【一人ひとりに寄り添うサポート】で、【より良いキャリア】に変える。それが私の【passion】。
キャリアアドバイザーとして働く、野口 奈津樹(ノグチ ナツキ)さんに、入社動機、現在の仕事、目指す未来についてお話いただきました。
「伝える」ことの大切さに気づき、エージェントの道を志す
教員を目指し、大学は教育学部に所属していました。しかし、教育実習をしていくなかで、社会経験のない教員が生徒を指導することに違和感を覚えた一方で、教育実習や大学の部活を通し、人に「伝える」ことに興味を抱くようになりました。自身の経験や知識、気づきを伝えることで、相手に良い影響を与えていく。そのことに喜びを感じている自分に気づいたのです。
就職活動でも、「伝える」ことで人や社会に良い影響を与えていく仕事に就きたい。そうした私の想いに最も合致していたのが人材紹介のエージェント業務でした。専門知識を有するスペシャリストになりたいとも考えていたので、「ナースではたらこ」のキャリアアドバイザー職の採用試験を受けました。看護師さんの転職をサポートするエージェント業務は他社でもできましたが、看護師さんと医療機関の担当が分かれておらず、ひとりのエージェントが両方のサポートを担えるのが魅力的でした。
求職者と信頼関係を築き、看護師と医療機関の橋渡し役を担う
千葉・埼玉エリアの看護師さんの転職をサポートしています。医療機関に日々ヒアリングを行い、どのような人材を求めているのかを常に把握しながら、求職中の看護師さんに就職先のご提案を行っています。
今後のキャリアへの希望や仕事に対する悩み、家庭の状況など、看護師さんはそれぞれが独自の想いや事情を抱えています。そうしたなかで私は一人ひとりの看護師さんに寄り添い、就職先のご紹介をするのはもちろん、書類選考や面接の対策、そして入職後のフォローまで、転職に関わることを総合的にご支援しています。
経験が浅かった入社当初は、サポートが十分でなかったのではと反省したこともありました。どのようなフォローをどこまで手厚く行うべきかは、相手の看護師さんによって異なるもの。看護師さんと信頼関係をしっかり築いてはじめて、必要な支援を提供でき、それを受け入れてもらえます。先輩にアドバイスもいただきながら経験を積み、段々と看護師さんと上手に関係性を育めるようになってきました。
転職に苦労していたご支援。わずか1ヵ月で入職までサポート
看護師さんと医療機関の両方のニーズを直にお聞きし、深く理解しているからこそ、実現できる支援があります。例えば、1年ほど前にご支援した、転居に伴って新たな就職先を探していた看護師さん。介護業界で約10年の経験を積んだ後に看護師となった方で、看護師としての経験は1年ほど。また、シングルマザーであるため、生活のために一定水準以上の給与が必要であり、学童保育へお子さんを預けられない日曜に休みたいという希望があったため、ご自身での転職活動に苦労されていました。
私がその看護師さんに紹介したのは、ある訪問看護ステーション。訪問看護では、ひとりで利用者様のご自宅を訪れて業務を行います。そのため、まだ経験の浅かったその看護師さんは、訪問看護関連の施設を就職先の候補から外していました。しかし、私は介護士としての豊富な経験が活かせる仕事であることや、独り立ちするまではマンツーマンで先輩から指導を受けられること、在宅医療の需要の高まりから希望水準の給与を確保できることなどをご案内。日曜・祝日を休める施設でもあったため、看護師さんは前向きに考えてくれるようになりました。
一方で、看護師経験の少なさから書類選考で落とされてしまう可能性もあると考え、訪問看護ステーションのご担当者には、豊富な介護士経験や傾聴力に優れたお人柄を丁寧にご説明しました。その結果、面接の機会を設けていただき、無事に入職が決定。ご支援した看護師さんは入職後に大変活躍され、現在は管理職の候補にもなっているそうです。そして、ご本人からも「野口さんのおかげで楽しく働けています」と感謝の言葉をいただけて胸がいっぱいになりました。
人生の転機に立ち会えるやりがい。多くの看護師のキャリアを支えていく
転職は人生の大きな転機。そこに立ち会い、ご支援できるのがキャリアアドバイザーとしての喜びです。また、医療機関の採用をお手伝いし、「医療現場の人手不足」という社会課題への貢献も実感できます。アドバイザーとして経験を積むにつれて医療機関との信頼関係も深められており、最近では担当者から頼りにしていただける機会も増えました。
私は入社して3年目なので、ひとりの看護師さんの転職を複数回サポートした経験はありません。しかし、先輩社員の話を聞いていると、一度担当した看護師さんから、転職のたびにご相談いただけることも多いようです。キャリアアップを目指しての新たな職場探しや、ご結婚や子育てによる働き方の変更など、ライフステージに合わせた就職を支援している先輩たちのように、私も看護師さんたちと信頼関係を築いていき、多くの方のキャリアを継続的にお手伝いしていきたいです。