求人広告を通じて、誰かの可能性を広げられる “傍楽”ということ。

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鈴木 結
人材サービス事業本部 HR事業部 首都圏HR営業1部 1課 ▼詳細

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dip people編集部
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2019年に新卒入社し、派遣会社を顧客とするHR事業部に所属する鈴木さん。教員を目指していた彼女がディップの採用コンサルタントとして働く道を選んだ理由とは。

“仕事、人生を楽しむ”ディップのカルチャー。

――教員志望だったと伺いましたが、なぜ大学卒業後に企業に就職したのですか?
将来教員として働くために、まずは社会人経験を積んでおきたいと思ったんです。学校教育は、もっと社会に開かれたものにする必要があると思っていて、社会人経験を活かして教科書に載っていないようなことを教えられるようになりたくて。それと、色んな経験を積んでいる先生の方が引き出しをいっぱい持っていて、面白い視点を提供できるのではと感じたのも企業に就職した理由の一つです。
学生時代に参加していたプロジェクトの一環で、実際に学校の先生とお話しする機会があったのですが、その際に“一度社会人経験を積んでおけば良かった”とおっしゃる方が多かったのも印象的でした。「社会に出る子ども達を育てるのに、自分は社会で働くことを知らず、もどかしい気持ちになることもある」と話していらっしゃって。最近は、教員の募集要項に“民間企業での就業5年必須”などと表記している学校もあるんです。

――そんな中で、ディップを選んだのはなぜですか?
“採用コンサルタント”の仕事は、社会にある多様な職種を知ることができると思ったのと、求人広告を通じて新しい仕事に出会える機会を創り出すことで誰かの可能性を広げられるなと思ったのが一番の入社理由です。
学生の時から、“誰かの可能性を広げられる仕事がしたい”という気持ちがあったんですけど、そういう仕事ができる、自分の学びたいことが学べる環境がディップにはあると思って、入社を決めました。

――実際に今、採用コンサルタントとして働いてみて、いかがですか?
私は主に派遣会社の採用活動のコンサルティングをしているのですが、派遣会社は「採用」こそが売上に直結する事業になるので、そのお手伝いが出来ていることに大きな責任とやりがいを感じます。
入社後のこの1年は、お客様の目標達成に向けて、私ができることや、どんな寄り添い方をしていけば良いのかを考える1年でした。バイトルやはたらこねっとからの応募効果も大事ですが、採用活動全体の課題に対する対策や提案を重視するお客様も多いので、お客様がどういう目標に向かって動いていて、何に困っているのかをきちんと把握しつつ、どんな情報があったら嬉しいかなと考えて、提案するようにしています。
私の作った求人広告をきっかけに、新しい仕事に出会い、実際に働いている人にも会ってみたいという気持ちもあって、今後はユーザーへのインタビュー取材にもチャレンジしたいです。

――社会に出て学びたいと思っていたことは、学べていますか?
実際に働いてみたら、知らないことが多すぎました(笑)社会人としてのスキルやスタンスに始まり、社内の人との関わり方などもですね。
上司や先輩方が日々発信してくれるメッセージや言葉にも刺激をもらっています。入社してすぐ、当時の取締役に「働くってなんですか?」って質問をしたとき、「“傍楽(はたらく)”と書いて、一緒にいる人を楽しませることだよ」とおっしゃっていて。それって“仕事、人生を楽しむ”というディップのファウンダーズスピリットにも通じているんだなって思ったんです。実際に、お客様から「鈴木さんが担当でよかった。一緒に仕事ができて楽しかったです」と言ってもらえたときは、本当に嬉しかったですね。
※ディップのファウンダーズスピリット:https://www.dip-net.co.jp/company/philosophy

――今、鈴木さん自身は、“仕事、人生を楽しむ”を体現できていますか?
自分の担当した求人広告がきっかけで、見知らぬ誰かの新しい人生がスタートする、と考えただけでワクワクします。基本的に、人のために頑張りたい、という思いが一番強いんだと思います。それに、誰かのために頑張ったことって、結果として自分の成長や充実にも繋がってくるはずなので。
仕事って“しんどい”“大変”みたいなイメージもあって、私もたまにそう思う時もありますが(笑)、そんな中でも「傍楽(はたらく)」を意識して、これからも楽しんで仕事をしていきたいですね。

小学生を対象にしたキャリア教育プロジェクトへの参加。

――鈴木さんは、小学生を対象にキャリア教育を行うディップの社会貢献活動「バイトルKidsプログラム」に参加されたんですよね。
はい、実は私、入社前の面接時から、キャリア教育に携わりたいと言っていたんです。
地方と都会では職種の多様性に大きな差があると思いますが、私は地方出身者で、子どもの頃はそこまで多くの職種を知らなかったんですよね。就活時にも、具体的にやりたいことが決まっていなかったり、これからどうしていこうと悩んでいる学生も周りに多くて。子どもの頃から自分のビジョンや将来やりたいことを明確にすることができれば、社会に出た時に、より魅力的な生き方ができるという考えがあって、キャリア教育をしたいと思うようになりました。
そのように考えていたところ、社内公募でキャリア教育のプロジェクトメンバーを募集していることを知り、“絶対にやってみたい”とすぐに手を挙げ応募しました。今回の「バイトルKidsプログラム」では、それが実現できてとても嬉しかったです。
※バイトルKidsプログラム:https://www.dip-net.co.jp/esg/society/S007

――「バイトルKidsプログラム」ではどんなことをされたんですか?
働くことの意味、やりがいを小学生に理解してもらうべく、私達が採用活動支援を通じて培った「仕事」に関するノウハウを伝えながら、子ども達が地域社会の「仕事」と触れ合う機会を提供しました。
例えば、お花屋さんの仕事も、お花を育てる仕事やお花を運送する仕事など、1つの仕事に対しても色んな人が関わっているよねってことを話して、じゃあ自分たちの地域にある仕事ってどういうものがあるんだろうっていうことを、実際に子ども達と職場へ見学に行き、働いている人にインタビューをして、最後にそれを自分たちで求人原稿としてまとめてもらいました。
私が訪問した職場はレジャー施設だったので、お菓子作りをしている方や、受付や案内の方、動物の飼育員など、色んな仕事があるところで、子ども達もどんどん質問していて、すごくよかったです。

――プロジェクトに参加してみていかがでしたか?
率直に、とても楽しかったですね。以前に中高生向けのキャリア教育に参加したことはあったのですが、遠慮する気持ちが強かったのか積極的に講師へ質問する場面があまりなかったんですけど、小学生は色んなことを知りたいっていう意欲のある子たちが多くて、とても新鮮でした。
正直最初は小学生を対象にしたキャリア教育ってあまりイメージが湧かなかったんですが、社会の仕組みや多くの職種をまだ知らない小学生のうちから、社会と繋がるきっかけをつくり、働くことの意味、やりがいを学ぶ機会を増やすべきだと思いました。今回の活動も、子ども達の可能性を広げるきっかけになったら嬉しいなって思います。

多角的に物事を見られるように。

――今後のご自身のキャリアについては、どのように考えていますか?
最初は、企業で社会人経験を積むのは5年ぐらいかなって思っていたんですけど、ディップの中でも採用コンサルタント以外に様々な職種があるので、色んな環境に身を置いて学んでみたいなという気持ちも出てきて。教員として働く前に、やりたいことをやり尽くそうって欲があるのかもしれません(笑)
そんな性格もあって、実は以前からやりたかった劇団を始めたので、プライベートではそれを一番頑張りたいですね。

――劇団の活動はなぜ始めたのですか?
私が入っている劇団は、LGBTの方やその理解者で構成されていて、台本上で性別は決まっていなくて、そこを自分のセクシャリティで演じるんです。
以前参加した教育実習で、日本国内で10人に1人がLGBTだという数字を見て衝撃を受けたんですよ。子どものうちから人に言えない居心地の悪さを抱えている子って多いんじゃないかなって思っていて、それは悪いこと、変なことじゃないよっていうのを幼いうちから伝えていきたいし、自分らしく生きることに繋げてほしいなって思うんです。この教育実習をきっかけに、LGBTについて自分から知りに行こうって思ったんですよね。
私は劇団で唯一のストレートなのですが、ストレートだからこそ伝えられることがあると思いますし、ストレートの方にももっと知ってもらうために、私個人として色々発信していく必要があると考えています。それと、LGBTの劇団に入ったからLGBTのことにだけに関わるのではなくて、劇団の中には色んな使命を持った人がいるので、人としての在り方やスキルなど、たくさん学び、たくさん吸収して、その人を色んな面から知れる人間になっていきたいなって思います。

――これからの目標やチャレンジしたいことはありますか?
今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、職を失った方や企業の痛手は大きいですよね。少しでも多くの雇用を創出するための採用活動の促進や、AI・RPAを活用したお客様の社内体制、業務面のサポートなども、より一層必要となっていると感じます。また、これを機にリモートで働くことが増え、地方でも優秀な人材の獲得が可能になったりと、地方の雇用の在り方も変わってくると思っていて、地方の企業で働く人を増やす取り組みにも関わっていきたいですね。
社会人1年目は自分の周りのことばかりで視野が狭くなりがちでしたが、これからは会社や社会全体の課題解決のために自分に何ができるかを意識して、仕事に取り組んでいきたいです。そのためには、あらゆる視点で物事を見る視野の広さが必要だと思っています。
せっかくの一度きりの人生だから、これからも日々を無駄にすることなく、今しかできないこと、自分の好きなことに目一杯取り組んでいきたいと思います。

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鈴木 結

人材サービス事業本部 HR事業部 首都圏HR営業1部 1課 2019年新卒入社。大手派遣会社をクライアントとする営業チームで仕事をしています。休日の楽しみは、新しい発見や経験を求め一人旅に出かけることです。

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『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。