午前はリモワ。午後から出社。 楽しく暮らしやすい家庭をつくるために。 【ワーママ・パパの働き方Vol.2】

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亀田 重幸
商品開発本部 次世代事業統括部 dip Robotics ▼詳細

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dip people編集部
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現在、AIを活用した営業支援アプリ「レコリン」の開発や社内業務のRPA化の推進などに携わっている亀田さん。スピード感のあるIT分野でご活躍される中、お子様の誕生を機に、リモートワークを活用した新しい働き方にチャレンジされています。なぜその働き方を選んだのか、実践してみて分かったことなどを、詳しく伺いました。

家族の状況に合わせて変えてみたこと

―― お子様が誕生した後の「働き方の変化」について、教えてください。

子どもが生まれた最初の1ヶ月は、月曜と金曜を終日リモートワークにし、火・水・木曜に出社するという形を取っていました。妻が自宅から1時間くらいのところにある実家で里帰り出産をしていたので、月曜と金曜は僕も妻の実家に行って仕事をし、休憩時間に育児に参加できるよう、新しい働き方に挑戦したんです。

2ヶ月目からは妻も自宅に戻ったので、始業までの間に育児を手伝える体制をつくり、午前中はリモートワーク、午後は出社するという形に変えています。

初めは育休を取ろうかとも考えたのですが、忙しい時期でもあったので、なかなか踏み切れませんでした。でも子どもが小さい時に妻にすべてを任せて育児に参加しなくなると、夫婦の間で育児スキルの格差が生まれてしまう。それは避けたいですし、一部を手伝う協力というスタイルではなく、子どもの育児は夫婦で一緒にやっていくべきだと話し合っていたので、リモートワークを活用して育児と仕事を両立し、妻の負担を減らせる働き方をしようと決めました。

―― 2ヶ月目からリモートワークの形を変えたのはなぜですか?

夜中の断続的な授乳でまとまった睡眠時間を取れない妻の睡眠時間を確保するためです。実際に育児をやってみて、これはミルクやおむつの交換をするよりも大切なんだと気づきました。

なぜなら、産後は慣れない育児のストレスが重なり、さらにずっと眠い状態でいると、どんどん精神的に辛くなっていき、気持ちが後ろ向きになってしまうからです。これを解消するために、僕が朝早い時間帯の育児を担当し、その間の2時間だけでも妻にまとまった睡眠時間を取ってもらうようにしています。

―― 時短勤務ではなく、午前中をリモートワークにしたのはなぜですか?

夜中に育児を担当したことがきっかけですね。僕は常に楽しく暮らしやすい家庭を創るにはどうすればいいかを考えているので、辛そうな妻を見ていて、その原因が何かを予測しながら洗い出し、一つずつクリアしていくようにしていました。

例えば、ミルクを作るとき、消毒に気を遣ったり、適温を気にして時間がかかるのがネックなのであれば、沸騰したお湯から温度を下げていくのではなく、ウォーターサーバーで最初から適温になるように作るとか。そういったことをいくつか考え、効率的にできるように解決していったんです。

ただ、それでも辛そうな日が多かったので、これだけでは変わらないなと思っていたころ、夜中の育児を担当したんです。普段は仕事があるので妻が担当してくれているのですが、この時にいかに夜中の育児が大変なのかが身に沁みました。

赤ちゃんは最初から昼夜の概念があるわけではないので睡眠時間のサイクルも違いますし、まだ一人で歩くことも何がしたいか言葉で伝えることもできない。何がしたいのかを読み取り、2~3時間おきにミルクをあげたりおむつを替えたり泣きやむまで抱っこしてあげて、ようやく眠りにつく。

僕が仕事に行っている日中も同じサイクルで育児をすることを想像した時、一日中一人で任せてはいけないと実感したんです。妻からは以前よりも睡眠が取れるようになって精神的にも身体的にも楽になったと言われましたし、この働き方にして正解だったなと実感しています。

それでも任せきりになってしまうことはあるので、本当に感謝しかありません。少しでも妻が息抜きできるよう土日のどちらかは僕が一日子どもの面倒をみて、妻が自由に過ごせる時間を創り、好きなように過ごしてもらっています。

また、2人で家にいる時は、妻といろんな話をする時間も大切にしているんです。子どものことでも世間話でも何でも。これは子育てしながらお互いが楽しく過ごすために大事なことだと実感しています。

育児と仕事の両立で見つけた働き方の工夫

―― 仕事面において、育児を実践して分かったことはありますか?

リモートワーク中に育児をしながらPCを開く余裕はないということが分かりました。いつ眠るのか、いつミルクが必要かも分からない。それらが落ち着いてから家事をこなすので、結局ずっと両手がふさがっているんですよね。

そこで、仕事に向かえる時間の生産性を高めるために、PCを開けない時間は、アイデアを考える時間に充てようと思ったんです。例えば、企画のアイデアを考えたり、進行している案件のブラッシュアップを頭の中で行ったり。出社後は考えたアイデアをすぐ形にする、ミーティングを行うなどに充てています。その時の環境によって最適なやり方を考えることで、仕事も育児も生産性高く、うまくいくようになりました。

メンバーも、僕が席にいる時間が限られていることもあり、集中して解決できるよう業務を進めるようになったので、部署の生産性も上がったのは嬉しい効果でしたね。

ずっと準備をしてきたから実現できた働き方

――最後に、働くママ・パパへメッセージをお願いします。

妻の睡眠時間を確保することが何よりも大事なんだと気づけたことは、本当に大きな発見でした。パパの育児参画を、という呼びかけはあっても、こういった具体的な情報はまだ少ないと感じていますので、どんどん伝えていきたいですし、仕事の生産性を下げないリモートワークの活用方法についても、考えていきたいですね。

僕は、フレキシブルな働き方を実践しやすい環境で働いているという部分はあると思います。でも、決して環境が恵まれているから実現できたわけではなく、ずっとこういう働き方ができるように準備をしてきたから実現できたんです。自分の力を高めて、自律的に仕事ができるスキルを培い工夫すれば、どんな仕事でも、男女問わず、より良い働き方を探求できるとも思っています。

前例がないのなら作ればいい。まだ育児の経験がない方にとっては、不安な気持ちもあると思いますが、それ以上に得られる幸せの方が多いと実感しています。より良く活躍していくためのいろんな働き方を一緒に創っていきましょう!

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亀田 重幸

商品開発本部 次世代事業統括部 dip Robotics 2007年新卒入社 「バイトルアプリ」のプロダクトオーナー、新規事業開発を担当。現在はdip Roboticsの室長としてチームを牽引し、営業のデジタルトランスフォーメーションに従事。趣味は日本酒とゲームをすること。

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『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。