営業から未経験でPdMへ 営業経験を活かして 社内業務改善PdMにゼロから挑戦

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大平莉佳
dip Robotics UX・PdM課 ▼詳細

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dip people編集部
▼詳細

大平は新卒でディップへ入社、6年間営業としてのキャリアを積んだ後、dip Robotics UX・PdM課に異動してきました。営業ならではの現場経験と行動量を活かし、営業業務内容のシェアやアドバイスをチーム内で積極的に行い、 現場目線に寄り添ったインタビューは社内でも高い評価を受けています。持ち前の明るいキャラクターでチームの雰囲気を和らげてくれるムードメーカーの大平に異動後の取り組みをインタビューしました。

悩み苦しんだ営業時代、楽しさを見出して通期MVPを受賞

–dip Robotics UX・PdM課にジョインしたきっかけを教えてください。

ディップに新卒で入社し、営業を6年間経験した後、UX・PdM課にジョインしました。
営業時代は遅咲きで、新卒時代は全く売れませんでした。毎日、営業成績を見てはそれを自分自身の価値と考えて「自分には価値がないんだ」と本当に辛い日々を送りました。

後にその経験が糧となり、数々の新規事業に挑戦したり、トップ営業だった多くの上司の元でお仕事をさせていただき、その結果通期MVP賞を受賞するなど…営業としての仕事の楽しさを実感することが出来ました。
今までのディップでの経験から、できるだけ多くの営業が、自分が選んだ「営業」という仕事を楽しんで、成功体験をたくさん積んでほしい、そんな想いを抱くようになりました。

「ディップのトップ営業と同じようなスキル・思考が、日々使うツールを使う中で気づいたら身についていた!」という世界を作るのが、私の夢です。

営業時代の経験を糧に、ユーザーに沿ったプロダクトを作りたい

–現在の仕事内容について教えてください。

営業の業務改善をするツールのPdMを担当しています。
主に、営業課長用のリストマネジメントツールのPdMをしており、イチからプロダクトの企画・開発をしています。
営業時代の行動量を活かして、なるべく現場に足を運ぶようにし、お話したことのない方にもインタビュー依頼をどんどんしています。(笑)

その時、相手のスケジュールの多忙さや「この時間帯・時期はこういう気持ちだろうな」というのを汲んで、なるべく負荷のないようにインタビューすることを心がけています。
また、どうしたら「協力したい!」「ツールを使いたい!」と思ってもらえるかを考えながら、依頼のシチュエーションやツールを工夫しています。

インタビューでヒアリングした事を企画に落とし込む時は、考えては修正して…を何度も繰り返します。もし紙に企画書を書き込んでいたらゴミ箱がいっぱいになるくらい(笑)

1週間前にやると決めていたことが、状況によって全く別の方向性になる、ということもあります。答えが見つからない間はモヤモヤしますが、それを乗り越えて企画がかたまった時は本当に達成感があります。

その後、自分が練った企画をエンジニアさんへ開発依頼をしますが、私に知識がない中でも、本当に協力的に迅速に進めて頂ける環境にかなり助けられています。毎回、「こういうポイントを企画書に記載すればもっとスムーズに相手に伝わるな」、「開発する時はこういう情報がほしいんだ!」という新たな発見があり、次の企画がある時にそれを意識している自分に気づくと、成長を感じられます。(まだまだ勉強中ですが…!!)

企画したツールがリリースした時には、本当に協力してくれた周りの方々への感謝の気持ちでいっぱいになり、我が子のようにプロダクトが愛おしくなります。
自分が企画した事が、こうやってエンジニアさん達の手によって、”カタチになる瞬間”は思わず「おぉ~!」と声を上げてしまいました。

今は、引き続きPdMをしながら、プロダクトのPOにも少しずつ挑戦しています!!今後は事業目線も意識しながら、チームのプロジェクトの向上に貢献していきたいです。

–価値のあるプロダクトを生み出すためにどのようなことを意識していますか?

 役に立つだけでなくユーザー(営業)の「モチベーションが上がるか」も意識するようにしています。例えば、色使いを暖色系にして気持ち的に燃えてもらうようにしたり(笑)
実績が高い順に見せる、目標の進捗から遅れている事が一目で分かる、など…「やばい!やんなきゃ!」と営業に思わせたら勝ちだと思います。

また、企画中に行うインタビューでは、なるべく現場に足を運ぶようにしています。インタビューが終わった後や、それ以外の時間の方が意外と本音がこぼれたりしますし、実際にお仕事をしている現場の中で自分のプロダクトを試して頂くことで、本人も気づかない、言語化できないような課題にも気づけると感じています。

今、開発中のプロダクトでは、デザイナーさんも一緒に現場にいてもらい、インタビューして、すぐプロトタイプを作成し、またインタビューして…と企画のスピードを上げることができました。デザイナーさんにとってもユーザーが実際に使う時のイメージがしやすくなるので、一石二鳥です。

あるべき論を捨て、シンプルでユーザーファーストの機能を提供

–ディップでのプロダクト開発でどんなことにやりがいを感じますか?

「これは課長・リーダー目線であるべき機能だ!」「これもあれも大事だ!」と思って
様々な機能を詰め込み、ツールを作ったことがあります。でも、実際には若手のメンバーが多い営業現場にとっては難しすぎて、ツールを使ってもらえませんでした。
なるべくユーザーに与えたい価値は2つくらいに絞って、シンプルかつ徹底的にその価値を高めていく事が大事だと学びました。

それからは、絞られた価値に沿った最低限の機能をスピード感を持ってフィジビリリリースし、現場に使ってもらいながら検証し、改善…という進め方で行うようにしました。結果、「大平さんが作ったツールで顧客管理がしやすくなった」ですとか、「現場のことを良く考えて作られたのが伝わってきます!」と言って頂けるようになりました。

–ディップでのプロダクト開発で印象に残っていることはありますか?

「ユーザーにどんな体験や感情を持たせたいか」ということへの、こだわりです。例えば、ドラッグアンドドロップよりもボタンの方が物理的には使いやすそうだけど、あえてドラッグアンドドロップにしたことがあります。普段現場では、Excelを目が痛くなるほど見ていて、基本的にはマウスをポチポチ…「仕事」が「作業」になってしまっていました。

ドラッグアンドドロップで、仕事の中ではあまりやったことのない動きを取り入れることで「あれ?今までのツールと何か違うぞ?」という”新しい体験”を持たせることが出来ます。このように、ツールを使った後に、ユーザーにどんな”感情”を持ってもらいたいか、まで想像することで、「もっとこれからも使いたい」という”行動”を促せるのだと気づきました。

これは、我がdip Roboticsの部長・亀田さんに教えて頂いたことですが、こういったプロダクト開発のプロフェッショナルがRoboticsにはたくさんいます。また、新しく入ってくるメンバーもバックグラウンドは人それぞれで、各々の強みが活かされているチームで、非常に学びの多い環境で仕事が出来ます。

–今後どんな組織にしていきたいですか?

売れる営業のやり方が自然に身に付く世界を作る

私の夢は、自分が作ったツールを毎日使う事で「売れる営業のやり方」が自然と身についていく世界を実現させることです。1人1人の営業には”味”や”パーソナリティ”があって、それを活かして商談やクライアントのサポートを楽しんでもらいたいです。

それは、どうしてもデジタルでは出来ない部分だからこそ、営業のやり方・工夫・進め方などある程度うまくいく傾向を型化できるものは、どんどん効率的に手間をかけずに浸透させていく必要があると思います。

ツールは毎日使うものだからこそ、”人の無意識化”に根付かせるインパクトがあると思います。

–読者の方々に一言お願いします!

ザ・営業会社のディップ。アツい社員が多いからこそ、「人」で勝負の会社だからこそ、
それを活きるように、デジタルの力が介入する価値があります。一緒にディップを盛り上げましょう!

次は堀田 奈津実さんにインタビューします。堀田さんはどんな人ですか?

いつも場を和ませてくれて、堀田さんと話していると初対面の人でもすぐ仲良くなってしまうな、と思います(笑) エンジニア経験を活かして、プロジェクトを短期間で数多くこなすスキルは本当に尊敬しています。いつも堀田さんに色々な知識を教えてもらっています!

–ありがとうございました!

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大平莉佳

dip Robotics UX・PdM課 諸突猛進。まずはやってみる!人間、プロダクト作りは全くの未経験。2016年~ディップの営業、2022年4月~ UX・PdM課へ異動、営業・業務支援システムのPdM、UXデザイナーとしてPO・PdMを担当。

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dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。