直販の営業が1700人もいる。それって実はすごいこと。

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幸重 邦成
AI・RPA事業本部 プロダクト統括部 カスタマーコネクト課 課長 ▼詳細

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高橋 正憲
商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 ▼詳細

ベンチャーから転職し、AI・RPA事業本部のカスタマーコネクト課・課長を務める幸重(ゆきしげ)。ディップへの入社理由、AI・RPA事業本部で働く魅力、将来の展望などを聞いてみました。

ベンチャーのカオスな感じ(笑)あれをもう一度体験したかった。

高橋:幸重さんは、ディップに入る前は何をされてたんですか?

幸重:もともとはバンドマンで、10代はずっと音楽をやっていました。
その後、21歳のときに上京して、音楽活動の傍ら、社員50人ほどのベンチャーにアルバイトで入社しました。

高橋:どんな仕事を担当されてたんですか?

幸重:最初はお弁当の注文を受け付けるコールセンターのオペレーターでした。
そこから自社で開発されていた業務システムに対して「もっとこうしたほうがいいのでは?」「これだと使いにくいかも」と現場側の意見を提案する機会があって。その功績(?)が認められ、CRM(顧客管理システム)の導入や、最後は事業企画にも携わるようになりました。

ちなみに、そのときの上司がプロダクト統括部のトップである菅野さんです。

高橋:あー、なるほど。

幸重:菅野さん自身は僕より前に別の会社に転職していたのですが、2019年1月にはRPA事業の立ち上げとしてディップに入社していました。そして、2019年5月頃に僕もお声がけいただくことになりました。

高橋:なんて誘われたんですか?

幸重「幸重が(前職に)入社した頃のあのワシャワシャした感じ、あのカオスな感じ、もう1回味わない?」って(笑)

高橋:(笑)

幸重:前職もキライで辞めたわけではありません。でもその当時にはすでに300人くらいの規模の会社になっていて少しステージが変わっていたのと、またイチから新しいことをやりたい、自分の手で新しい事業をつくりたい、という思いが出てきたので、転職を決意し、8月にディップへ入社しました。

 

お堅い雰囲気はなし。ホントに“ベンチャー”って感じ。

高橋:入ってからはどんなことを?

幸重:入社当初は「カスタマーサクセスチームをつくってほしい」と言われてたのですが、いざ入ってみると運用が若干炎上気味で…。

高橋:まさにカオスなやつですね(笑)

幸重:(笑)「つくること」「売ること」に特化した人は多いんです。でもその“間”を見る人があまりいなかった。ローンチの2週間前になって「あれ?これどうやって受け付けるんだっけ?」みたいな(笑)僕は前職のときもそのあたりのことを担当していたので、まずはそこから手を付けることにしました。

高橋:社内の雰囲気はどうでしたか?

幸重:入る前は「新規事業とはいえ、一部上場企業だし“お堅い”感じなのでは?」と思っていたのですが、ぜんぜんそんなことなくて。決断の速さ、立ち回りなどふくめ本当に「ベンチャー」という感じです。
おそらく、冨田社長が三浦さん(事業本部長)にかなりの裁量を与えてくれているのと、松田さん(営業統括部統括部長)、菅野さん(プロダクト統括部統括部長)がベンチャー出身というのもあると思います。

高橋:じゃあ、ホントに入る前に聞いてたとおりって感じなんですね。

 

1700人の営業部隊。言い訳なんてできない。

高橋:入社して感じた、ディップ、またはAI・RPA事業本部の良いところってどこですか?

幸重:これは德元さんの回答とかなり重複するのですが、やはり「ベンチャー気質でありながら、営業力と資本力があるところ」だと思います。

高橋:なるほど。やはりそこは大きいんですね。

幸重:お金がないと何が困るかというと、単純に選択肢が狭まるんですね。「ホントはこうしたほうがいいのに、お金がないからできない」ということが多々ある。でもある程度資本があると、必要なことには基本チャレンジできるし、すぐに成功しなくても耐えられる余力がある。そのあたりが一部上場企業である強みかなと思います。

高橋:営業力のほうはどうですか?

幸重:高橋さんはプロパーでずっとディップにいるので感じづらいかもしれませんが、「自社で抱える直販の営業が1700人近くいる」ってそれだけですごいことなんですよ。
ベンチャーで営業に回ろうと思っても、コネクションもなければ、知名度もないので、なかなか会ってもらえません。
でもディップにはすでにお取引のあるお客さまがたくさんいて、ゼロから関係をつくる必要もなく「ディップの営業」として会いに行ける。これはふつうのベンチャーにはない、ものすごく大きな武器です。

あとは、「きちんと検証できる」という点もあります。
たとえばベンチャーだと、つくっては捨て、つくっては捨ての繰り返しになることがよくありますが、そもそもの販売本数が少ないと、「何が良くて何が悪かったのか」「どこに問題があったのか」など、正しい検証ができません。
でもディップの場合、直販だけで1700人近くの営業がいる。これだけの営業を抱えて売れなかったらおそらく商品が悪いということだし、1人1本でも売れたら1700近くの事例が集まります。そうすると、そこから「何が成功の原因か」「もっと良くするにはどうするか」なども分析することができます。

高橋:なるほど。

幸重:資金があって、営業のコネクションも、マンパワーもある。
これだけ揃ったら、もはやうまくいかない言い訳もできません(笑)

 

新規事業に関わること、すべてに携われる。

高橋:最後に、何かメッセージなどあれば。

幸重:個人的に、PdM(プロダクトマネジャー)は「売ることと開発すること以外全部やる人」だと思っています。その点、ディップのAI・RPA事業本部はできて間もなく、縦割りにもなっていないので、「新規事業の立ち上げに関すること、すべてに携われる」という魅力があります。

また、三浦さんも、松田さんも、菅野さんも、起業・新規事業・スタートアップなどを数々経験された猛者ばかりで、刺激があるのはもちろん、困ったときにとても頼りになります。

今はカスタマーサクセスの課を担当していますが、ゆくゆくはさまざまな経験を積みながら僕自身もPdMを目指していきたいです。

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幸重 邦成

AI・RPA事業本部 プロダクト統括部 カスタマーコネクト課 課長 10代は福岡でバンド活動に明け暮れ、21歳で上京しバンド活動の傍らベンチャー企業に勤務。コールセンターのオペレーターからシステムプロデューサー、事業企画まで幅広く経験し、2019年8月にディップへ転職。

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高橋 正憲

商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 3代目dip people編集長。2008年に新卒で入社し、進行管理、広告審査室、制作ディレクター、管理職などを経験。2020年4月より現職。