Webもアプリも。iOSもAndroidも。なんでもできる人になりたい。【ディップ21卒内定者・エンジニア職編】

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城戸 健汰
琉球大学 理学部 物質地球科学科専攻 ▼詳細

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高橋 正憲
商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 ▼詳細

ディップの内定者は、何を思い、どんな軸でディップへの入社を決めたのか。今回はシステム統括部にてエンジニア職に内定している城戸(きど)さんに、大学生活のことやディップを選んだ理由など、オンライン取材で聞いてみました。

とある映画をキッカケに、エンジニアを志す。

高橋:城戸さんは、昔からエンジニアを目指されていたんですか?

城戸:いや、ぜんぜん。小学生くらいの頃からずっと宇宙系の分野に興味があって、そのまま高校まで理系の道を歩んでいました。一度大学受験に失敗したのですが、1年間浪人して、宇宙系の研究室がある琉球大学に入学しました。

高橋:なるほど、もともとは宇宙が好きだったと。でもそこからなぜエンジニアに?

城戸:大学3年生の頃に、物理が嫌いになったんです(笑)1年生から3年生までずっと物理学を勉強してきたのですが、難しすぎて…。それで、自分がやりたいことも分からなくなり、一度大学を休学して、留学に行こうと考えたんです。でも、留学して英語だけを勉強するのもなんだかもったいない気がしていて。

そんなとき、たまたまとあるSNSの起業をテーマにした映画を観て、すごく感動したんです。この映画の世界みたいに、自分がつくったプロダクトが世界の人たちに使われるってすごくカッコイイなと思って。それで、1年間の休学は留学に行くんじゃなくて、プログラミングを勉強して、自分の将来のためにスキルを身につける期間にしようと決めました。

高橋:なるほど。そんな経緯があったのですね。

1年間の休学。2ヵ月半で70万円を貯め、プログラミングスクールへ。

高橋:具体的に、休学中はどのようなことを?

城戸:2019年10月から1年間休学にして、最初はずっとアルバイトをしてプログラミングスクールに通うお金を貯めていました。2ヵ月半くらいバイトをして、70万円くらい貯めて。そのお金で、プログラミングスクールに通い始めました。

高橋:2ヵ月半で70万円…すごい。プログラミングスクールではどのようなことを?

城戸:合計10週間のカリキュラムが組まれていて、最初の5~6週間は1人で黙々とカリキュラムをこなしていく感じでしたね。後半の7~10週目では1チーム5人くらいのチームを組んで、チームで開発をしていきました。

高橋:チームの開発ではどのようなことを?

城戸:ECサイトをイチから作成していくという課題でした。HTML、CSSで画面をつくるところから始まり、購入機能やクレジットカードの決済機能だったり、そういったものを自分たちで調べながらつくっていきました。

高橋:やってみてどうでしたか?

城戸:1人での作業だと全部自分のペースで進められるのですが、5人で、しかもみんな初心者だったので、いろいろ大変でしたね。特に、そのとき僕は22歳だったのですが、周りは30歳前後の社会人経験者の方が多くて。けっこう年の差もあり、コミュニケーションでつっかえる部分が最初はしんどかったです。

高橋:他にはどんなことをされたんですか?

城戸:カリキュラムの中に、自分のポートフォリオをつくる時間があって。そこで自分がエンジニアを目指すキッカケになったSNSを真似してつくってみようと思い、似たようなアプリをつくりました。

高橋:僕には想像ができない世界なのですが…具体的にどのように進めていくんですか?

城戸:まずは見た目の部分からつくり込みます。参考にするSNSの画面と自分の画面を照らし合わせて、HTMLとCSSでフロント部分をつくっていって、その後は機能の洗い出しです。テキストを投稿する機能、写真を投稿する機能、いいねできる機能、コメントできる機能、そういうのをすべて洗い出して、ひとつずつ自分で調べながらつくっていきました。完成するまでに9個くらいのアプリをつくっては試したのですが…最終的には想定していた機能が全部つくれるようになりました。

高橋:プログラミングスクールを経て実際にプログラミングをするようになって、感想はいかがですか?

城戸自分が知っていること、やれることが増えて、自分の考えたことがどんどんパソコン上に現れるというのは、すごく気持ちがよくて、もう楽しくて楽しくて仕方がないという感じですね。プログラミングスクールを卒業した後、リモートでエンジニアのインターンもしているのですが、やっぱり楽しいです。

学生である自分の意見を、真っすぐに受け止めてくれたディップ。

高橋:そこから就活に進まれたと思うのですが、どのような経緯でディップに?

城戸:プログラミングの専門サイトで就活を始めて、そこで出会ったのがディップでした。最初はカジュアル面談から始めて、次に面接へと進んでいきました。

高橋:面接を受けてみて、ディップの印象はどうでしたか?

城戸:面接では自分のポートフォリオも見ていただいたのですが、「ここはどうやってつくったの?」「ここはなぜこういう見た目にして、どういう風に工夫したの?」とすごく興味を持っていただけて。実は他社の選考では、ポートフォリオを提出しても面接ではぜんぜん触れられないということもあったんです。でもディップは自分のやったことや技術に対してすごく興味を持ってくれたというか、履歴書だけで判断するのではなく、自分のモノづくりや技術に対する考えにもしっかりと興味を向けてくれたので、エンジニアとしてすごくうれしかったんですよね。認められた感じがしたというか。なので働くならこういうところで働きたいなという思いが強くなっていきました。

高橋:他には何かありますか?

城戸:個人的に、外国人の方の雇用問題に興味があったので、僭越ながら『ハローバイトル』の改善案を面接で提案しました。英語の部分が少なかったりしたので、ここをもっと英語にしたほうがいいのではないかとか、アジアの方のためにアジア系の国をもっと増やしたりとか、雇用する側がもっと雇用したいと思えるようなプロフィールの設定をしたほうがいいのではないかとか。そうしたら、それに対しても「なるほどね」などとスルーするのではなく、「いいね」「ウチでやってみなよ」と評価いただけて。学生である自分の意見も真っすぐ、真摯に受け止めてもらえた気がしました。

高橋:なるほど。「人」以外の面ではどうですか?

城戸:目先の利益よりもユーザーや人を大切にする社風を感じて、すごく共感しました。たとえば最近ではコロナ禍の影響により欠員の対応で苦労されている企業に対し短期求人掲載枠を無償で提供したり、新型コロナウイルスに感染して休業した場合の休業時の経済支援をしたり。2003年には投資家を守るために上場を延期したという話も聞いて、目先の利益や上場といったことにこだわるのではなく、人のため、人を守るために行動してきたんだということにすごく惹かれましたね。

高橋:なるほど。

城戸:もうひとつは、常に時代背景やユーザーに合わせて事業やサービスを展開しているところです。最初は『はたらこねっと』から始まったと思うのですが、2009年には社会的ニーズがより一層高まると思われる看護師さんの求人不足に対し新規事業『ナースではたらこ』を開始して社会改善を行ったり、今はAI・RPAという時代の変化に合わせてどんどん新しいサービスをつくっていますよね。そういった柔軟性がすごく良いなと思いました。

人を大切にする、時代に合わせて変化していくということは、長く続く会社になるとも思っていて。そういった企業で自分自身も長く働き成長していきたいなと思い、ディップへの入社を決めました。

エンジニアとして、PMとして、たくさんの経験を積みたい。

高橋:最後に、ディップに入社して実現したいことなどはありますか?

城戸:もともとの憧れにあったように、サービスの企画・開発にとどまらず、リリース、運用保守までできる人になりたいというのは常々思っています。ディップの場合、運営しているサービスが複数あり、Webもアプリも、iOSもAndroidも、言語もPythonやRubyなどたくさんのものに携われます。なので、まずはいろんなものにチャレンジして、自分の成長の幅を広げていきたいですね。また、エンジニアという役割にこだわらず、PMとしてサービスを牽引していくことにもチャレンジしていきたいです。そうすることで、自分のやりたいことを実現しながらも、会社・世の中に価値を提供できる人になりたいなと思っています。

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城戸 健汰

琉球大学 理学部 物質地球科学科専攻 2021年、ディップに新卒入社予定(内定)。宇宙系の研究に憧れ理系の道を歩むが、とある映画をキッカケにエンジニアを志す。1年間休学し、2ヵ月半で70万円を貯め、プログラミングスクールへ。趣味は魚突き(素潜り)、猫、ゲーム。

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高橋 正憲

商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 3代目dip people編集長。2008年に新卒で入社し、進行管理、広告審査室、制作ディレクター、管理職などを経験。2020年4月より現職。