好きな分野に自ら飛び込んだ2年目。Webアプリだけでなくインフラにも挑戦。

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霜鳥 聖響
商品開発本部 システム統括部 システム開発部 グロースエンジニアリング課 ▼詳細

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馬場 翔大
企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 中日本制作課 ▼詳細

システム開発部(以下シス開)初の「新人賞」受賞に続き、最速でのS3(メンバー職の等級)昇格を果たした霜鳥(しもとり)。「アプリエンジニアだと思っていた自分がここまで踏み込めるとは」と語る入社3年目の彼の変化と、これからの目標を聞いてみました。

Webアプリだけでなくインフラにも深く関わるようになった2年目

馬場:「新人賞」受賞に続いて、1年目から毎年昇格し、3年目でリーダー職の一歩手前であるS3等級になられたということで、おめでとうございます。同じスタッフ職の同期として、今日は学びの多い取材になりそうで楽しみにしていました!

霜鳥:ありがとうございます!そんなハードル上げないでください(笑)

馬場:前回のインタビューでは主に1年目を振り返っていただいたので、今回は2年目のお話を伺いたいと思っています。

霜鳥:そうですね。僕の所属しているチームでは、主に「ナースではたらこ(ディップが運営している看護師人材紹介サービスの公式サイト)」の開発を担当しているのですが、1年目と比べて開発のより深い部分に携われたという印象です。

馬場:より深い、というのは?

霜鳥:入社当初は見た目の変更、速度改善といったフロントエンド・バックエンドの役割がほとんどでした。でも1年目の終わりにHTTP/2というシステムを導入することが決まって、インフラ、ネットワークに関する経験を積ませてもらいました。

馬場:どういった目的でHTTP/2の導入に至ったのでしょうか?

霜鳥:目的は大きくふたつあって、ひとつは読み込み速度の改善。HTTP/2はHTTP/1.1に比べ、複数のリクエストを同時に処理することができるなど、効率的な通信が可能であるため、ブラウザの表示速度が格段に上がります。そしてもうひとつはGoogleのスコア改善です。この規格はGoogleが推奨していることもあり、SEO対策の一環としても導入することになりました。

馬場:なるほど。どれくらいの規模の改修になったのでしょうか?

霜鳥:利用しているOSのサポート期限終了に伴う入れ替え作業も重なり、調査を含め、半年くらいかけて、計20台以上のアプリサーバ・プロキシサーバを入れ替える大規模改修となりました。

馬場:それは大役ですね。

霜鳥:1年目にも導入の話はあったのですが、自分のスキル的に難しいと思っていたんです。それに、自分はWebアプリエンジニアなので、インフラまで踏み込むのは…と遠慮している節もありました。でも、もともとすごく興味のあった分野なんですよ。自宅サーバを作ってWebアプリを公開したこともあるくらいで。そうしたら、それを知っていてくれた上司が「やってみなよ」と言ってくれて、メインで関わらせてもらうことになりました。

馬場:おぉ。不安はありませんでしたか?

霜鳥:ないと言えばうそになりますが、「やってやるぞ!」という挑戦の気持ちの方が大きかったですね。理由はふたつあります。ひとつはディップにはインフラ専門の人がいるにもかかわらず、手を挙げた僕に任せてくれた上司の期待に応えたいという気持ち。もうひとつは、好きな分野のスキルをもっと伸ばしたいと思っていたからです。

馬場:積極的な姿勢が生んだチャンスですね。

霜鳥:ただ、実際にフタを開けたらイレギュラーも多くて。バッファ込みでスケジュールを立てていたのですが結局ギリギリでのリリースになりました。当たり前のことかもしれないですが、自分のタスク範囲、関係部署のキーマン把握、業務のスコープを最初に定めておく大切さを学びましたね。諦めずに最後までやりきれたのは、自分の好きな分野に関わる仕事で、ちゃんとスキルアップを実感できていたからだと思います。

馬場:2年目でアプリからインフラまで領域を超えた経験を積めるのは、エンジニア界隈では珍しいことなのでしょうか?

霜鳥:そうですね、あまりないと思います。「ナースではたらこ」はサイトの設計上、フロントエンドとバックエンドの両方に携わる機会が多いんです。だからこそ分野に関係なく、手を挙げればやらせてくれるということはあるかもしれないですね。挑戦を受け入れてくれる人ばかりですし、2年目でここまで領域を広げられたのはとても貴重なことだと思っています。

育成、マネジメントもエンジニアにとって大切なスキルだと気が付いた

馬場:2年目ですでに後輩のマネジメントにも携わっているとお伺いしました。

霜鳥:自分の開発と並行して、プロジェクトを後輩に任せる立場も増えました。その中で印象的だったのが、とあるクローラーのアクセス集中によるサーバの過負荷を解消するバックエンド爆速化プロジェクト、通称、“爆バク”です。

馬場:爆バク!カッコイイ!

霜鳥:僕の役割は爆バクの責任者として、「ナースではたらこ」全体の責任者であるプロジェクトマネジャー(PM)への報告を行い、後輩に作業を頼み進行を管理していくことです。改善すべきポイントはある程度見えていたので、順調に進むと思っていたのですが、ある壁にぶつかりまして…。

馬場:ある壁…?

霜鳥:初めての後輩育成ということもあり、“誰かに作業を任せる難しさ”に直面しました。改善点が見えていたこのプロジェクトは、ある意味では手順通り作業をこなしていくだけとも言えます。決められた通りの作業も、もちろんやりがいはあるのですが、後輩を上手く動機づけできなかったんです。僕もこの気持ちがよく分かるので、なんとかしなければと思いました。

馬場:技術を追い求めるエンジニアならなおさらですよね。具体的にどんな取り組みを行いましたか?

霜鳥:部内の組織開発の人と相談して、ワークを行うことになりました。その中で、彼のモチベーションの原点には「誰かに認めてもらうこと」があることが分かりました。僕は「この開発が出来たらカッコいいな」という内発的な面がモチベーションに影響するタイプなので、僕のモチベーションとはまったく違ったんです。だから、彼に十分、目を配れなかったのかもしれないと反省しましたね。他にも、うちの課では「みんな違う人だから認め合っていこうよ」という方針があって、定期的にドラッカー風エクササイズ(価値観を知るためのワーク)やDiSC®(自己分析ツール)を行っています。

馬場:エンジニアは、ひたすら自分のスキルを高めていく個人戦のイメージが強かったので、ワークまで行っているのは意外でした。

霜鳥:それからは意識的に声をかけて、こまめにやりとりすることを心がけました。最初は「やりたいことが見つからないです」と言っていた彼が、このプロジェクトを終える頃には積極的に手を挙げてくれるようになりました。

馬場:それは嬉しい変化ですね。

霜鳥:本当に嬉しかったですね。初めてこうした育成、マネジメント的な立場をやってみて、プログラミングスキルだけではダメだと気がつきました。プロジェクトの規模が大きくなるほど、たくさんの人を巻き込んで引っ張っていく求心力は必須になります。あくまでもメインは技術面ですが、マネジメントスキルも少しずつ学んでいきたいですね。

何事も否定しない。CTO豊濱さんがもたらしたエンジニアたちへの影響

馬場:もうひとつ昨年のトピックスとして、CTOとして豊濱さんが2020年11月に入社されましたが、影響を感じる場面はありますか?

霜鳥:これまでのディップにおける経営陣からの方針発表は、売上、営業戦略に関わる話題が多く、どうしても自分事として捉えづらいと感じていました。それが昨年から『Labor force solution company』実現に向けて内部開発体制の強化が始まり、CTOとして豊濱さんが着任されて、全社員2,000名以上が集まる社員総会の場でもエンジニアのことを話している。それによってエンジニア全体の士気が上がっていると感じています。それに、豊濱さんは僕たちとすごく距離が近いんです。

馬場:距離が近い?

霜鳥:CTOとは思えないくらいフランクで、気のいい先輩社員みたいな感覚でいつも話しています(笑)休日に一緒にオンラインゲームをして、敵キャラに倒される豊濱さんを見て「CTOが吹っ飛ばされてる!」とみんなでツッコんだり(笑)僕の後輩もこの前、豊濱さんとアイスを分け合って食べていました。

馬場:それは思った以上ですね(笑)豊濱さんと関わる中で、学びになった部分はありますか?

霜鳥:豊濱さんはどんな意見や状況に対しても否定しないんです。たとえば、現状のシステムに対しても、いきなり批判や不満から入るのではなく、「現状、そうなっている経緯」を尊重しつつ、その上で「じゃあどうしていくべきか」を常に考えてくれる人で。

馬場:ポジティブ思考は大切ですよね。

霜鳥:僕自身、物事をネガティブに捉えてしまいがちなので、見習いたい部分です。普段の会話から、隙あらばそのスタンスを盗んでいます(笑)

総合的にスキルを伸ばす。そして自分の武器を見つけたい

馬場:この2年間で多くの経験を積んできたと思うのですが、3年目の目標はありますか?

霜鳥:今年、昇格させてもらったS3等級の基準のひとつに“ひと通りの知識と技能をもっている”があります。まずは等級に見合うように、一般的なエンジニアとして必要な知識をしっかり身につけていきたいと思っています。その上で、自分の強みとなるスキルを伸ばしていきたいです。

馬場:強みは大事ですよね。ちなみに伸ばしていきたい分野はありますか?

霜鳥:一番興味があるのはアプリ面と低レイヤー(コンピュータシステムに関する領域)の中間層です。具体的にはAWS(アマゾン ウェブ サービス)の知識を身につけたいですね。現在、利用できるサービスは200種類を超え、どんどんアップデートされています。なので、各サービスでどんなことが出来るのかを勉強して、業務に活かしていきたいです。そして「●●は霜鳥くんが得意だからお願いしたい」と指名を貰えたら嬉しいですね。幸いディップは挑戦させてくれる会社ですし、これからも「これ出来たらカッコイイじゃん!」の精神で積極的に経験を積んでいきたいです。

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霜鳥 聖響

商品開発本部 システム統括部 システム開発部 グロースエンジニアリング課 2019年4月入社。バイクの他、工作が好きで家の家具の設計から組立、塗装までやっている。レーザーカッターを導入したのでいろいろ作っていきたい。

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馬場 翔大

企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 中日本制作課 原稿作成や取材を通して、クリエイターとは何たるかを模索中。スキあらばラムネを食べてる。