看護師さんと医療機関。双方の想いをつなぐキャリアアドバイザー。

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髙橋 萌英
HR事業本部 エージェント事業部 人材コンサルティング1部 首都圏2課 ▼詳細

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馬場 翔大
企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 中日本制作課 ▼詳細

看護師さん専門の人材紹介サービス「ナースではたらこ」で、キャリアアドバイザー(以下CA)として活躍する髙橋萌英さん。入社6年目となる彼女が、CAを志した理由、看護師さんとのやりとりの中で得た学びなどを伺いました。

どこよりも“誰かのために”を実感できると思いディップに決めた

馬場:髙橋さんは新卒でCAとしてディップに入社されて6年目ですが、入社のきっかけから教えていただけますか?

髙橋:就職活動を始めるまでは「この仕事に就きたい」と明確な目標はなく、さまざまな企業の説明会を受けていました。その中で、生き生きと自立して働く女性への憧れから、自分ひとりの裁量が大きく、努力次第で成績の上がる余地が大きい営業職に興味を持ちました。営業職の仕事を探していく中で、私自身、誰かの役に立ちたいと思うタイプだったので、自分ひとりで求職者と企業を結べる人材紹介が魅力的に映ったんです。

馬場:そこからディップを選んだ決め手はなんだったのでしょう?

髙橋:ディップでは1年目からCAとRA(医療機関に対して営業を行い、求人案件の開拓や具体的な人材ニーズのヒアリングを行う職種)の両方を担当できることが一番の決め手でした。一般的な総合系の人材紹介だと、1年目はRAとして経験を積み、徐々に求職者と関わっていく場合が多いようです、大手の企業ほどこの傾向は強いと聞きました。

馬場:両方をひとりで担当するのは責任が大きそうですね。

髙橋:たしかに重責ですが、“人”に大きく関わる仕事という部分に、それ以上の魅力を感じていました。一般的な営業職は売る商品が決まっていて、機能性や値段といった定量的な部分が商品の魅力ですが、人材紹介は有形の商材がないので、自分がどれほど求職者のことを理解できているかという点が重要です。これは人柄をはじめ、とても曖昧なものだからこそ自分の伝え方次第で魅力を何倍にも大きくできるはず。営業をやる以上、納得したものしか売りたくないと思っていた私にとって、この仕事ならもっと誰かの役に立つことができる人になれるのではないかと思ったんです。

馬場:無形商材だからこそのやりがいですね。ディップの面接の印象はどうでしたか?

髙橋:どの担当官もいち学生である私の話を真剣に聞いてくれたことを覚えています。“誰かの役に立てる仕事がしたいと思っている”と話したところ、「他人軸で動けるのはとても良いことだから、これからも続けていってほしい。加えて自分の軸も持てるようになると、次のステップに進めるはずだよ」とアドバイスまでくださいました。

馬場:僕もディップの面接はしっかり話を聞いてくれた印象があります。

髙橋:ディップの面接のおかげで自己理解がより深まったと感じました。また、ディップはユーザーファーストを掲げていて、看護師さんのための行動が成果につながるという考えが、誰かの役に立ちたいという自分の気持ちとピッタリだと思い入社を決めました。

入社3ヵ月でCAデビュー。たくさんの人生を聞けるのは刺激になる

馬場:実際に入社してCA業務がスタートしてからはいかがでしたか?

髙橋:最初はロープレ(先輩が看護師さん役になり、希望条件をヒアリング、求人案件の紹介を練習すること)を重ねて、知識やスキルを身につけていきました。これに加えて、研修でもらった本や、実践を通して医療業界についてを覚えていきました。入社から3ヵ月後にはCA業務がスタートしました。

馬場:あっという間にデビューなんですね。

髙橋:憧れていたCA業務に早い段階から関われて嬉しかったです。それに、もちろん守秘義務がありますが、多くの人の転職理由や生活背景までを踏み込んで聞けるのは、この仕事ならではだと思いました。いろいろな背景を抱えながら働いている人の話は、学生生活では触れることのできない価値観ばかりで、ひとつ一つ意図を汲み取って理解を深める時間は自分の視野が広がるきっかけになります。ときには自分と異なる考え方をする方もいますが、丁寧に歩み寄り距離を縮められたときは、成長を実感できますね。

馬場:ちなみに、初めて担当した看護師さんについては覚えていますか?

髙橋:よく覚えています!すごく印象的な方でした。

馬場:どのような方でしたか?

髙橋:50代半ばの女性で、看護師求人では少ない夜勤専従でのWワークを希望された方でした。たくさんの経験を積んでこられたベテランの看護師さんだったのですが、直接お会いして、面接にも同行して、先輩にアドバイスを貰いながら、新人なりに精一杯やれるだけのことをしました。そうしたら、とてもかわいがってくださって、医療業界や看護師さんの仕事のことについてたくさん教えてくださいました。

馬場:先輩や看護師さんに助けられながら仕事を覚えていったんですね。

髙橋:この方だけに限らず、看護師という仕事柄からか、世話好きの方が多い印象があります。

馬場:不安はありませんでしたか?

髙橋:最初は担当する看護師さんごとで、先輩に相談する時間を設けてもらっていたので、不安は少なかったです。看護師さんと話した内容から、どういう希望、志向性を持っている方なのかを一緒に考えて、紹介する求人案件のアドバイスをもらっていました。

馬場:なるほど。ただ、看護師さんの希望する通りの転職先を紹介するだけではないんですね。

髙橋:看護師さんがイメージしていなかった転職の選択肢を広げることが私たちCAが介在する価値だと思います。そのためには、看護師さんとの会話から、希望条件の先にある“どういう生活をしていきたいか”を想像する力が必要です。先輩から教わったおおよその傾向や実例と、看護師さんの言葉を照らし合わせて、最適解を模索するこの仕事は、まさに“誰かの役に立つために努力する仕事”そのものだと思います。

馬場:明確な正解がない分、悩むことも多いのではないですか?

髙橋:人の気持ちを理解するって一筋縄ではいかないですよね。実際、最初はうまくいかないことも多かったです。看護師さんとの連絡が途絶えてしまったり、面接まで進んでもミスマッチで断られてしまったり。そのたびに先輩とひざを突き合わせ、改善策を考えていました。看護師さんに助けられることも多く、出会いに恵まれているなと実感しています。

看護師さん、医療機関の両面と関われば、採用が決まったときの喜びは2倍

馬場:改めてCAとRA両方を担当できる良さはどこにあると感じていますか?

髙橋:転職を希望している看護師さんの悩みも、人手不足に陥っている医療機関の悩みも、直接自分で聞いて解決していけるところです。すべてひとりで行えるのは責任が大きい分、2倍のやりがいを実感できると思います。

馬場:特に実感が大きかったエピソードはありますか?

髙橋:体調に不安がある看護師さんを担当したときのことは、とても大きな経験になりました。その方は急性期(急患や重症に対する処置が必要な段階)の小児科を希望されていたのですが、体調のこともあり他の人材紹介会社では希望に合った求人が見つからないとおっしゃっていました。

馬場:たしかに難しそうですね…。

髙橋:何度も会話を重ねる中で、子どもが好きで小児科に関わりたいという軸が見えてきました。そのため「急性期だと、もし勤務中にご自身の体調が悪くなったら患者様の命に関わる可能性も出てくる」と理由をしっかりと説明した上で、新たに児童思春期精神科を提案しました。そうしたら、前向きに検討してくださりました。

馬場:選択肢が広がったんですね。

髙橋:その看護師さんはとても人柄の良い方で、面接まで進めれば絶対合格できると思っていました。人柄を知っているからこそ、病院側への説明もスムーズに行えたんです。看護師さんの事情と小児科に関わりたいという想いを伝えると「ぜひうちで働いてほしい」と内定をいただくことができました。

馬場:まさに求職者と医療機関を繋ぐエピソードですね。

髙橋:採用が決まった時はふたりで大喜びして、看護師さんの親御さんからもお礼の言葉をいただきました。食卓の会話で「髙橋さんがこんなアドバイスをしてくれたんだよ」と私のことを話題にしてくださっていたようで。そのくらい、誰かの人生に関われて、寄り添えたことがとても嬉しかったです。

馬場:素晴らしい関係性ですね。

髙橋:より踏み込んで希望を伺った上で、それを叶えられる職場を考え、求人を探して提案できたからこそだと思います。最初は、看護師さんの希望にない選択肢を提示することに対して、「断られてしまうかな?」という気持ちもありました。でも、しっかりとヒアリングして、合うと考えた理由を説明できれば、自然とその人の価値観に沿った提案になり、喜んでいただけるんですよね。

チーム内でも誰かを支えられる人になれたら

馬場:最後に今後の目標などを教えていただきたいです。

髙橋:これまで以上に、幅広い範囲で求職者と医療機関をつなげていきたいと考えています。今期から事業部の方針として、看護師さんだけでなくあらゆる医療従事者へのお仕事紹介ができる体制を整えています。これまで泣く泣くお断りしていた介護士や理学療法士、作業療法士の方などの転職もサポートすることが出来れば、医療業界の人材不足に対する貢献度がより高まると感じています。

馬場:医療業界の人手不足は、看護師さんに限った話ではないですからね。

髙橋:現場レベルでも業界全体の人手不足を感じることは多いです。医療機関に問い合わせると、介護士が足りていないと相談をもらうこともありますね。また、人材紹介は採用が決まって終わりではなく、入職後、スムーズに職場に馴れて活躍できるようフォローをしているのですが、早期退職の理由のほとんどは職種問わず人材不足による業務過多なんです。忙しいから職場の空気が悪くなる、人間関係が悪くなる…など、単に忙しいだけでなく様々な悪影響が出てしまいます。

馬場:より広い範囲で求職者と医療機関をつなげていくことが出来れば、役に立てる機会が増えそうですね。

髙橋:今までは看護師という医療業界の一部でしか力になれなかったのですが、より多職種の求職者と医療機関を繋ぐ機会を増やすことが出来て、それが業界全体の役に立つと考えると夢が広がりますよね。

馬場:髙橋さんご自身の目標についてはどうですか?

髙橋:私は6年目になって、教える立場になることが増えてきたこともあって、後輩指導やチームを支える役目を目指していきたいと思っています。最初にお話した就活の軸にしていた“誰かの役に立ちたい”という気持ちは今でも変わらないので、一番近くにいるメンバーのサポートができたら嬉しいです。

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髙橋 萌英

HR事業本部 エージェント事業部 人材コンサルティング1部 首都圏2課 2016年4月入社。新卒でディップに入社して以来、CAひと筋。前向きな転職活動をしてもらえるようなサポートをするために奔走中。

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馬場 翔大

企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 中日本制作課 原稿作成や取材を通して、クリエイターとは何たるかを模索中。スキあらばラムネを食べてる。