医療業界の未来を変えるのは、日々の小さな積み重ね。2年目社員が語る、キャリアアドバイザー職の仕事の価値とは。

interviewee

長岡 奈津美
エージェント事業本部 メディカルケア事業部 人材コンサルティング2部2課 ▼詳細

author

dip people編集部
▼詳細

ディップには若手から責任ある仕事にチャレンジできる風土があります。医療業界に特化した人材紹介を行うエージェント事業部は、1年目からBtoC(対求職者のキャリアサポート)とBtoB(医療機関の開拓・提案)の両面の役割を若手社員に任せていくのが特徴です。今回は入社2年目、キャリアアドバイザー職として活躍中の長岡 奈津美(ナガオカ ナツミ)さんに、これまでの挑戦とそこから得た成長、仕事のやりがいについて、詳しくお話いただきました。(インタビュアー:人事総務本部 採用戦略推進室 岩野)

「人の人生に関わり、自分も成長したい」という想いでディップへ

岩野:本日はよろしくお願いします!まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

長岡:長岡奈津美です。2022年にディップへ新卒入社しました。入社以来、キャリアアドバイザー職として人材紹介の営業をしています。転職を検討されている求職者の方と、人材を必要としている医療機関の間に立ち、両者のベストマッチングを実現させることが主な役割です。

岩野:ありがとうございます。就職活動時は、どんな軸を持っていましたか?

長岡:絶対に外したくないと思っていた軸は2つありました。1つは「人の人生に関わる中で自己成長できるか」、もう1つが「立場関係なく意見を言い合い、チームで協力しながら働けるか」です。

岩野:その軸を持つことになった背景をお聞きしたいのですが、学生時代の経験が関係しているのですか?

長岡:はい。私は大学4年間、集団塾のアルバイトに力を注いでいたのですが、その塾は学生のアルバイトにも責任のある役割をどんどん任せていくスタイルで、私も大学3年生の時に教室長に挑戦させていただき、生徒の志望校合格に向けて、一人ひとりの学習計画を考えたり、講師のベストな配置を考えたりする仕事をしていました。プレッシャーもありましたが、生徒が志望校に合格して嬉しそうにしている姿を見るのは大きなやりがいでした。自分なりに頑張って考えた「生徒のための行動」が、生徒の人生や進路の選択肢に繋がっているというのは、すごく嬉しいことだなと感じたんです。それが「人の人生に関わりたい」と思ったきっかけですね。

岩野:責任ある仕事を任されていたのですね。

長岡:社員さんに怒られてしまうこともありましたし、後輩に厳しい指摘をしなくてはいけない場面もあり、正直大変だと思うことも多かったですね。ですが、お互いに意見を言い合い、協力しながら進めたことで、より生徒のためになる授業や進路指導ができたと思います。私自身、もともとチームプレーがそんなに好きなタイプではなかったのですが、チームで協力して大きな成果を出す喜びを感じました。

岩野:なるほど、その経験から先ほどの就活の軸が生まれたんですね。職種は営業職で探していたのですか?

長岡:最初から絶対営業職だと決めていたわけではないのですが、成果が数字で見えやすい営業職は自分に合っているのではないかなと考えていました。実は教室長をしていた時、入塾数などの数値目標も持っていたんです。生徒の目線になって、「どうしたら楽しんでもらえるだろう?」「どうしたら通いたいと思ってもらえるだろう?」と考えて体験授業を工夫したことが入塾という数字に繋がって、それを評価してもらえることが嬉しいなと思っていたんです。いろいろな職種を見ていましたが、最終的には営業職に絞りましたね。

岩野:その中でディップのキャリアアドバイザー職を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

長岡:私が叶えたい2つの軸が最も合致していると感じたからです。ディップは医療業界に特化した人材紹介をしています。医療の仕事は人の命に直結するので、私が医療従事者の方の就業を決めたら、その方の人生はもちろん、医療サービスを受ける患者様の人生にも影響を与えられるのではないかと思いました。また、選考中に社員さんと話す中で、立場に関係なく意見を言い合える環境であることや、色々なチャレンジをさせてくれる社風であることも伝わってきて、入社を決めました。

私の電話が、医療機関の可能性を広げる

岩野:ここからは入社後の具体的な仕事についてお聞きできればと思います。キャリアアドバイザーとして入社して、どんな業務からスタートしていったのですか?

長岡:入社から1か月は研修で、基本的なビジネスマナーや医療業界の大枠を学びました。5月からRA(リクルーティングアドバイザー)業務が早速始まり、まだディップとお取引のない医療機関にお電話をかけて、新規開拓をしていきました。

岩野:入社からわずか1か月で医療機関の新規開拓を担当するのですね。実際やってみてどうでしたか?

長岡:1日に40~50件くらい新規のお電話をかけて、当社とお取引いただけるのは1件あるかないかくらい。人材紹介というサービス自体を使いたくない、他社で契約しているから必要ない、そもそも今募集をしていない…など、様々な理由でお断りされることが多いです。電話の相手は自分より圧倒的に知識豊富な方なので、とっさの質問に答えられず、勉強不足を感じることもありました。

岩野:かなり大変そうですね…。

長岡:入社前は求職者の方とのやりとりがメインだとイメージしていたので、こんなにたくさん医療機関に電話するのかという驚きは正直ありました。

岩野:新規開拓の電話をするにあたって、どのようにモチベーションを保っていたのでしょうか?

長岡:お客様の中には、取引はお断りされたとしても、今どんなことに困っているのか?どんな方が活躍されているのか?など踏み込んで聞いてみると、意外と話をしてくれる方もいらっしゃるんです。新規開拓の電話を通して新たに学ぶことも多く、すぐには上手くいかなくても、そこから得られるものはあると思えていたので、モチベーションを保てていたのかなと思います。

岩野:様々な考えや価値観を知ることのできる機会と捉えると、楽しみながら頑張れそうですね。

長岡:そうですね。私はそれに加えて、新規開拓は医療機関にとってメリットがあると本気で思っているので、前向きにやれているのかなと思います。

岩野:お断りされることが多いと「相手に迷惑なのでは」と感じてしまいそうですが、なぜ長岡さんは新規開拓が医療機関にとってメリットがあると思えるのでしょうか?

長岡:例えばお菓子を食べるときでも、旅行のプランを考えるときでも、たくさんの選択肢がある中から選んだ方が、より自分に合っているものを選択できると思うんですよね。それと同じで、医療機関に対しても「ディップの人材紹介という選択肢」を知ってもらうことで、よりマッチする人材と出会える可能性が増えるかもしれない。契約をするかどうかは医療機関の判断次第ですが、知らずに選ばないのはもったいないなという気持ちで電話しています。

1人の就業決定が、たくさんの幸せを生み出している

岩野:ディップのキャリアアドバイザー職は、医療機関向けのtoB営業(RA業務)と、求職者向けのtoC営業(CA業務)の両面を一人で担当しますよね。これまでもたくさんの求職者の方を支援してきたと思いますが、特に印象に残っている方はいますか?

長岡:約3ヶ月サポートした、ある求職者の方が特に印象に残っています。これまでに何度も転職を繰り返してきた方で、その経歴もネックとなり転職先がなかなか見つからない状況でした。私もその方とマッチしそうな医療機関に片っ端から電話をしましたが、連続して断られてしまいました。それでも諦めずにハローワークの求人や他社の求人サイトなどをこまめに確認していたところ、1件だけマッチしそうなクリニックを見つけたんです。そこは当社との取引のないクリニックでしたが、求職者の方の人柄やスキルを熱心にお伝えしたところ、面接の機会をいただけることになりました。

岩野:なぜ新規開拓をしてでも、その求職者の方の転職を支援したいと思えたのでしょうか。

長岡:就活時から変わらず、人の人生を支えたいという想いがあったからだと思います。その方は働く意欲も高く、とても一生懸命でしたし、これまでの経験も豊富でスキルも持ち合わせている方だったので、「この方にマッチする職場に出会えたら、職場にとっても、患者様にとっても、きっとプラスになる活躍をしてくれるはず」という自信もあったんです。その想いを最大限クリニックに伝え続けました。

岩野:それから面接まではどんなサポートをされたんですか?

長岡:まずはクリニックに送る申し送りシートにその方のアピールポイントをたくさん記載しました。面接対策も一緒に行い、面接当日は私も同席しました。結果は見事合格となり、とても喜んでいらっしゃって、「頑張ります!」と力強く言ってくれました。最後まで諦めずにご紹介できる求人を探し続けて、本当に良かったなと思えましたね。

岩野:長岡さんが粘り強く行動し続けたからこそ成立したマッチングですね。クリニック側からは何かフィードバックはありましたか?

長岡:入職後もクリニックと定期的に連絡をとっているのですが、「一生懸命頑張ってくれているよ」とご報告いただいています。私が紹介した方が活躍してくれて、医療機関や患者様のためになれているのだなと実感できました。

四者満足を実現できる営業へ

岩野:もうすぐ入社して1年半ですね。入社当初と比較して、自分自身が成長したなと思うのはどんなところですか?

長岡:「役に立ちたい」と思う相手の幅が広がったことは、私の中で大きな成長だと思います。もともと「人の人生をサポートしたい」と感じていたので、入社当初は求職者の方寄りの気持ちが強かったと思います。今も求職者の方に対する想いは全く変わっていませんが、この1年で医療機関の方から「長岡さんが紹介してくれた方が活躍してくれて、本当に助かっている」という声をたくさんいただくことができて、本当にやりがいを感じました。医療機関や、その先にいる医療サービスを受ける患者様などに対しても「貢献したい」「喜んでいただきたい」という想いがより強く芽生えるようになりました。

岩野:素敵ですね。今後はどんなキャリアアドバイザーを目指していますか?

長岡:「求職者」「医療機関」「医療機関の患者様」「自社(ディップ)」の四者満足を実現するキャリアアドバイザーを目指したいです。求職者と医療機関のベストマッチングを成立させることで、医療機関のサービスが充実し、患者様に満足いただく。そういった良い就業決定で、ディップにも売上が入り、信頼にもつながる。そんな状態を目指したいですね。

岩野:最後に、ディップへの就職を考えている方にメッセージをお願いできますか?

長岡:ディップのキャリアアドバイザー職は、医療機関と求職者の双方に直接関わる仕事なので、両者の板挟みになって大変な想いをすることも多いと思います。また、専門職に特化しているからこそ、勉強しなくてはならないことも多くて大変です。ですが、自分の目の前にいる人だけでなく、その先にいる人たちにも大きな影響を与えることができ、とてもやりがいのある仕事だと思います。

また、人材紹介営業というと、一人の営業が一人の求職者を担当する、個人プレーを想像される方も多いと思うのですが、ディップはチームで支え合いながら働けるところが魅力です。落ち込んだ時は手を差し伸べてくれて、上手くいったことは一緒に喜んでくれる上司先輩、同僚がたくさんいます。誰かの人生に寄り添うというのは難しいことではありますが、チャレンジしてみたいと思える方にとってはすごく合っていると思います!一緒に働ける日を楽しみにしています。

関連記事一覧

interviewee

長岡 奈津美

エージェント事業本部 メディカルケア事業部 人材コンサルティング2部2課 2022年新卒入社。主に大阪エリアで仕事を探す看護師様の転職と、採用課題を抱える医療機関様の課題解決をそれぞれ支援している。医療機関様とのコミュニケーションに力を入れ、活躍いただける看護師様とのマッチングを実現させることがこだわり。好きなものはお好み焼きといちご大福。

author

dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。