データベース未経験だって歓迎。『挑戦』は、dipの合言葉だから。

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阿部 陣一
商品開発本部 CTO部 システム基盤課 マネジャー ▼詳細

山村 晋史
商品開発本部 CTO部 システム基盤課 マネジャー ▼詳細

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秋山 美優
商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 ▼詳細

元SEで、アプリ開発からデータベースまで広く携わっていた2018年入社の阿部さん(右)・2020年入社の山村さん(左)。お二人がdipでデータベースエンジニアになった背景や、専門性を高め得たものとは。

手広く浅く、への危機感。専門性を意識し出した30歳前後

秋山:データベースエンジニア(以下DBエンジニア)がいるシステム基盤課では、絶賛求人中と伺っております。やはり経験者をご所望ですか?

阿部:もちろん経験者が来てくれれば嬉しいですが、開発に携わった経験があってデータベースに興味があるような方であれば、未経験でも歓迎です。私や山村さんも前職でデータベースに触ることがあったとはいえ、専門的にやっていたわけではなかったので。

秋山:え、そうなんですか!なぜdipのDBエンジニアに転身されたのですか?

阿部:私は6年ほどSEをやっていて、SQLやデータベースなどを手広く触るような業務内容でした。が、28歳くらいのときですかね。自身のキャリアに対して「広く浅くのままで良いのか?」という疑問が浮かぶようになったんです。より深くスキルを高めていきたいと思うようになって、どうしようかなと考え始めて。それで、自分は新しいものを追うより歴史や既存のものを調査することが好きだなと思い至ったので、バック側のデータベースの道を選びました。

秋山:あぁ、20代後半って自分に強みが欲しくなる頃ですよね。山村さんはいかがですか?

山村:私も前はSEとしていろいろな会社に常駐していました。新卒から7年ほど、様々な業界に関りながら社内システムの構築にアプリ開発、データベースまで触るなど手広くやっていて。そのあと似たような業務内容の会社に何度か転職したのですが、手を広げすぎてスキルが身につかないなという感覚がずっとあったんです。データベースをいじっているときが一番しっくりくるような楽しい気持ちがあったので、もうそっち専門の道に進もう!と決めました。

秋山:お二人とも、dipへの転職によって自身のスキルをデータベースに特化させたということですね。いかがです?やってみて。

阿部絞って良かったなと思いますよ。専門的にデータベースを扱うことで仕事に深みが出ましたし。今までは、例えば「SQLのデータを取る・書く」と、やりたいところを部分的に担当して終わっていたんですが、今は「そもそもSQLってどう動いてるのか」などの仕組みの部分から気になるようになって、わかるようになって。楽しいなと感じます。

山村:私も性に合っているなというポジティブな感情があります。例えばアプリケーションの開発だと次々にいろいろな言語が出てきて、10年後に同じ言語を使っている人がいるのだろうか?……という世界なのですが、データベースの技術って、歴史のある技術だから学べば学ぶほど力になるんですよ。それが良いなと思って。システム上で扱うものの一番根幹の部分はデータベースですし、全体を俯瞰して見渡したい私みたいなタイプにはハマるんじゃないかな。

秋山:なるほど。そういえば山村さんは何か資格をお持ちだとか。

山村:データベーススペシャリストの資格を持っています。転職活動中は、それを活かしたいって気持ちもありましたね。

自由で、自ら考えて動く力があって、速い。体感するdipの風土

秋山:普段、阿部さんたちはどんなお仕事をされているんですか?

阿部:DBエンジニアチームは大きく2つの役割を持っているので、それぞれで異なります。1つは、プロジェクト(以下PJ)単位で動くもの。ここはテーブルの設計だったりとか、SQLをちゃんと動くようにするとか全てをひっくるめて、PJの進行に寄与するためにDBエンジニアにやれることをやるという業務がメインです。もう1つは、今までリリースされたものに対して保守・運用を行ない、既存のシステムがちゃんと動くようにするという業務。それぞれチームで分かれてはいますが、とは言え業務がスッパリ分かれているわけではないです。

秋山:お仕事はほぼみんな一緒で、所属チームとか担当PJで業務の割合が変わるって感じですね。

阿部:そうですね。今は大きなPJが動いているので前者の方にパワーが偏りがちですが、保守・運用の方が定常業務ではあるので、今後はもう少しパワーを割きたいと考えています。

秋山:PJはどういうものがあるんですか?

阿部:データを書き換えるだけで終わる短いものから、がっつり企画から関わるものまで大小様々です。2020年でカウントすると半年で60~70本くらいが動いていました。本当にちょっとしたものも入れて、ですが。

秋山:想像より多かった!大小それぞれどういうことをされているんでしょう?

阿部:例えばバイトルで言うと、ユーザーがお仕事を探すときの検索軸を1個変えるなど、企画部門の指示どおりに進めるだけで比較的すぐに終わるものが小さいPJですねこれに関しては企画部署のPJマネジャーが取りまとめているので、DBエンジニアはデータベースに関わる部分だけを担うような感じです。あ、でも例外もあります。1年に1回、求人原稿に表示される「勤務先の最寄駅」とか「勤務先の市区町村」の表示などをガッツリ見直すようなPJが走るんですが、そのときは私たちDBエンジニアがPJマネジャーになっています。

秋山:なるほど。やることはほぼ同じでも、規模とリーダーが違うこともあるんですね。

阿部:はい。大きいPJについては今ちょうど山村さんが進めているものが該当しますね。

山村:リリースに向けて大詰めを迎えている『バイトルPRO』ですね。2020年11月に入社してからすぐ関わらせていただいていて今に至ります。こういう、半年以上という長い時間をかけて進めるようなものが大きなPJになります。やっていることや難易度は様々です。まるっきり新しいものを作るPJならカラのテーブルを作って入れるだけなので比較的スムーズに進みますし、既存のものを作り変えるためにデータ移行が発生するようなPJでは、既存のシステムに影響が出ないように考える必要があるので難易度が高いかなと感じます

秋山:なるほど。DBエンジニアの方々の裁量はどんな感じなのでしょう?

阿部:dipは「やっちゃダメ」が無いんです。百万単位のユーザーを持つ大きな求人サービスを扱っているのに、自分の考えをもとにトライ&エラーを試しながら品質改善を行っていくことができる。だからそのぶん、発見できるものが多くて身につきやすいですよ。

山村:そこ、大きいですよね。東証一部上場企業だしお堅いのかなと思っていたのですが、面接に来てからイメージが大逆転。自由だし、個人の裁量が大きいと感じています。論理的に破綻していなければ「こういうことをしてみたい」という提案に対して、上司から「ダメ」と言われることはほぼ無いです。

秋山:スピード感はいかがでしょうか?うちの会社、進みが速い印象がありますが。

山村:企画部署だけではなく開発側もそれぞれが主体的に考えて動くので、PJの進みも速いですよ。いろいろ要因はあると思いますが、最も肌で感じるのは会議です。一度時間を取れば、方針もネクストアクションも決める。しかも一人ひとりが自分の頭で考えている状態で進んでいく。全員が物事を自分事として捉えるから、進みが速いんだと思います。面接も、私の場合は最終面接以外はその場で合格を教えていただけて。意思決定の速い会社だとその頃から実感しています。

経験より主体性。本気で世の中を良くすることを目指してくれる人と進みたい

秋山:企画はおりてくるものが多いと思うのですが、データベース側からPJの企画をしたり、改善案を提言する機会はあるのでしょうか?

阿部:今は大きなPJがあったり、人手がもう少し欲しいというタイミングなので積極的にはできていないのですが、ちょうど今後やっていきたいと思っているところです。

秋山:どんなことですか?

阿部:私や山村さんが入社する前から動いているシステムのデータがずっと溜まっているので、その辺りに改善したいと思うものは多々あります。私が入った2018年頃は、私含めて社員のDBエンジニアが2人しかいなくて。それで手が回らなかったところが、山村さんが入ってくれたこと、徐々に常駐しているパートナー会社のエンジニアさんも増えてきていることもあり、だんだん着手できる余力ができてきています。少しずつ整ってきているから、これからはやりたくてもできなかった部分に力を入れていきたいです。そのためにも、社員はぜひぜひ増やしていきたいですね(笑)

秋山:なるほど。新しいものを生むだけじゃなくて、世の中に合わせて改善していくのもとっても大事ですもんね。

山村:今ここにいる人たちの殆どが、より良いプロダクトを作ろうというマインドの持ち主です。会社としても『求人サイトの運営会社』ではなく『Labor force solution company』という姿を掲げ、求人媒体の運営はもとより、AIやRPA、DXなどをも駆使した『労働⼒の総合商社』という基盤を整えています。そんな弊社ですから、今後DBエンジニアのプレゼンスは必ず高まっていく。スピード感も責任感もひっくるめて、そういうのを一緒に楽しめる仲間と進んでいけたら良いなと思います。

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阿部 陣一

商品開発本部 CTO部 システム基盤課 マネジャー SF小説をはじめ、いろいろな本を読むことが好き。元SEで、歴史あるものや何かを調べることに興味を引かれる。基本ニコニコしており、少しシャイ。

山村 晋史

商品開発本部 CTO部 システム基盤課 マネジャー 許可を待つより見切り発車でも良いからやってみたい!と、何よりフットワークの軽さを好む。が、この言葉から受ける印象とは裏腹に繊細な気遣いを併せ持つ仕事人。

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秋山 美優

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 ライター・ディレクターを担う人。感化されやすく占いは9割信じるが、1割の猜疑心が根深い。最近の生活に欠かせないものはYoutubeとアマプラ。