目指すは「人の生活を変える」UIUXデザイン!ユーザーの心を掴んだ10年間
「人の生活を変えるデザイン」を目指し、10年以上にわたり挑戦を続けるUIUXデザイナー・清水さん。学生時代に培った基礎から、現在の仕事で生まれるやりがいや成長まで、その軌跡に迫ります。デザインで人の課題を解決し、新しい価値を創出する秘訣とは?
学生時代の挑戦が今につながる—デザイナーとしての原点
小島:まずは簡単に自己紹介をお願いします。
清水:2013年にディップへ中途入社し、以来一貫して『はたらこねっと』のデザインに携わっています。現在は「はたらこねっと部」のUIUXデザイナーとして、新機能や改善施策のUI提案に取り組んでいます。また、プライベートでは一児の母として、昨年までは時短勤務を活用していました。
小島:時短勤務を利用されていたんですね!育児とお仕事の両立って大変なイメージですが、どうでしたか?
清水:確かに忙しい時もありましたが、職場の理解があったので助かりました。リフレッシュ方法として、美味しいお店を探して飲みに行くのが楽しみでしたね。実家が酒屋だった影響で、お酒が好きなんです。特に日本酒やワインをよく楽しんでいます。
小島:美味しい料理とお酒でリフレッシュ、素敵ですね!ちなみに、学生時代はどんなことを学んでいたんですか?
清水:芸術学部で4年間、グラフィックデザインを専攻していました。母の知人にグラフィックデザイナーの方がいて、その方の仕事に憧れて進路を決めたんです。IllustratorやPhotoshopを使って、架空のブランドを設定し、そのロゴやショップカード、ポスターなどを作る課題などが多くありました。自分でデザインの方向性を考えたり、細部までこだわったりするのが面白かったですね。
小島:なるほど、かなり実践的なことを学ばれていたんですね!アルバイトもデザイン関係のお仕事をされていましたか?
清水:そうですね。飲食店でのアルバイトをしながら、4年生のときにはデザイン系のアルバイトも始めました。具体的には、漫画編集部で目次ページなどを制作するアシスタントの仕事をしていました。
小島:学生時代から本格的にデザインに関わる環境にいたんですね!
デザインで人の生活を変える—ディップを選んだ理由
小島:デザイン系の大学でグラフィックデザインを学んだ後は、やはりデザイン系の会社に就職されたのですか?
清水:そうですね。新卒でアパレルメーカーに入社しました。グラフィックの仕事ができるという点にすごく惹かれたんです。そこでは、カタログやお客様に送るDM、ノベルティのパッケージデザインなど、主に紙媒体のデザインを担当していました。でも、少しだけECサイトの更新を手伝う機会があって、それがきっかけでWebデザインに興味を持つようになりました。
小島:なるほど、そこからWebデザインに興味を持つようになったんですね!
清水:そうなんです。その後、インターネットで調べたりしながら独学でWebデザインを勉強して、2社目からはWebデザインを中心に仕事をするようになりました。
小島:コツコツ努力されてきたんですね!その後、ディップに出会ったきっかけは何だったんですか?
清水:知人から、ディップでデザイナーを募集していると聞いたのがきっかけです。当時、デザインを通じて直接人の生活に影響を与えるような仕事がしたいと思っていて、ディップの理念や環境に共感して応募しました。
小島:「理念や環境」に共感されたというのは、具体的にどんなところですか?
清水:デザインを通じてユーザーの課題を解決したり、後押ししたりできる環境があると感じたところですね。それが、私が目指していた「人の役に立つデザイン」という思いにぴったり合っていました。
小島:確かに、それなら清水さんのやりたいことと一致しますね。それで入社を決められたんですね!
ユーザーの課題をデザインで解決!10年の経験が生んだ「直感的で分かりやすいデザイン」
小島:現在のお仕事内容について教えていただけますか?
清水:『はたらこねっと』のユーザー課題を解決するためのデザイン施策を担当しています。具体的には、ユーザー目線で課題の最適な解決策を考え、それをデザインとして視覚化する仕事です。最近は、事務職向けのランディングページ(LP)のデザインリニューアルに取り組んでいます。
小島:事務職向けのLPリニューアルですか!どのような課題を解決しようとしているのですか?
清水:私が入社した2013年頃に作られた事務職向けのLPは、情報が古く、ユーザーにとって必要な情報が見つけにくい状態でした。そこで、より直感的で分かりやすく、ユーザーが欲しい情報にスムーズにアクセスできるデザインを目指しています。
小島:確かに、古いデザインの刷新は大きなプロジェクトですね。そのような課題に取り組む中で、デザインの醍醐味をどんなところに感じますか?
清水:一番の醍醐味は、複雑な要件や課題を整理し、それをシンプルで分かりやすい形に落とし込むプロセスです。ユーザーが直感的に理解できるデザインを作るためには、ユーザーの行動や感情、技術的な制約をすべて考慮してバランスを取る必要があります。その課題解決の過程が非常に楽しいと感じますね。また、デザインを通じてサービスが成長したり、ユーザーの課題が解決される瞬間にやりがいを感じます。
小島:ユーザーの課題を解決できるデザインを作ることで、手応えを感じる場面も多そうですね!これまでのプロジェクトで、特に印象に残っているものはありますか?
清水:そうですね。どんなに小さなプロジェクトでもユーザーにとって重要なもので、すべてが大事なプロジェクトですが、過去3回経験したデザインリニューアルは印象に残っています。リニューアル後に応募が増えたり使いやすくなったと言う声をいただくととても嬉しかったです。
小島:デザインが新しくなってユーザーの情報探索がスムーズになると、就職活動の助けになりますね!デザインを作成する際には、どのようなツールを使っているのですか?
清水:主にFigmaを使っています。このツールを使うことで、デザインの共有やフィードバックがスムーズに行えます。デザイナー同士で共同作業したり、ディレクターや開発チームともリアルタイムで共有できるので、非常に効率的ですね。
小島:そういったツールを使いこなすのも大切なスキルですね!清水さんは入社してから約10年になりますが、最初の頃と比べて自分がどう変わったと感じますか?
清水:最初の頃は目の前の仕事に追われていましたが、今では自分の仕事が会社や社会に与える影響をより強く意識するようになりました。デザインの力でユーザーの課題を解決したり、サービスの成長に貢献できたりする手応えを感じる機会が増えたことが大きな変化です。また、経験を重ねる中で、ユーザーが求めるものを深く理解できるようになりました。
小島:ユーザーのニーズを理解するには、やはり経験が大きいんですね。具体的にはどのように理解を深めていったのですか?
清水:そうですね、過去のプロジェクトで「このデザインは効果が高かった」「これはあまり効果が出なかった」という結果を分析し、改善を重ねていく中で、ユーザーが求めるものが少しずつ見えてきました。
小島:なるほど、経験の積み重ねが大きいのですね!清水さんが働いているチームの雰囲気や働き方についても教えていただけますか?
清水:チームは若いメンバーが多く、活気があります。また、フレックスタイム制度を活用して、ワークライフバランスを大切にしながら働ける環境です。私自身、子どもがいるので、帰宅時間は調整しながら育児とのバランスを取ることができていて働きやすい職場だと感じています。
小島:家庭と仕事の両立がしやすい環境なんですね!
ユーザー目線でキャリアを築く!成長の秘訣と未来への道
小島:今後の目標について教えていただけますか?
清水:私の目標は、デザインを通じてより多くのユーザーに価値のある体験を提供し、生活に貢献できる仕事をしていくことです。また、チーム全体のパフォーマンスを最大化する環境作りや、チームメンバーが今後増えた際に、若手メンバーが自由に意見を出せる雰囲気を整えることにも力を入れていきたいです。
小島:チーム全体のパフォーマンスを最大化する環境作りとは、具体的にどのようなことを意識されていますか?
清水:例えば、チーム内でのコミュニケーションを円滑にし、メンバー同士が気軽にアイデアを共有できる仕組みを作ることを大切にしています。また、それぞれの得意分野を活かしながら、課題に柔軟に対応できる体制を整えることも意識しています。個々のメンバーが成長しやすい環境を作ることが、チーム全体の成果につながると考えています。
小島:そういった環境を活用しながら、清水さんご自身が成長を感じた瞬間はどんなときですか?
清水:やはり、自分がデザインした施策が数字として成果に表れたときですね。特に、「使いやすくなった」「役に立った」といった声をいただけると、自分のスキルが少しずつ上がっている実感があります。また、以前よりもユーザーの課題を深く理解できるようになり、それに対して適切な解決策を提案できるようになったと感じることが増えました。
小島:その「ユーザーの課題を理解する」という部分が、とても難しそうだと感じます。それはどのようにしてスキルを身につけたのでしょうか?
清水:経験を積む中で、成功や失敗を通じて少しずつ身についてきた部分が大きいです。例えば、以前作成したデザインが期待どおりの効果を発揮しなかった場合、「なぜ効果が出なかったのか」を分析することで新たな発見がありました。また、数値分析やユーザーリサーチを通じて具体的なユーザー像を把握する努力も重ねています。
小島:こういった積み重ねが、スキルの向上につながっているのは素晴らしいですね!では、そうした経験を踏まえ、ディップのような職場で活躍するために必要なスキルや姿勢はどのようなものだと思いますか?
清水:一番大切なのは、ユーザー目線で物事を考える姿勢だと思います。普段から「こんな機能があったら便利だな」「ここがもっとこうなれば使いやすいのに」といった感覚を持ち、改善点を考える習慣があると良いですね。また、変化に柔軟に対応する力や、フィードバックを素直に受け止め改善していく姿勢も重要だと思います。
小島:最後に、この記事の読者へメッセージをお願いします。
清水:まずは、自分が好きなことや興味のある分野をとことん深掘りしてください。それが将来のキャリア選択や自信につながります。そして、職場選びでは企業理念やチームの雰囲気が自分に合うかどうかを重視してみてください。人々の生活をより良いものにしたい、という気持ちを持った方はぜひ挑戦してみてください。応援しています!