0→1にのめり込んだ学生時代。変わり続けるディップの未来にワクワクした。【ディップ21卒内定者・企画職編】
ディップの内定者は、何を思い、どんな軸でディップへの入社を決めたのか。今回は『バイトル』『はたらこねっと』などのサイト企画・編集を行うメディアプロデュース部門にて企画職に内定している堀川翔さんに、大学生活のことやディップを選んだ理由などをオンライン取材で聞いてみました。
学生団体や、アパレルブランドの立ち上げ。0→1にのめり込んだ学生時代。
高橋:堀川さんは、大学に入ってからの約4年間、何をされてきたんですか?
堀川:大学の専攻は商学部で、経営やマーケティングについて学んでいます。学外では、学生団体の立ち上げ、キャリア支援NPO法人『エンカレッジ』慶應支部の採用担当、アパレルブランドの立ち上げなどいろいろやっています。
高橋:おぉ、すごく積極的に活動されているんですね。それぞれもう少し詳しく教えてください。
堀川:学生団体を立ち上げたのは、夢を持つ学生が交流し、コミュニケーションを取れるような場がつくれたらいいなと思ったのがきっかけです。たとえば僕であれば「アパレルブランドを立ち上げたい」とか、友人であれば「カメラマンになりたい」とか。そういったいろんな夢を持った仲間が集まり、そこでお互いの夢の実現を加速できるような場、プラットフォーム、コミュニティのようなものがあればいいなと思い、学生団体をつくりました。まだ大規模なものではありませんが、そこでいろんな人の交流を促進しつつ、世の中に作品を出していけたらいいなと思っています。
学生のキャリア支援を行う『エンカレッジ』には、今年の6月頃から携わっています。具体的には就活生の面接対策や、自己分析のお手伝い、インターンやイベントの企画などを行っている団体です。大学ごとに支部があって、僕は慶應大学支部の「採用チーム」を担当しています。NPOとしてのミッションを実現するために、支部を大きくするために、次世代のメンバーの採用・面談や、『エンカレッジ』の認知を広げるための施策を行っていますね。
高橋:そもそもなぜ就活支援に携わるようになったんですか?
堀川:僕は昨年の3月にディップへの入社を決断し、就活を終えているのですが、そこから知り合いの後輩や紹介された知人の方に就活支援を行うようになりました。自分なりに就活・仕事探しに対していろんな考えや思いがあったので、少しでもその知見・経験を誰かに共有し、支援したいなと思ったんです。当初はOB・OG訪問アプリなどを利用していたのですが、団体に入るほうが関わる規模も大きく、貢献度も高まるなと思い、団体に入ることを決めました。
高橋:なるほど。アパレルブランドの立ち上げのほうはどうですか?
堀川:今年の5月頃に1人で立ち上げました。大学1年生くらいの頃からファッションが好きで、お店も「いつか出せたらいいな」くらいには思っていたのですが、せっかくなら学生時代にチャレンジしたいなと思い、ネットでECサイトを立ち上げました。
高橋:立ち上げからはどのようなことを?
堀川:1~2年生の頃は、ブランドを立ち上げたいと思いながらも資金や人とのつながりがあまりなかったので、まずは「どういったブランドにしよう?」という世界観であったり、「自分はアパレルブランドを通して何が伝えたいのか?」といったようなコンセプト、ブランド名、モットーから考えていきましたね。
高橋:具体的にはどのようなコンセプトになったんですか?
堀川:モットーは「#わがままに生きよう」です。「わがまま」というとヤンチャとか人に迷惑をかけるなどのマイナスイメージもあると思うのですが、僕は「我がまま」という、自分のまま、ありのまま、自分らしくという面が裏側に詰まっていると思っていて。自分のブランドを通して自分らしく生きられるということをみんなに知ってほしいなという思いを込めて、そのようなコンセプトにしました。
高橋:では卸売ではなく、商品も自作しているのですか?
堀川:はい。服のデザインや素材は自分で考えたり描いたり選んだりして、工場に発注しています。他にもデザインが好きな人、モデルをやりたい人などから声をかけてもらえたので、そういった人たちとコラボしつつ、お互いに想いが重なる部分を探り、見つけ、世の中に発信しています。「服を売る」というよりは「想いを売る」というところにフォーカスしたほうがおもしろいなとも思っていたので。そういった、自分の想いを込めたアパレルブランドを目指しています。
高橋:やってみてどうですか?
堀川:やっぱり0からモノをつくるのって思っていたより難しいです。でもおもしろい(笑)今はブランドをたくさんの人に認知してもらう難しさを感じていますが、そこがやりがいでもあると思うので、そこを乗り越えていくために四苦八苦しています。
高橋:お話を聞いていると、いろんなことにチャレンジしたり、0→1を生み出すことが好きなんですね。何か原体験があったのですか?
堀川:原体験は、小学校、中学校くらいまでさかのぼります。僕、もともと身長が低くて、泣き虫で、学力も学年で最下位みたいな感じだったんです。でもやっぱり「このままじゃイヤだ」「自分が本当にしたいことをやろう、そのために努力しよう」と思うようになって。そこでまずは高校受験を頑張りました。もともと行きたい高校があって、でも先生からは「厳しんじゃないか?」と止められてたんですけど…。それでも自らの目標に向けて高い壁を設定して、努力して、無事合格することができました。そこからは大学受験も、スポーツも、学生団体やブランドの立ち上げも、「挑戦できるならそっちを歩んだほうが楽しい」「変化の先に成長の楽しさがある」と思うようになり、常に新しいことに、難しいことにチャレンジするようになりました。
変わり続けるであろうディップの未来に、ワクワクした。
高橋:就活中は、どのような軸で企業探しを?
堀川:主に3つの軸を大事にしていました。1つ目は自分自身がワクワクできるかどうか。2つ目が一緒に働きたい人がいるかどうか。3つ目が幅広い成長ができるかどうか。
高橋:詳しく聞かせてください。
堀川:ワクワクできるかは、あえて直感で選ぶようにしました。先ほどの「#わがままに生きよう」と通ずる部分でもあるのですが、自分のやりたいことをやり尽くして、仕事もプライベートもすべてにおいてワクワクできる方向に歩むのが僕のモットーなので、ある意味いちばん大事にしていた部分です。
一緒に働きたい人かどうかは、利他的であるかどうかと、仕事に対して前向きであるかどうかを大事にしていました。人が前向き、上向きであるからこそ仕事も事業も拡大していくと思っていたからです。
幅広い成長ができるかどうかは、2つの視点で見ていました。1つ目はIT領域であること。僕は欲張りでわがままな性格なので、将来を考えたときに、IT×アパレル、IT×ブライダルなど、ITという武器を持っておけば自分のやりたいことの幅が広がると思ったからです。もう1つが、企画職であること。学生時代の経験から「0からモノを生み出したい」と思っていたので、課題やニーズをくみ取り、商品やサービスを企画し、それを世の中に発信できる「企画職」で就活をしていました。ディップでも、メディアプロデュース部門の企画職として内定をいただきました。
高橋:就活をやってみての感想はありますか?
堀川:世の中にはステキな会社がたくさんあるんだなというのが率直な感想です。その中でもディップが飛び抜けていたのでディップを選んだわけですが、一緒に働きたいと思える人、会社、おもしろいと思える企業はたくさんありました。
高橋:その中でなぜディップを?
堀川:1つ目は、「自分自身がいちばん速く走れる」と思ったから。成長のスピード感が速く、その角度も鋭角だと思いました。大企業としての規模感、影響力がありながらも、社風は柔軟で、かつ裁量権もある。一般的には相反しそうなことが両立されていて、すごく稀な企業だなと思いました。
2つ目は、「人」です。内定式の決意表明代表に選ばれ、そこでもお話したのですが、ディップは変わっている人が多いなという印象です。それは「変な人」というよりは、いい意味でマイノリティ、少数派であるということ。たとえば最終面接をしてくださった執行役員の方も、僕の父親くらいの年齢だと思うのですが、すごく仕事を楽しまれていたり、「誰かのため」ということを大事にされていて、とても輝いていました。今まで僕の周りにそういった大人の方がいなかったので、そういったある種マイノリティ、変わり者の方たちとなら世の中を変えていけると思いましたね。
高橋:いちばんの決め手、ポイントはありましたか?
堀川:実は、同業他社の選考も進んでいたのですが、そちらの企業はすごく安定的というか、ある意味自分の数年後のキャリアも容易に想像ができました。でもディップの場合は、0からコンビニ端末での求人ポータルサイトを始めていたり、ガラケーがメインの時代に動画サービスを始めていたり、求人メディアにとらわれずAI・RPA領域でも新事業を開始するなど、常に時代の変化に合わせ、ニーズを先読みし、「これからもずっと進化していくんだろうな」という未来への期待、ワクワク感がありました。そういった未知の環境に飛び込み、挑戦するほうが僕の性格にも合っているなと思い、最終的にディップに入ることを決意しました。
入社前から、内定者6名でリファラル採用プロジェクトを企画中。
高橋:堀川さんはまだ内定者の立場であるわけですが、すでにディップの採用にも関わり始めているとお伺いしました。詳しく教えてください。
堀川:ディップでは『シンクロ採用』というリファラル採用の仕組み・制度があると思うのですが、その活用について人事の方から内定者にお声がけいただき、内定者6名でチームを組み、次の世代(22卒)の採用に向けて企画を進めています。
高橋:すごい。具体的にはどんなことを?
堀川:プロジェクトが始まったのが1~2ヵ月前で、まずはチームのメンバー内で「なぜみんなはこのプロジェクトに立候補したのか」「なぜリファラル採用を実現したいのか」という各々の思いからぶつけ合いました。そこから自分たちが現実的にできることを棚卸して、叶えたい夢・目標を設定し、そことのギャップをどのように埋めていくかなどをみんなで話し合いながら、人事の方の力も借りながら、進めています。
高橋:現時点でどのようなことが決まっているのですか?
堀川:1月に計4回、オンラインイベントを開催することが決定しました。そのイベントに「会社に依存せず、挑戦を楽しめる学生さん」を集めて、ディップを知ってもらうためのコンテンツを用意するつもりです。
高橋:集客はどのように行うのですか?
堀川:他の内定者に声がけをし、後輩を集めてもらいます。また、「イベントが終わった後は人事任せ」だと僕らが関わる意味が薄れてしまうので、選考に進む学生さんについては僕ら推進メンバーがリクルーターとして面談なども行っていく予定です。
高橋:ちなみに、堀川さんはなぜこのプロジェクトへの参加を希望されたんですか?
堀川:「採用は人事が行うもの」という考え方もあると思いますが、個人的には人事だけがやるものではないと思っています。それこそ高橋さんや、新卒採用チームの片沼さん、次世代の小林さんなどもTwitterをやられていたり、現時点でもいろんな部署の方が採用に関わったり、会社の広告塔のようになられていますよね。今後はやはりそういった面が加速して、全社員が採用に携わる未来が来ると思いますし、そのほうが採用の質も上がるんじゃないかと思っています。その採用に僕が関わることで、もっとそこを加速させていきたいですし、イチ内定者というよりは、会社の一員として、採用をおもしろくしていきたいというのが立候補の理由です。
高橋:当たり前のように聞いていましたが、冷静に考えたらすごい話ですよね。まだ入社前の学生にそこまで任せるのって。
堀川:そこは僕自身も、他のみんなも、すごく感じています。企画を進める上でもちろん難しいと思うこともありますが、実際の事業・採用に携わる経験ができたり、他の社員の方との関係性の構築にもつながるので、それが内定者の時点でできているのはすごくいい経験だと思いますし、ここまで任せてもらえるんだという驚き、喜びもあります。
高橋:僕は2008年にディップに入社し、もう13年近くこの会社にいますが、そういった「若手の可能性を信じている」面はすごく強い気がします。
堀川:僕もそこは内定をいただいた3月からずっと感じていて。友だちから他の会社の話も聞きますが、これだけいろんなことを任せてもらったり裁量権があるというのは、なかなか聞きません。僕自身、それが誇りでもあります。
前を向く気持ちさえあれば、活かせる環境はたくさんある。
高橋:ディップに入って、実現したいことはありますか?
堀川:まずはメディアプロデュース部門の企画職として突き抜けたいです。サービス、メディアを企画する上で、他の先輩方にも負けない能力を身につけたい。目指すはどんなサービスでもつくれる人。人材領域はもちろん、次世代の新規事業など、いろんなところで自分の力を試していきたいです。
もう1つは、先ほどのリファラル採用、新卒のスカウティングなどで人事の方と関わる機会が多く、学生団体でも採用を担当しているので、二足の草鞋ではないですが、ゆくゆくは企画職と両立して人事の仕事にも携わりたいなという風に思っています。
0→1を生み出す企画職、人と向き合い続ける人事。2軸で新しいポジションをつくり出したいです。
高橋:最後に、これから就活を進める、ディップへの応募を検討されている学生の方へメッセージはありますか?
堀川:オフィシャルなメッセージとしては「強さ、賢さ、貪欲さ」などがあると思うのですが、自分なりの言葉で表すと「前向きであること」が大事かなと思っています。それは単にガムシャラに頑張るというよりは、どんなときでも常にポジティブでいるとか、ディップのファウンダーズスピリットのひとつである「ピンチはチャンス」のような、ポジティブさ、楽しむ力のある方がディップには向いているんじゃないかと思います。その前向きささえ持っていれば、活かせる環境はたくさんあると思いますよ。