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子どもたちが仕事にワクワクできる未来を目指して。小学生のキャリア教育に挑む『バイトルKidsプログラム』とは。

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片岡 光
人事総務本部 ▼詳細

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高橋 正憲
企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 コンテンツプロデュース課 ▼詳細

2020年1月に開始したディップのサステナビリティ活動のひとつ、『バイトルKidsプログラム』。小学生を対象に「キャリア教育」を行う内容だが、なぜディップがそのようなことに取り組むのか。また、今後の展望は。『バイトルKidsプログラム』を企画・推進する人事総務本部の片岡に話を聞いてみた。

仕事にネガティブな印象を抱く小学生。なんとかしたいと思った

高橋:第1回の『バイトルKidsプログラム』が実施されたのが、2020年1月です。ディップは求人サイトの運営や人材紹介事業、DX事業などを行う会社ですが、なぜ小学生向けにキャリア教育を行うようになったのか、教えてください。

片岡:文部科学省は、変化する社会の中でも自分の役割を見つけ、自分らしく生きる力を形成するためのキャリア教育を推進しており、中でも小学生においては職業観の基盤をつくる場、自分の将来を考える場、地域社会への関心の向上の場として職業体験学習を重要視しています。

ディップは「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念を掲げており、国としても大きな関心のひとつである子どものキャリア教育について何かできないかとなり、有志のメンバーでプロジェクトを開始することになりました。

高橋:そこからどのように『バイトルKidsプログラム』ができあがったのですか?

片岡:プログラムを考えるために小学生向けにアンケートを取ったところ、仕事に対して「大変そう」「つらそう」「忙しそう」などネガティブな内容が多いという結果になりました。非常にショックでしたね。

仕事に対してポジティブな印象を持っていない理由として、まずは「幼少期に出会える仕事が少ないこと」が挙げられると思います。たとえば初回のプログラムを開催した神奈川県の横須賀市立長井小学校の場合、対象とした4年生は全クラスを合わせて55名と、比較的小規模な学校です。また、親御さんは農業や漁業などの家業をやられている方や、行政機関の市役所や自衛隊などに務める方が半数以上を占め、残りは横須賀市内に勤務しており、市外で働く方は一人もいないそうです。そのため、仕事に対するイメージが偏ってしまったり、そもそもイメージが持てないのではないかと思いました。

高橋:なるほど。僕も子どもの頃を思い返すと、テレビやメディアで見るような仕事しか認知していなかったように思います。

片岡:ディップは『バイトル』などの運営をとおして幅広いお客様と取引があり、さまざまな業種・職種に関する知見もあります。そういった強みを生かし、小学生向けのキャリア教育について、何か役に立てることがあるのではないかと考えました。子どもたちが新しい仕事を認知したり、仕事の奥深さについて理解するきっかけを提供し、仕事に対してポジティブな感情を抱いてほしい、将来大人になって働くことに希望を持ってもらいたい。そんな想いを持って、プロジェクトを開始しました。

昨年度は約500名の小学生、21社の協力企業が参加。年々大きくなる『バイトルKidsプログラム』

高橋:具体的には、どんな内容なのですか?

片岡:『バイトルKidsプログラム』では、基本的に3日間の体験プログラムを用意しています。

1日目はディップの社員が講師となり、小学生向けに事前授業を行います。バリューチェーンやデジタルによって進化した仕事の事例などを小学生が理解できる言葉にかみ砕いて説明しながら、「仕事、働くとはどういうこと?」について考えてもらう授業です。

1日目・事前授業の様子

2日目は企業へのインタビューです。協力企業の担当者の方に、児童ならではの視点で仕事内容ややりがいをインタビューします。3日目は「お仕事発表会」と題して、3日間を通して学んだことや、「将来こんな大人になりたい」「こんな働き方をしてみたい」などを資料にまとめ、発表してもらいます。

高橋:回を重ねるごとに、内容もパワーアップしているとか。

片岡:第1弾は2020年1月~2月に、横須賀市立長井小学校にて4年生(53名)を対象に行いました。第2弾(2021年1月~2月)はコロナ禍が本格化したこともあり、同小学校の6年生を対象に、オンラインにて実施しました。オンラインにしたことで遠方の社員も参加しやすくなり、全国の社員が参加してくれました。またインタビュー先として12業種11社の企業様に賛同・協力いただくことができました。

昨年度に開催した第3弾(2021年11月~2022年3月)はさらにパワーアップし、新たな小学校・協力企業様とタッグを組み、全国5校で延べ7回、約500名の子どもたちに、計21社の社員の方とその方のお仕事と触れ合う機会をつくり、働くことの意味や、やりがいを理解するきっかけを提供できました。

高橋:一気に拡大していますね。取り組んでみて、反応はいかがですか?

片岡:協力企業の方からは「社会貢献につながる、ポジティブな経験をさせていただいた」「私たち大人も勇気や仕事の価値を教えてもらった」「子どもたちに入社理由や仕事の醍醐味を話すことで、自分たちの仕事のやりがい・意義が棚卸しでき、あらためて参加社員のエンゲージメント向上につながった」といった声、プログラムに参加した小学生からは「世の中にはいろんな職業があることがわかり、仕事に対するイメージの幅が広がった」「ひとつの仕事がたくさんの人の役に立っていることを知り、自分も人の役に立てるようになりたい」といった声があがっており、とてもやりがいと手応えを感じています。

参加した社員にとっても、「仕事観」を振り返るよいきっかけに

高橋:講師役やプロジェクトメンバーとして、たくさんのディップ社員が参加していますね。

片岡:最初は10名の社員で始めたプロジェクトでしたが、第3弾では延べ80名もの社員が参加してくれました。「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念に共感して入社する社員が多いせいか、積極的に参加してくれる人が多い印象です。もともと子どものキャリア教育に興味関心を持っている、教職免許を持つ社員の参加も多いです。とくに最近の新卒入社の社員には「『バイトルKidsプログラム』があるからディップへの応募・入社を決めた」という社員もおり、関心の高さが伺えます。

高橋:参加した社員からの声はいかがですか?

片岡:『バイトルKidsプログラム』は「社会貢献」「小学生のキャリア教育」のために行っている取り組みではありますが、実は参加した社員にとっても非常によい影響が出ています。

プログラムをとおして「自分はなぜ今この仕事をしているのか?」「誰の役に立っているのか?」「自分の夢は何か?楽しく働けているか?」など、自身の仕事の意義・意味を振り返る機会になっていたり。たとえば営業職の社員であればさまざまな企業と関わり、たくさんの仕事をユーザーに提供している自身の仕事について、あらためて社会貢献度の高さを感じたりしているようです。

だからこれからも、できるだけたくさんの社員に参加してほしいと考えています。

目指すはさらなる拡大。みんながもっと気軽に参加できるプログラムにしていきたい

高橋:今後の展望はありますか?

片岡:昨年度は全国5校で延べ7回開催しましたが、今年度は10校以上の実施を目標にしています。すでに6月から7月に大阪市立加美東小学校と横須賀市立長井小学校の2校にて実施しており、9月以降も順次開催予定です。『バイトルKidsプログラム』を実施する意義は実感しているので、今までのナレッジを活用し、さらに内容をブラッシュアップして、実施する学校や参加企業を増やし、希望をもってくれる子どもたちや社会へのよい影響をどんどん広げていきたいです

また、コロナ禍が収束してきたら、リアルとオンラインのハイブリットでのプログラムも検討しています。昨年もたくさんのメディアに取り上げていただきましたが、より付加価値の高いプログラムに育て、世の中での認知度を広めていきたいですね。

高橋:夢は大きく、ですね。

片岡:また、ディップの社員がもっと「気軽に」参加できるプログラムにもしていきたいです。私自身も、このプログラムの企画・運営メンバーになるまでは「社会貢献」と聞くとどうしても「仰々しい」感じがして、自分とは少し縁遠いものなのかなと感じていました。でも、積極的に参加してくれる社員の姿や、楽しそうに学んでいる子どもたちの様子を見て、「難しいことは考えず、楽しそうだから参加する」くらいの気持ちでいいんだなと思うようになりました。だから、過去の私のように「社会貢献ってなんだか難しそう」と思っている社員にとっても、やりがいや意義が感じられ、気軽に参加できるプロジェクトにしていきたいです。

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片岡 光

人事総務本部 2013年、新卒入社。営業職・総務室での業務を経験したのち、現在では人事総務本部にて「バイトルKidsプログラム」企画運営を担当。

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高橋 正憲

企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 コンテンツプロデュース課 3代目dip people編集長。2008年に新卒で入社し、進行管理、広告審査室、制作ディレクター、管理職などを経験。2020年4月より現職。Twitter:https://twitter.com/MasanTakahashi