「散らばった情報をまとめて伝わるデザインを作る」デザイナーへキャリアチェンジした私がディップでこれからやりたい仕事とは

interviewee


▼詳細

author

小林 宥太
商品開発本部 dip.S.W.A.T S.W.A.T課 採用担当 ▼詳細

こんにちは、天野です。

ディップでは新卒1年目から部署別・職種別の採用をしています。1年目からバイトルの企画やデザイン、マーケティングなどに関わる部署に配属されるメンバーが例年10人前後おり、営業職からの異動も定期的に行われています。

今回はそんな部署別の採用で2017年4月に入社し、入社3年目の現在、メディアプロデュース統括部グロースハック部に所属する谷田部さんにインタビューをしました。

Webデザイナーの中でも、UI/UXデザイナーは最近学生からの人気が高まっている仕事ですよね。そこで今回は、バイトルのデザイナーという仕事は実際どんなことをしているのか、プロジェクトにどのように関わっているのかを聞きました。

デザイナーはチームの垣根を越えて施策を一緒に作り上げる存在

ー今所属している部署や組織はどこですか?

所属している部署はメディアプロデュース統括部グロースハック部です。職種としてはデザイナーですね。

グロースハック部のミッションはデータ分析、ユーザーインタビュー、世の中のUI/UX調査などを通じてユーザーの期待や想像を超える体験を提供することです。

ー谷田部さんはキャリアチェンジをしてデザイナーになったと伺っていますが、以前はどんな職種をされていたのか教えてください。またキャリアチェンジした理由も教えてください。

私は2017年4月に新卒入社をして、最初の1年半はコンテンツ企画室にいました。そこでは主にドリームバイトの運営や企画をやっていたんです。

そこで初めてキャンペーンサイトのコーディングをやらせてもらった時に、サイトの仕組みやウェブデザインなどにすごく魅力を感じて、もっとディープな職種へキャリアチェンジしたいと思うようになりました。

そこからコーディングやデザインのことを調べたりして、ディップでキャリアチェンジをしたいと上司や先輩の方に相談し、2018年10月前後にキャリアチェンジをしました。

今の部署へは来てから1年ぐらい経ちましたね。

ーそういう流れだったんですね。では次に、グロースハック部のメンバー構成を教えてください。雰囲気はどんな感じですか?

デザイナーは部署内に5名いて、1名は内定者インターン生です。全員女性なこともあり、和やかな雰囲気で仕事に取り組んでいますよ。

私は新卒入社ですが、ママさんの方や中途入社で入られた方、元々はバリバリの営業マンで部署異動されてきた方など、いろんなキャリアを持っている人がいますね。

「困ったところはみんなで解決しよう」という雰囲気が個人的にとても好きです。

ーみんなで解決するということですが、デザイナーはみんなで同じプロジェクトに携わるんですか?

いえ、基本的には1つのプロジェクトに1人の担当デザイナーがつきます。デザインを作るとなった時にみんなで取り掛かると、1人1人の個性が出すぎて大変なことになってしまうので(笑)

でも1人で進めていると、自分だけの知識と経験だけでは足りないことがあります。そういう時にデザイナーの方全員で集まって経緯を説明してから相談したりもしますね。

ただ責任を持ってやらないと責任の所在が曖昧になってしまうので、最終的なデザインの決定はそのプロジェクトの担当デザイナーが1人でやることになっています。

ー他部署、他組織、他職種とのやりとりはありますか?

そうですね、結構いろんな部署や組織、デザイナー以外の職種の方たちとのやり取りは多い方なのかなと思います。特にデザイナーはチームの垣根を越えて施策を一緒に作り上げることも多いですね。

例えば、SEOのチームや分析のチームなど、自分の知らない知識を持っている人達と一緒にプロジェクトを進めることもありますよ!

ー自分の所属している部署、組織の仕事はどんな人に向いていると思いますか?どんなことが好きだったり得意な人だと楽しめそうですか?

「考えること」「知ること」「つくること」が好きで得意な人ですかね。

これはグロースハック部全体に言える話になってきますが、コミュニケーション能力がとても大切な職種だと思うんですよね。

1つのプロジェクトがどのように進められていて、どんなストーリーから生まれたのかなど、細かい部分を知ることでデザインの意思決定をしていくことになります。デザインはプロジェクトの大きな方向性に直結してくるので、ちゃんとコミュニケーションを取りながら作っていくことが大事だなと思います。

あとこれは個人の話になりますが、デザインの情報って常にアップデートされていくものなので、新しいデザインの知識をインプットしていける姿勢がある人は楽しめるんじゃないかな。

わからないことが多くてもすごく魅力的な世界だったから「もっと知りたい」と思えた

ー1年目から企画職に配属されたことでスキル面など最初苦労はありましたか?もしあった場合はどのようにキャッチアップし、その苦労を乗り越えたのか教えてください。

学生時代は「アート」にのめり込んでいました。絵を描いて画廊に営業したり、個展をやらせてもらったり、絵を売ったりもしていたんです。そこから社会人になって飛び込んだのは「WEB」の世界。右も左もわからない状態で困ることは正直多かったです。

例えば、初期は言葉がわからないことだらけで苦労してましたね。ここ海外?って感じでした(笑)

だけど、すごく魅力的な世界だったから「もっと知りたい」という思いだけで最初は情報収集を頑張ったり、色んな人の真似をして手を動かしていました。楽しい苦労っていう感じですね。

また、困ったら相談できる先輩や同僚がたくさんいてくれるのがディップの魅力だと思います。

ーわからないことに対してはどのように情報収集されていたんですか?

本、ウェブ、Twitter、最近だとnoteもよく読みますね。

ーTwitterやnoteも使うんですね。

そうですね。Twitterやnoteはベンチマークになるようなデザイナーの先輩たちを見つけるというか、自分はこれからどういう風にキャリアアップしていけばいいのか、どうすればプロフェッショナルになれるのかを具体的に考えたい時に参考にしています。

右も左もわからないと、どこを目指したらいいかもわからないですしね。

最も大事なのは「ヒアリング」何が重要な要素なのかを認識することは難しいけど楽しいんです

ー今はどんな業務内容を担当されているんですか?。

バイトルで行うABテストの施策デザインや、グロースハック部以外からくる施策のデザインも行なっています。

ABテストとは、「ある特定の期間にページの一部分を2パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証すること」です。

引用元:LISKUL

企画の際にはバイトルのユーザーさんにユーザーインタビューに行ったり、自社データを分析ツールで解析したり、競合調査を実施したりしています。

具体的な手順としては、まず施策を考えてくれたディレクターへのヒアリングをします。ここが1番大事で、わからないところは施策ができるまでの経緯をしつこいくらいに聞きます。そして複数ある要素の中で「何が重要な要素」なのか認識の齟齬が生まれないようにします。

ヒアリングができたら、ヒアリング内容から情報を整理して組み立てます。具体的にはワイヤーフレームを元にラフ画を描いてイメージを作ります。そしてラフ画を元にさらにデザインしていくのですが、作っていく過程でデザイナー目線だとこうした方がいいんじゃないか、みたいな自分なり提案も混ぜつつ理想に近づけています。

言われた通りに作るだけじゃダメだと思うので。そこは意識していますね。

ー1つのプロジェクトにはどのくらいの期間がかかるものなのでしょうか?

まちまちですが、数カ月で終わるものものが多いです。

今やっているプロジェクトは1年くらいやってますが、今回は特別で。いろんなABテストの施策が同時に走っている関係で、他のプロジェクトとの兼ね合いから一旦優先度が低いプロジェクトはストップすることもあったりするんですよね。

ー特に印象的なプロジェクトはどれですか?エピソードなども踏まえて教えてください。

一番印象に残っているプロジェクト、そうですね。現在はまだリリース前の施策ですかね。具体的に言えなくて申し訳ないのですが、デザイナーになってから任された施策で一番大きい仕事でした。

ターゲットとしている人がどんな行動をどんな画面で起こして、どんな気持ち抱くのかなどを考え、情報を整理し、今のバイトルのデザインにどうやってデザインを追加するかということを本当にとことん考えましたね。キツかったです(笑)

ーリリースが楽しみですね!

散らばった情報をまとめて「伝わるデザイン」を作る

ーどんな時に今の仕事のやりがいを感じますか?

散らばった情報をまとめて「伝わるデザイン」を作ることができた時です。あとは、担当されたデザインがリリースされた時にもやりがいを感じますね、デザインって違いが目に見えるからわかりやすいので。

ABテストをやると、数字で結果が如実に現れるので、自分のデザインが支持されているのがわかるとやっぱり嬉しいですし、いろんな小さな施策をまとめあげた大きなプロジェクトが世の中にリリースされた時は感慨深いものがあります。

ー逆に辛いことはなんですか?

なかなか思うようにデザインができない時です。線や言葉1つとっても「本当に伝わるか」「これがベストか」を常に考え続ける中で伝えたいことがどんどん増えていきます。

そこで一歩引いてみると、「ユーザー」のためだと思っていたことが独りよがりなデザインだったりします。その時に「まだまだだなあ」と感じて辛いというか、落ち込みます。

デザイナーのみんなに相談すると、一気にクリアになるので、相談することって大事だなとと思いますね。本当ありがたいです。

ー今後ディップでやっていきたいこと、社会人としてこうなっていきたいなどどんなものがありますか?

どんな人でも使いやすいように、新しいデザインをうまく取り入れながらバイトルをデザイン面からアップデートしていきたいです。初めてバイトルを使ってくれた人には「圧倒的に使いやすい、きれい!」と思って欲しいですね。

バイトルを使っていただいた方には、また必要になった時に「そういえばバイトルよかったよな」と思い出してもらえるように頑張っていきたいんです。

社会人としては「与える人」になりたいと思っています。これまでチームは話し合いの場や相談の場で知識や経験など、必ず何かを「与えてくれる」存在でした。

そんな人たちと仕事をして、自分も社会人として、デザイナーとして関わっている人の人生に価値を「与えられる」存在になりたいと思っています。そうやってみんなで経験を活性化させることができたら組織としてもアップデートしていけると思っています。

関連記事一覧

interviewee

author

小林 宥太

商品開発本部 dip.S.W.A.T S.W.A.T課 採用担当 新規事業企画を担当するS.W.A.T課の採用担当。最近のマイブームはサウナ。