9時半~16時までの時短勤務。結婚しても、出産しても、ずっとエンジニアを続けたかった。
2018年10月に中途入社したフロントエンドエンジニアの柴田。2020年2月から2021年4月まで産休・育休を取得し、復帰後の現在は時短勤務で働いています。ディップに転職した理由、現在の働き方、ディップの良いところなどについて聞きました。
産休前はフルタイム。現在は9時半~16時までの時短勤務
高橋:柴田さんは、どのようなお仕事をされているのですか?
柴田:『バイトルPRO』のフロントエンドエンジニアとして働いています。サイトの企画部門からスケルトンの作成・修正依頼が来るので、要求仕様書をもとにスケルトンを作成します。企画部門から渡されるカンプをもとにHTMLやCSS、Javascriptでスケルトンを作成するといった感じです。何度か企画部門とやり取りを重ねた後、スケルトンが完成したら、製造側(サーバーサイド側)に渡します。
バイトルPROのフロントエンド担当は、私の他に協力会社の方が1人いて、実作業はその方と2人で分担しています。最近ではそこに新卒の方が1名加わりました。作業分担の割り振りは課長である大場さんが行ってくれています。
高橋:ディップには正社員のまま時短で働ける制度がありますが、現在は柴田さんも時短勤務だとお伺いしました。
柴田:子育てと両立するために、産休・育休後は9時半~16時の時短勤務で働いています。保育園の預かりが18時15分までで、それ以降は延長保育になってしまうので、今はテレワークがメインですが、出社するようになった際のことも考慮し、それまでにお迎えに行けるよう16時までの勤務にしてもらいました。16時に仕事を終え、すこし準備をして、16時10分に家を出て、16時20分にはお迎えに行けるというスケジュールです。子どもが小さいうちはこの時間で、すこし大きくなって、手がかからないようになってきたらもうすこし長めに働くのもありかなと思っています。
高橋:毎日のお迎えは大変ですね…。時短勤務に変更するにあたり、不安なことなどはありましたか?
柴田:やはり、「スケジュールどおりに仕事を終えられるか」は、当初も不安でしたし、正直今も試行錯誤しながら、という段階です。たとえば子どもが風邪をひいたり熱を出したりすると、保育園には預けられないので、おむつの交換や体調のケア、昼食をつくって食べさせるなどが必要です。そうすると、長いときで1週間ほどお休みをいただくこともあります。夫と相談し、夫に半休を取ってもらって、私も半休を取ったりで対応していますが、どうしても調整できない場合などは課長に協力してもらい、私が持っていたタスクを協力会社の方に割り振り直ししてもらうこともあります。心苦しいこともありますが…上司も協力会社の方もとても協力してくださり、いつも助かっています。
結婚しても、子どもができても、ずっとエンジニアとして働きたかった
高橋:柴田さんは2018年10月に中途入社されたそうですが、そもそもなぜディップに?
柴田:前職はSIerで、受託案件を経験したのち、大半はクライアント先に常駐し、主にサーバ側の開発をしていました。メインはPHPのプログラマーで、8~9年くらいそこで働いていましたね。
転職の理由の1つ目は、常駐先が自社サービスの開発をしていて、私も自社のサービス開発に携わりたいと思うようになったから。「自分の会社のサービスだ」と誇れるのが、なんだか羨ましかったんです。また、バイトルというプロダクトに魅力を感じてここの企業のプロダクトの開発に携われたらいいなと思いました。
あとは、クライアント先での開発はPHPがメインでしたが、たまにフロントエンド側の仕事に携わることがあって。画面の見た目をHTMLで修正したりしていたのですが、「あ、こっちのほうが楽しい」と思って。だからフロントエンドの仕事をメインにしたいなと思いました。
高橋:なるほど、そんな理由があったのですね。
柴田:さらに、「子どもを産んだ後も、腰を据えて自分が大好きなエンジニアの仕事を続けたい」と思ったからです。前職の時点で結婚はしていて、将来は子どもがほしいなと思っていました。でも、前職では産休・育休から復職した方もいらっしゃったものの、大半が客先常駐で同じ職場環境にずっといられるわけではなかったので、私としては子育てしながら職場環境が毎回変わってしまうのは気持ち的に大変かなと思ったんです。だから、腰を据えてフロントエンドの仕事ができて、かつ、自社開発で、産休・育休から復職している実績もあるディップに応募しました。
産休・育休復帰の経験者がいて安心。テレワークや時短などの制度もばっちり
柴田:システム開発部内だと八幡さんが時短勤務で働かれていますし、他の部署をみてみると、ディップ内には産休・育休からの復職者がたくさんいらっしゃって、かなり安心感がありましたね。たとえばディップでは管理職クラスの方でも産休・育休から戻られていたり、時短、フレックス、リモートワークなどを活用されているようなので、それはすごく安心材料でした(参照「ワーママ・パパの働き方」)。
高橋:制度面では、どんなところが良かったですか?
柴田:産休に入る前、つわりがひどく、かなりしんどいときもあったのですが、ディップではテレワークやフレックス勤務の制度があったので、体調に合わせて勤務時間を変更したり、出社が難しそうなときはテレワークで対応したり、かなり柔軟に働けましたね。本社には「ファーストエイドルーム」という体調不良の際に一時休憩できる部屋もあって、そこも何度か利用しました。
高橋:やはり「テレワーク」の恩恵は大きいのですね。
柴田:産休・育休明けはコロナ禍となり、全社でもテレワークが推奨されるようになりました。通勤となると片道で1時間ちょっとかかってしまうので、その時間が削れるのはとてもありがたいですね。復帰後は、ほぼ出社していません。初日と、今日とで、計2回だけですね(笑)Slackが全社導入されていて業務のやりとりはそこで行えますし、Zoomで画面を見ながらミーティングもできるので、とくに不便と感じることはないですね。
高橋:2020年2月から2021年4月まで産休に入られていたようですが、不安などはありませんでしたか?
柴田:「TUNAG」というクラウド型社内報があって、産休・育休中でも閲覧できるよう人事の方が設定してくれるんです。そのおかげで、お休みの間も会社でどんなことが起きていて、どのような方針が発表されているのかなどを確認することができたので、「取り残されそう」という不安はなかったですね。とはいえ、子育てでバタバタで、そんなに頻繁には見られなかったですが(笑)
高橋:それでも「会社の状況を知れる」という安心感はありますね。他にディップの「良いな」と思うところはありますか?
柴田:直近で言うと、家族も接種対象として新型コロナワクチンの職域接種を開始してくれたのは本当にありがたかったです。こういった、有事への対応のスピード感や、社員想いなところは、本当にディップの良いところだなと思います。
自社サービスに愛を持ってくれる人に来てほしい
高橋:最後に、何かメッセージなどあればお願いします。
柴田:「正社員でも時短で働ける制度がある」というのは、たしかにディップの魅力のひとつではあります。でもエンジニアとして働くなら、まずは「自社サービスを開発したい」「自社サービスを良くしたい」「ディップのサービスに魅力を感じている」ような方にぜひ来てほしいですね。その上で結婚や子育てを考えている人には、さらにぴったりだと言えると思います。
高橋:なるほど。
柴田:私自身、「自社サービスに携わりたい」という理由でディップへ転職してきましたが、今では自分がつくった画面が世に出て、たくさんの方にそれを使っていただけていることにとてもやりがいを感じています。「自分がつくったぞ!」と胸を張って言えるのも良いですし、自分がつくったサービスがユーザーの方や世の中に評価されると、やはりうれしいです。
だから私と同じように、自社サービスに愛情を持ちたい人、ディップが扱っているサービスを「良いな」と思ってもらえる方に来てもらえるとうれしいです。