【自由な発想】で、【働く=楽しい】に変える。それが私の【passion】。

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石井 裕治
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dip people編集部
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広告制作職で働く、石井 裕治(イシイ ユウジ)さんに、入社動機、現在の仕事、目指す未来についてお話いただきました。

「コピーライターになる」その目標を諦めなかったからディップに出会えた

学生時代に広告代理店でインターンを経験し、コピーライターを志すようになりました。しかし、新卒でコピーライターを募集している企業は非常に少ないもの。学生時代のキャッチコピーの作品をエントリーシートとともに送るなどして熱意を伝えていましたが、なかなかコピーライターとして内定を得られませんでした。

ディップの採用試験に臨んだのは大学4年の冬。数多くの採用試験を受け、卒業を間近に控えた時期でした。ディップの面接では、私の学生時代の作品に一つひとつフィードバックしてくれたのを記憶しています。正直、私は求人広告には「週3日からOK!アットホームな雰囲気です!」といったコピーを制作するイメージしかなかったのですが、それが全く異なることもわかりました。ディップの求人広告はお客様の企業文化や想いを大切にした表現をされており、コピーライターとして企業の根幹である「人材」の課題を解決する広告制作や企画に携われることに魅力を感じましたそして年齢に関係なくチャレンジできる環境にも惹かれ、入社を決心しました。

限界を感じた3年目。発想の幅を広げることで乗り越えられた

入社してすぐに「バイトル」や「はたらこねっと」の求人原稿の作成を任せてもらいました。ランディングページのデザインなども担当していたので、幅広く制作について学ぶことができました。3年目からはディレクターとなり、採用コンサルタントに同行してお客様に求人広告や採用特設サイトなどに関する提案を行ったり、そのための企画を立案したりすることが業務の中心に。5年目には自社広告のポスター制作なども担当するようになりました。自分らしい働き方を発信するメディア「Memetto」を立ち上げ、その編集長も務めています。

ディレクターとなってお客様へ提案を行うなかで、自分に“限界”を感じたこともありました。それは郊外エリアのお客様の採用を支援していたときのこと。バイトルやメルマガ、リスティング広告などでの求人だけでは、どうしても目標としている応募数を、望ましいエリアから確保できなかったのです。当時は「私はこれ以上お客様の力になれないのか」と悩みました。しかし、よく考えてみれば、企画力や編集力などのコピーライターとしてのスキルは、バイトルなどの求人広告以外でも活かせるもの。発想の幅を広げることで、「自社の媒体や商品の制約にとらわれない提案を行えるのでは?」と考えました。そして、担当していたお客様に提案したのは、デリバリー用バイクのボックスに貼る求人案内のステッカー広告。店舗前に並ぶバイクや配送中のバイクにインパクトを持たせた求人広告を展開することで、店舗近隣エリアの求職者にアプローチし、応募者数の増加につなげられました。このときの経験が、私が成長を遂げるうえでの大きなターニングポイントになったと感じます。

求人のコンセプトから店舗オペレーションまで。課題解決のために、発想に制約は設けない

コピーライターである私が提案するコンセプトによって、採用活動の成果が大きく変わることを何度も身を持って経験してきました。例えば、以前に担当した、1年以上にわたって配達員を採用できていなかった新聞販売店。従来は「稼げる」という切り口で求人広告を出稿していましたが、近隣エリアの競合店がより高い給与を提示していたこともあり、成果に結びついていませんでした。

一方で、その販売店で働くスタッフは、以前はノルマのある営業職や販売職で働いており、ノルマから開放されたいという想いが転職理由だったことがヒアリングから明らかになりました。そこで私が提案した求人広告のコンセプトは「さよなら競争社会」。そのコンセプトにもとづいた原稿を制作することで、求人広告の掲載から1ヵ月で25件の応募が集まり、2名の正社員を採用できました。

また、課題解決の領域に制約を設けずに提案していく姿勢が身を結んだこともあります。最近では、飲食業界のお客様に配膳ワゴンの導入をご提案し、オペレーションにまで踏み込んだ提案を行いました。

そのお客様はステーキやハンバーグの高い商品力によって人気を得ていますが、安定した人材確保が課題になっていました。そうしたなかで、応募者アンケートを実施したところ、鉄板を手で運ぶオペレーションへの不安が目立っており、多くの応募者が腱鞘炎や火傷の心配をしていることが判明したのです。

約4,000名の応募者アンケートと店舗で働くスタッフへのインタビュー結果をもとに、私は配膳ワゴンの導入を提案。豊富なエビデンスから経営層にも納得いただき、配膳ワゴンが店舗に導入されました。その結果、オペレーションに不安を感じていた女性からの応募数が増加しただけでなく、店舗の生産性も向上しました。この提案によって、顧客の課題を解決できただけでなく、働く人の環境改善にも貢献できたと感じています。

労働市場の課題解決に貢献し、「働くことは楽しい」と思える社会へ

配膳ワゴン導入のご提案のように、多様な側面からお客様や求職者、そして働く人の課題解決に貢献していけるのもディップの広告制作として働く大きな魅力です。逆に言えば、コピーライティングなどのクリエイティブ表現だけでは、解決できる課題に限界があります。そのため、コピーライティングの領域だけで仕事に向き合い続けたい人は、ディップで求められる役割を担うのは難しいかもしれません。幅広い視野を持って自ら考え、自ら変化を起こしていく意志を持った人が、ディップでは楽しく働けると思います。

アルバイトは、多くの人が人生で初めて体験する「働く場」です。その環境をより良くし、より良い企業の出会いを創出することで、「働くことは楽しい」と若い世代が感じられる社会をつくっていきたいと私は思っています。

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石井 裕治

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 中日本制作課

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『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。