークで正社員の仕事を探しても、車も資格も持っていないとなかなか見つかりませんでした。それで、時給が良いからとパチンコ店でアルバイトを始めました。

金川:最初は全然違う仕事をされていたのですね。

古川:はい。でも、自分には合っていなかったのか、怒られてばかりで。自分にできることなんて何もないんじゃないかと感じてしまい、働くことがとても辛かったです。結局パチンコ店は辞めてしまい、半年間くらい仕事ができずに家で過ごしていました。

金川:そんな辛い時代があったのですね。そこからどうやって復活されたのですか?

古川:リハビリ感覚で近所の雑貨店で週2~3日働きはじめた頃、母親がTVである企業が運営している”ヤンキーインターン”というキャリア支援サービスを見つけ、教えてくれました。

金川:”ヤンキーインターン”ってどんなことをするのですか?

古川:東京での生活に必要な住居や食費を無償で提供されて、その上で就職に必要なカリキュラムを3ヵ月間無料で受講できるんです。営業職を目指すコースとエンジニアを目指すコースがあって、たまたまエンジニアのコースは1期生の募集だったので、”なんか1期生ってかっこいいな”という軽い感覚でエンジニアコースに応募しました。

金川:やってみたら自分に合っていたと。

古川:そうですね。もともとモノ作りが好きだったので、そこがマッチしました。あとは、エンジニアの業務について学ぶ以上に考え方や生き方について学ぶことが多かったです。将来を生き抜くためにはどうすれば良いかというプラスのことを考えるようになりました。また、地方から集まってきた同じような境遇の子と話したり、熱い指導をしてくださるメンターの方と話したり、紹介された本を読んだりするうちに、だんだん元気になっていきました。

晴れてエンジニアとしてスタートするも、下積みの日々。空回りしたサービスへの想い

金川:”ヤンキーインターン”を卒業して晴れてエンジニアのお仕事をスタートされたんですよね。ディップの前に2社経験されたそうですが、1社目ではどんなことをされていたのですか?

古川:システムエンジニアリングサービス企業で、地方自治体向けのプロジェクトに参加していました。エンジニアといっても私が担当していたのは議事録の作成がメインで、開発にはあまり携われていませんでした。システムをどういう風に作っていくかという要件定義の打ち合わせの議事録だったので、上流工程については学べる部分もあったのですが、”もっと開発がしたい”という想いは日に日に強くなりました。そんな中、”ヤンキーインターン”で外部講師をされていたAndroidエンジニアの方が実施しているAndroidアプリの勉強会に参加して、アプリ開発に興味を持つようになりました。

金川:アプリ開発のどのようなところに興味を持ったのですか?

古川:最初は「アプリって作れるの?」みたいなそのくらいのレベル感だったのですが、初めての勉強会で「超簡単なおみくじアプリを作ろう」というお題で教えてもらったときに、身近に使っているスマホで自分が作ったものが動いたというのがすごく面白かったんです。「もっとやってみたい!」となりましたね。

金川:そこからご自身でもアプリを作るようになったのですね。どんなアプリを作られたのですか?

古川:人を呪ってころす「のろころ。」というアプリを作りました(笑)写真と名前を入れて、わら人形にひたすら釘を打つというアプリです。人間関係で悩んでいる方にアプリの中でストレスを発散してもらい、命を絶つなど最悪な事態を少しでも防げたらいいなと思って。実際にストアでも公開しています。

金川:なかなか怖いアプリを最初に作られたのですね(笑)他にもいろいろ作られたのですか?

古川:他には、「指宿すきすきまっぷ。」という鹿児島県の温泉街のMAPアプリや、お昼ご飯を迷ったときにどこで食べるか決めてくれる「ランチ決めてくれる君」というアプリを作りました。これらもストアで公開しています。

古川:自分が作ったアプリを世に出して、それをユーザーさんに使ってもらうのがすごく楽しかったです。それで、やはり自社開発でアプリを作っている会社に行きたいと思い、転職を決めました。50社~100社くらい受けまくって、やっと受かったキャッシュレスアプリを提供している会社に転職しました。

金川:その会社ではどんな仕事をされていたのですか?

古川:2社目でも実はそんなに開発には携われなくて、運用がメインでした。そんな中でも自主的にバグを見つけたり、アイコンの対応が遅れているのを巻き取ったりしていました。ただ、関わっていた事業の縮小が決まり、SESの部署に転属することになりました。

金川:それが転職を考えるきっかけになったのですか?

古川:そうですね、それもきっかけです。あとは、自社のプロダクトに愛を持っている人が少ないと感じていました。そのキャッシュレスアプリをもっと広めようと、自分でも積極的に利用したり周囲に広めたりしていたのですが、周りとは温度差があり、空回りになっている感じがして…。それが寂しく、もっと自分のサービス愛を受け入れてくれるようなところが良いなと思ったのが、もうひとつの転職理由です。

ディップに入社して感じた、圧倒されるくらいのプロダクト愛

金川:1社目、2社目の経験を経て、どういう視点で就職先を探されていたのですか?

古川:2つあって、1つは、Androidアプリ開発をしたいというのが一番にあったので、開発がバリバリできるところを探していました。もう1つは、自分の夢や想いを叶えられるところが良いなというのがありました。会社の想いに共感できて、それを実現するために働けたら良いなと。

金川:それに合致したのがディップだったんですね。1つ目の開発をバリバリできる環境というのは、どんなところで感じましたか?

古川:「開発ができる環境」と言われても、実際に入社したら違ったということがあったので、ディップはどうなんだろうと最初は思っていました。そうしたら、面接の中で「馬場さん(アプリチームのリーダー)にスパルタ指導されるよ」と言われて(笑)でも、前職ではしっかり教えてもらえる環境がなかったので、しっかり教えてくれそうだなとポジティブに受け取りました。それに加えて、「あの人はすごく厳しいかもしれないけど、間違ったことは絶対言わないよ。正しいことしか言わないし、ためになることしか言わないよ」とも言われました。成長できそうだなと思いましたし、社員同士で信頼し合っているのが見えて素敵だなと感じました。

金川:実際に入社してスパルタ指導されましたか?(笑)

古川:そうですね(笑)しっかり教えてくれます。開発とは少しずれますが、slackで文章を書くのが最初すごく下手くそで、自分の伝えたい想いばかり書いてしまって結局伝わらないということが何度もあったんです。そのときも、何回もやりとりをして「こういう風に書くといいよ」ということを教えてくれました。ただ、開発の場面では「こうするといいよ」よりも「考えてごらん」とよく言われます。自分で答えにたどり着けるように導いてくれる感じですね。

金川:厳しくもしっかり教えてもらえて、成長できる環境なのですね。

古川:はい。でも、意見を言い合うときや、ふだん話をするときはすごくフラットです。新人であってもしっかり個人の意見を尊重してもらえるのは、とても良い環境です。あと、「スパルタ指導される」と聞いたときは夜も遅くまで帰れないのかなと思っていたのですが、全然そんなことはありません。馬場さんも定時になったらすぐに帰ってしまうくらいで、そこはしっかりしています。

金川:転職先選びで重視していた点で、2つ目の「自分の夢や想いを叶えられる」というのはどういうところで感じましたか?

古川:「一人ひとりが自分らしく働ける社会にしたい」という想いに共感しました。バイトルのCMでもお馴染みの「仕事選び」というキャッチフレーズはまさにこのことなんだなと。自分自身、働くことがつらい時期があったので、そういう社会にしていけたらすごく良いなと。

金川:実際にディップに入社して、どんな印象ですか?

古川:サービス愛の強さにはびっくりしました。バイトルなど自社媒体への愛の強さはユーザーや社会への想いにもつながっていて、フィロソフィーである「夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」に沿って取り組んでいるんだなと感じます。フィロソフィーに沿ったことしかやってないと思うくらいです。その想いを一人ひとりが持っているというのがすごく良いなと感じました。

金川:どんなところでそういったことを感じますか?

古川:たとえば、開発をしていてAパターンが良いかBパターンが良いかで悩んでいる時に上司に相談すると、「ユーザーさんにとってはどちらが良いと思う?」と逆質問されます。ユーザーファーストを徹底しているなと。前職では上司の指示に従っていたので自分で判断するというのはすごく難しいですが、裁量を持って働けていてすごく楽しいです。

金川:ユーザーのことを考えているなと感じるシーンは結構多いですか?

古川:はい、たくさんあります。たとえば、企画チームと協力してユーザーインタビューも実施しています。ユーザーさんとビデオ通話しながら実際にバイトルアプリを使ってもらい、「ちょっと何分か好きに触ってみてください」とお願いしながら、「今どの画面触ってますか?」「このボタンどうですか?」「これ見やすいですか?」と聞いたりしています。そこまで取り組んでいるのもユーザーさんを第一に考えているからなのだなと感じますね。

金川:エンジニアチームでユーザーインタビューも実施してるのですね!他にもエンジニアとしてディップで働くことの良さはありますか?

古川:システムエンジニアリングサービス会社で働いていた時は、働いている会社の社名や作っているプロダクト名を社外で公表できませんでした。だから、なんとなく隠し事をしているような気分になったりとか、自分が何者かよくわからない感覚になったりもしました。それが、今は「ディップの社員です!バイトルを作ってます!」と堂々と言えるのがいいですね。看板を背負っているプレッシャーはありますが、自分の仕事に誇りを持って堂々と振る舞えるのは気持ちいいです。ディップではむしろ社外でもディップやバイトルの認知を広めて、仲間を集めてきてほしいと言われているくらいで。日本Androidの会など社外でも活動しているのですが、「ガンガン活動してきてね」と背中を押してもらっています。

エンジニア業務以外にも、手を挙げれば様々なジャンルのプロジェクトに参加できる

金川:古川さんはエンジニア業務以外にも、バイトルKidsやエンジニアの採用プロジェクトなど社内プロジェクトにも積極的に参加されていますよね。バイトルKidsにはどうして参加しようと思われたのですか?

古川:自分がキャリアに悩んで辛かったときに、すごく視野が狭くなっていて見えている仕事が少なかったんです。だから、子どものうちからいろんな仕事があるということを知っていればそんなことがなかったのかもしれないと思い、視野を広げるお手伝いをしたいなと思って参加しました。あとは単純に子どもが好きなので。

金川:バイトルKidsではどんなことをされたのですか?

古川:3日間の短期プロジェクトで、小学6年生の子どもたちを相手に実施しました。様々なジャンルの有名企業11社を招待して、どんな仕事をしているのか話を聞いたり、子どもたちにいろいろ質問してもらったりしました。

金川:どんな企業が参加したのですか?

古川:出版社や銀行、旅行会社、ホテル、気象予報を提供している会社や、おもちゃメーカーなど幅広いジャンルの会社が参加しました。私が担当していたチームは少女漫画雑誌の編集者の方のお話を聞いたのですが、漫画が好きなので子ども以上に興味津々に聞き入ってしまいました(笑)大人が聞いていても面白かったです。

金川:それは面白そうですね!そういうプロジェクトにも手を挙げれば誰でも自由に参加できるのはディップの良いところですよね。

古川:バイトルKidsをはじめ、全社でいろいろなプロジェクトを実施していて、誰でも手を挙げれば参加できる会社ってなかなかないのではと思います。

金川:エンジニア採用プロジェクトの方はどうして参加しようと思われたのですか?

古川:自分自身ディップで働いていてすごく楽しいですし、お薦めできる会社なので入ってほしいなというのが一番にあります。あとは、バイトルはよく知られていてもディップという社名はまだそこまで広く認知されていないので、良い会社なのにすごくもったいないなと思っていて。良いところがたくさんあるのでもっと会社の魅力を伝えていきたいなということもあります。

金川:プロジェクトではどんなことをされているのですか?

古川:「こういう内容でやります」というのがあらかじめ決まっているわけではなくて、内容は一から考えていきましょうという感じでやっています。そこが面白いです。今は求人票を直したり、それぞれの課にどんな人が欲しいかヒアリングにいったり、課や社内のイメージを共有して固めていったり、ペルソナを作ったりという採用の前段階のことに取り組んでいます。今後はたとえば応募を検討している方が気軽に参加できるランチミーティングをやってみようかという話し合いもしています。それも前例がないので、食事券を配ったり有名人を呼んだりしたら集まるかなとか自由にアイデアを出し合っています。あとは、Twitter採用にも取り組む予定です。

金川:そういうプロジェクトにはどんな方が参加されているのですか?

古川:年次は関係なくて、私も入社してまだ1年たってないですし、そういった年次が浅い方も、逆に長い方も、幅広く参加しています。男女どちらともいて、積極的にいろいろ取り組むことが好きな方が参加されています。

50社~100社落ちても諦めない!ダメもとでもチャレンジしたことで今がある

金川:今後ディップで実現していきたいことを教えてください。

古川:社名の認知を広めていきたいというのがまずあります。ディップと聞いたら「あのエンジニアがすごい会社」と思われるようにしていきたいですね。そうすると、働いているエンジニアも更に誇りを持てるようにもなるので。あとは、「働けない」「仕事が楽しくない」という人も良い仕事と巡り会って楽しく生きていけるように、ユーザーにとってより良いサービスを作っていきたいです。また、そういったものを作るためにも、自分たち自身が毎日楽しく働けるチームを作っていきたいです。

金川:転職について悩んでいる方へメッセージをお願いします。

古川:個人で何かを作るというのはすごく武器になるのでやってみてほしいなと思います。あとは、私も2社目を受けるときは50社~100社くらい受けた中で唯一1社受かったという感じだったので、「どうせ受からない」と諦めずにどんどんチャレンジしてほしいなと思います。私もそれがあったから今があるので、同じような境遇の方にも、ぜひチャレンジしてほしいです。

関連記事一覧

interviewee

古川 守加

システム開発部 スマートフォンアプリ開発課 2020年中途入社。SES企業、アプリ開発会社を経てディップにジョイン。Androidアプリの開発に携わっている。エンジニア業務以外に、バイトルKids、中途採用ユニットなど社内のプロジェクトにも参加。社外でも、日本Androidの会に参加するなど積極的に活動している。

author

金川 千絵

企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作1課 2019年中途入社。フリーペーパーの営業、IT企業のディレクターを経てディップに入社し、ライティングや取材、画像作成などを担当。最近はデザインについても勉強中。