チャレンジ精神が根底にあるディップで「グローバルに注目される」マーケティング部の魅力とは。

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藤野 亮
商品開発本部 マーケティング統括部 メディアマーケティング部 部長 ▼詳細

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dip people編集部
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『バイトル』をはじめ、『はたらこねっと』、『バイトルNEXT』などディップの主要サイトの広告運用を行っているマーケティング統括部 メディアマーケティング部。今回はそんなメディアマーケティング部で戦略立案や運用ディレクションを担当する部長の藤野 亮(フジノ リョウ)さんに、ディップで広告のマーケティングポジションに就く魅力を聞いてみました。

MPからの異動、知れば知るほどのめりこむマーケティングの魅力

林:本日はよろしくお願いします!藤野さんは2006年に入社し、これまでどんなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。

藤野:営業と営業企画を経験したのち、その後立ち上がったばかりのメディアプロデュース部(以下、MPへ異動となりました。そこで、「はたらこねっと」のサイトやアプリのディレクション業務を約6年経験し、その後マーケティングチームに所属しています。

林:マーケティング部への異動は藤野さんが希望したのですか。

藤野:希望していたわけではなく、お声がけいただいきました。その時はMPでの仕事がとても楽しいと感じていたタイミングだったので、正直異動には後ろ向きでした。ただ、広告の業務に触れるたびに、数字で把握できる爽快感と共に、知見がドンドン増えていくのを実感し、広告の仕事をすればするほどのめり込んでいったことを覚えています。

林:現在の業務内容を教えてください。

藤野:大きく2つの領域を管轄しています。ひとつは「バイトル」や「はたらこねっと」、「バイトルNEXT」のユーザー様向けのウェブ・アプリ広告の戦略立案と運用ディレクション。もうひとつは、「バイトル」などに掲載いただく企業様向けのウェブ広告の戦略立案と運用ディレクションです。その中でも目的や戦略部分の策定、未来に向けた施策の検討が私の主な業務です

新しい挑戦を続けているからこそ「グローバルに注目される」ディップのマーケティング部

林:これまでさまざまな案件に携わってこられたと思いますが、印象に残っている仕事はありますか。

藤野:新しいことにチャレンジした時の仕事はすべて印象に残っていますし、今でも知見としてとても役立っています。特に印象深いのは、4年ほど前のことですが、広告代理店様、媒体社様と連携し、既存の認知施策をブラッシュアップして、認知から想起へ、想起から応募への影響値を測る施策を主導しました。私たちのチームの仕事は今まで獲得系の広告施策が中心でしたので、この時は初めての挑戦だらけでした。一媒体の認知効果ではなく、CMOOHtiktokInstagramYouTubeと、認知施策を横並びで効果把握するというお題目のもと、KPI設計から調査手法、統計分析などを行いました。

林:そもそも、この施策が始まるきっかけは何だったのでしょうか。

藤野:最初は「CMってどれだけ応募に効果あるんだっけ」という疑問提起からです。当時は認知広告において、認知が上がるかどうかにフォーカスしていました。ただ、最終的に応募してもらうことが私たちの目的です。だからこそ”認知から想起、想起から応募”という観点で影響値を測っていくチャレンジを始めました

林:認知広告においての応募の効果を検証するというのはとても難しそうですが、実際どんなところが難しかったですか。

藤野:何よりも明確な答えがないことは大変でした。目的と手段を何度も行き来し、模索しながら代理店様と何度も協議をして、さまざまな計測パターンがある中から仮説を立て進めていきました。初めて聞く言葉も多かったですが、新しいインプットにも繋がり、大変と感じるよりも楽しいと感じることが多い施策でした。

林:ありがとうございます。他にもたくさんの印象的な取り組みがあるかと思いますが、これは他の人に自慢したくなるなというご経験はありますか。

藤野:媒体社様と密に連携してお仕事をさせていただいていることもあり、GoogleさんやMETAさん、Twitterさんと共にアップデートされたばかりの施策を自社に合わせてどのように活用するのか考え、実行していたことですね。Googleであれば、少し昔ですが、hagakuremugenといったアカウント構造最適化view効果などの施策にはスペシャリストの方も交えて深く関わらせていただきました。上手くいった施策もあれば、まずまずの施策もありましたが、後学にとても繋がっていると感じます。

林:そもそもなのですが、Googleさんと一緒に仕事をするってすごいことですよね。どの会社でもできることではないと思うのですが。

藤野:確かに。なぜ一緒にお仕事できているのでしょう(笑)。一つ思うこととしては私自身、Google商材の専門性を知ること・活用することが好きで、Googleの方と日々議論をするのが習慣になっていることが大きいのかなと思います。新しいプロダクトもα版から検討し、自社の目的と合う場合は、まずチャレンジするようにしていましたので、信頼できるパートナー関係が築けていたのが10年以上お付き合いを続けられている要因かなと思っています。

林:Googleさんからのディップの評価を聞かれたことはありますか。

藤野:「グローバルでも注目されていますよ。」と言っていただいたことがあります。リップサービスの面もあると思いますが、実際に年に何度かは本社からスペシャリストの方とディスカッションする場も設けていただき、プロダクト開発の意見交換をしていました。
出稿量・活用頻度・チャレンジ意欲などの要素によると思いますが、本社の方からも一定の評価をいただけているからこそ、このような場をいただけているのかと思っています。

林:一緒にお仕事をされて、新たな発見はありましたか。

藤野:Googleのスペシャリストたちから、「我々もGoogleのことがよく分からないから、ずっと研究しているんです」と言われた時は、この人たちでも分からないことがあるんだなと衝撃を受けましたね。ただ、分からないからこそ、研究して気づきを得て進めていくマインドは素晴らしいですし、一緒に仕事ができて光栄だなと思います。

林:では、そんなディップのマーケティングポジションだからこそ感じることができるやりがいや魅力を教えてください。

藤野:まず何よりも、広告という手段を用いて、事業視点で仕事ができることですね。打ち手だけを黙々とするのではなく、自分で課題や好機を見出し、提案をして実行できる環境があり、それを求められている会社だということは大きな魅力だと思います。ディップの根底は常にチャレンジから始まっています。広告テクノロジーを活用してチャレンジしたい方には最高の環境だと思いますね。

あとは、豊富な資源を用いて広告の新しい施策や運用ディレクションができることです。当然、トライをする前に課題や仮説を十分に練りますが、いざ実行する時のインパクトはとても大きく、アドレナリンが出る瞬間なので、そこが大きな魅力だと感じています。

林:ありがとうございます。先ほどディップの根底にはチャレンジが常にあると伺いましたが、現在はどんなチャレンジをされていますか。

藤野先期から、「広告を使って応募をたくさん集める」フェーズから、 営業と連携して「売り上げに繋がりやすい応募を戦略的に増やす」施策を始めています。

林:具体的にどのように営業と連携されているのですか。

藤野:営業の方と、どこのエリア・職種に応募がたくさん集まれば会社の売り上げが上がるかを議論して進めていました。今期からはそれに加えて、1応募あたりの売上効果にあたる提供単価をデータとして計測し、営業の方に「提供単価が高いここにアプローチしませんか」と提案していきたいと考えています。そして、今までは結果としてCPA(顧客獲得単価)という指標で見ていましたが、今期からはROAS(広告の費用対効果)を意識し上げていくことを大きな目標にしたいと考えています。

林:この営業との連携が上手く行った先にはどんなことが実現できるのでしょうか。

藤野:最終的に会社の売り上げを上げることが、私たちが在籍している使命だと思っています。これまでやってきた応募をたくさん集めて、売り上げを上げていく世界はベースとしてはあっても、ディップはもう次の、応募が足りてないところに対して戦略を持って提供していくフェーズに差し掛かっていますし、そしてこの挑戦が先の新たなフェーズへと繋がっていると思っています。

デジタル広告のスペシャリスト集団を目指して

林:新卒からディップで10年以上のキャリアを積まれていますが、転職を考えたことはありましたか。

藤野:考えたことはありました。ただ、今もディップで働き続けているのは、純粋にディップでやるマーケティングの仕事が楽しいからですね。今は部長という役職がついていますが、これまではずっと手段を考え、新しいインプットをし、広告代理店様や媒体社様とタッグを組み、仕事をすることに楽しさややりがいを感じていました。

林:確かに、インプットして新しい学びが増えるのは純粋に楽しいですよね。

藤野:はい。現在は部長として大きな戦略を考え、道筋を整えていくフェーズに、難しさを感じつつも面白みを感じ始めています。ただ、戦略策定にあたって戦術を知っていることはとても重要だと考えているので、現在も新しい広告インプットを意識的に行うようにしています。

林:他にもディップだからこその魅力はありますか。

藤野やはり「人がいい」のひと言に尽きます。仕事をするうえで、人間関係でストレスを感じることがあまりないのは、ディップのいいところだと思います。

林:そんな素敵なメンバーが集まる組織を今後どうしていきたいですか。

藤野:チームとして、より強いデジタル広告のスペシャリスト集団にしていきたいです。そのためには、会社の成長や進化に伴い、目的ドリブンで大局を見て広告戦略を提案できるようにならなければいけないですし、AIなど広告世界の変化に柔軟に対応するために、知識や経験を継続的に学び、自発的に動けるようになる必要があると考えています。

林:藤野さんの仕事への情熱はどんなところにありますか。

藤野:深く考えて仕事をすることを意識しています。正直なところ、ウェブ広告はとても便利なツールで、広告を出したら何かしらの成果が出ますし、それがたまたま目標を達成することもあります。でもそれは再現性がなく何の意味もないと思いますし、楽しいとは感じません。私はひとつひとつの広告手段が目的とどう合致し、どうやって戦略の下で進められているのかを考え抜くことに、無意識のうちにこだわっているのかなと思います。

林:最後に、求職者の皆さんへのメッセージをお願いします。

藤野:各媒体社様より提供されている広告商材はパッケージであり、いかに自社に合わせてカスタマイズし、成果を上げるのかを考えることが広告担当の醍醐味だと思います。目的ドリブンで問題発見や課題解決が好きで、新しいチャレンジを進めていきたい方や広告を深掘りし、新しい広告施策をどのように自社に活かせるか考え実行することが好きな方なら、ディップでは確実に飽きることなく仕事ができる環境が整っていると思います。常にチャレンジし続けるディップで、自分も成長をしたいと考えている方と一緒に働けるのを楽しみにしています!

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藤野 亮

商品開発本部 マーケティング統括部 メディアマーケティング部 部長 2006年に新卒でディップに入社。営業やメディアプロデュース部でサイト・アプリ設計・企画業務を約5年間担当。その後、2013年よりマーケティング室に異動し、バイトルのWebプロモーションを担当。2015年からはアプリプロモーションも展開を開始し、バイトルのデジタルプロモーション領域の戦略立案から実行に従事。

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dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。