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学生時代のインターンで感じた「人」の大切さ。「マイノリティがワクワクする仕事探し」を実現したい。

interviewee

片田智美
商品開発本部 メディアプロデュース統括部 23卒内定者 ▼詳細

進藤圭
執行役員 兼 商品開発本部副本部長 ▼詳細

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小林 宥太
商品開発本部 dip.S.W.A.T S.W.A.T課 採用担当 ▼詳細

今回は23卒メディアプロデュース職内定者の片田智美さんと、最終面接を担当した執行役員の進藤にインタビューしました。片田さんは2022年6月に台湾の大学を卒業し、現在はディップで内定者インターンをしています。

なぜ日本の大学ではなく海外の大学を選び、どのような就職活動を行っていたのか。そしてなぜ数ある企業の中でディップを選んだのか。正規留学生の就活事情を伺いました。

思い立ったらすぐ行動

小林:今日はよろしくお願いします!早速ですが簡単に自己紹介をお願いします。

片田:片田智美です!国際高校を卒業後、1年間日本の大学に通った後、中国語を学ぶために中退し、台湾の大学に1年生から入り直して正規留学をしました。留学中はコロナ禍で帰国できなかった分、卒業して帰国後の今は日本の生活を満喫中です。休みの日はスマホのメモに書き溜めておいた「日本に帰ったらやりたいことリスト」を一つ一つ消化しています。最近は韓国アイドルにハマっていて、推しの話していることを直接理解するために韓国語を勉強中です。本日はどうぞよろしくお願いします!

小林:ありがとうございます。日本の大学を中退して台湾の大学に留学されたんですね。どういう流れで留学することになったんですか?

片田:日本の大学で第2外国語として初めて中国語に触れ、異なる言語や文化を学ぶ楽しさを実感し、もっと深く学びたいと思ったんです。初めは通っていた大学の中国語学科への編入や数ヶ月程度の短期留学に参加しようとも思ったんですが、それで実際どこまで中国語が身につくのかな、と疑問を感じていました。もともと高校生の頃に家族で台湾へ旅行に行ったことがあったので、食生活や土地勘の面でも1人で留学に行くことにそこまで不安がなかったこともあり、思い切って大学を早々に中退し、台湾へ留学にいくために中国語の勉強を始めました。

小林:せっかく受験して入った日本の大学を中退して海外の大学に入り直すのはなかなか珍しい決断なのかなと思います。迷いはなかったんですか?

片田:あまり迷いはありませんでした。もともとフットワークが軽い性格なので、日本の大学に退学届を出してから、台湾の大学を受験するまで全て自分で決断し、行動しました。言語に関しては日本でも勉強していたので正直自信満々で行ったのですが(笑)、初日の授業で打ちのめされ、1年生の頃は半泣きで授業を受けていました。幸いマレーシア人の友達ができ、最初の頃はその子に全て英訳をしてもらっていました。

自分に何ができるか、誰の役に立てるか

小林:台湾では学業以外にどんな活動をしていたのですか?

片田:大学2年生から3年生に上がる間の夏休みからインターンを始めました。私が働いていたのは、日本の旅行系スタートアップ企業で、国内外のあらゆる旅行予約サイトの情報を一気に検索できる利便性や、「旅行の面倒をゼロに。感動を最大に。」というユーザー目線の企業Visionに惹かれたのを覚えています。インターンを始めた理由は、大学の卒業要件で300時間以上観光業界での就業体験が必須で、それを満たすためでした。なので最初は時間数を満たし次第すぐにやめるつもりだったんです(笑)。でも仕事をしていくにつれてどんどん面白くなってきて、約2年間その企業でインターンをさせていただきました。

小林:慣れない海外留学中にインターンと学業を両立するのは大変じゃなかったですか?

片田:大変だと感じる時もありましたが、それ以上に楽しかったので続けられました。自分の得意なことで誰かの役に立ちたい気持ちが強いので、その欲が満たされていたからかも、と今となっては思います。

小林:インターン先ではどんな業務を担当していたのですか?

片田:自社の旅行予約サイトやアプリのUI/UX改善から、バナー広告制作、ユーザーヒアリングなど、様々な仕事を経験させていただきました。その中でも、コロナ禍で観光施設や観光行政に向けて行った集客コンサルの仕事は、特に印象的だったと感じています。事業者様へ向けた資料作りや配布用の動画撮影などを徹夜でやりきった時、チーム全体で感じた達成感は今まで感じたことのない感覚でした。

就活中に気づいた”人”の大切さ

小林:就活はいつから始めたんですか?

片田:恐らく3年生の冬くらいからのんびり始めたと思います。台湾や中国本土で働くことも考えましたが、コロナがいつ収束するかも不明だったし、軍事的な緊張もあったので、とりあえず一旦、日本に帰って就職しようと決めました。台湾の大学を6月に卒業するため、当時は通年採用や秋入社が可能な日本企業に絞って探していました。そしてなおかつ自分が役に立てそうな企業となると、なかなかこれといった企業が見つからず、志望する企業が決まらないまま対策だけとりあえずしている、そんな期間が長かったですね。具体的な対策としては、自己分析やオンラインでのOB訪問です。その時に書いたメモは今でも時々見返すほど私の貴重な記録であり、宝物になっています。インターンでの経験を活かしたかったので、志望業界はコンサルやITコンサルを主に見ていました。

小林:そこから人材系を見るようになったきっかけは何でしたか?

片田:コンサル系の会社の就職面接で思うような結果が出ず悩んでいた時、インターンで出会った「人手が足りなくて困っている観光事業者の方たち」を思い出しました。自分たちに寄せられるクチコミを見て、改善しなければいけないところを分かってはいるのに、人が足りなくて手が回らない。自分たちのサービスや土地の素晴らしさをもっと広めていきたくても、写真を撮ったりSNSに投稿したりできる人がいない。多くの観光事業者の方がそんな悩みを抱えていました。コンサルとして第三者視点での知識やデータ、解決策を提供することももちろん大切ですが、どんなに有効な施策を提案できても、それを実行してくれる”人”がいないと、企業は何も変わらない。もっとちゃんと目に見える形で企業の役に立ちたい。人材業界を見てみよう。こんな思いの変化がありました。

「変な人だから合格です。」ディップへの入社を決意した決め手

小林:ここからは最終面接を担当された進藤さんにもお話を聞いていきたいと思います。進藤さんよろしくお願いします。

進藤:お願いします。

小林:片田さんは人材業界の中でもなぜディップの選考を受けたのですか?

片田:きっかけは、単純に仕事内容を見て自分が役に立てそうだと思った部分もありますが、一番は最初にカジュアル面談をしていただいた社員の方の雰囲気だったり、温度感が自分に合っているなと感じたからです。選考過程では面接と面談を通して6名の社員の方とお話することができました。どの方ともとても楽しく有意義な時間を過ごすことができ、こんな素敵な方たちと働けたら楽しいだろうなと思いましたね。

小林:いろんな年次の社員との面談調整して良かったです(笑)。入社の決め手はなんだったのですか?

片田:決め手は、最終面接で面接官の進藤さんに言われた「私を採用する理由」でした。実は他にもう1社、同じく人材系の企業から既に内定を頂いた状態でディップの最終面接を受けていたんです。その企業もとても素敵な企業だったので、正直、ディップは落ちても構わないと思って面接に臨みました。ですが非常に有難いことに、面接が終わるとそのままフィードバックの時間が始まり、「片田さんは合格です」と言われました。その瞬間、面接前は落ちても構わないと思って受けていた面接だったのに、すごく嬉しくて。進藤さんはフィードバックで、私を採用したいと思った理由を3つ話してくれたんですが、そのフィードバックの言葉に何だかすごくときめいてしまいましたね(笑)。

小林:進藤さん、片田さんのどんなところが魅力的だったのですか?

進藤:1つ目は「意思決定が面白くていい意味で変わっているところ」、2つ目は「学習能力がとても高いところ」、そして3つ目は「インターンの経験を通じてITの価値を理解しているところ」かな。大学中退して海外の大学に入り直すなんて全員に反対されそうだし、いかにも大変そうなことだけど、それでもやりたいんだ、これはやるべきなんだ、と自分で意思決定して自分の努力でそれを良い結果にしているよね。これって企画やプロダクトづくりもほとんどそうで、ユーザーファーストでプロダクトを作るのって実は同じ意思決定だから。企業側に反対されそうなものでもユーザーファーストを貫くならやるべきことだから企業を説得してでもやる。そんなディップが大事にしているプロダクトの作り方に向いている人だな、一緒に働きたいなと思いました。

小林:こういうフィードバックは他の企業さんとは違う観点だったのですか?

片田:今まで受けてきた他の企業では、どちらかというと私の能力や経験を見て評価されていたように感じていました。でもディップの面接では、私の人となりや考え方を評価していただき、そんな私が必要だと言っていただいたことが嬉しくて、ディップの為に頑張ってみようと決心しました。

小林:内定者インターンではどんなことをやっていく予定ですか?

片田:4月から働くメディアプロデュース(バイトルの企画の部署)の仕事と新卒採用の仕事の両方をやっていく予定です。前者ではユーザーヒアリングを、後者では24卒の学生さんに向けて企画を考えたり、カジュアル面談をしていく予定です。

小林:来年の4月からは新卒入社を控えていますが、目標ややってみたいことはありますか?

片田:ディップでは「マイノリティがワクワクする仕事探し」を実現したいと思っています。国籍やジェンダー、年齢などによって仕事探しで不利を感じる求職者を少しでも減らし、誰もが積極的に、ワクワクしながら仕事を探せる未来を創ることが私の目標です。簡単なことではないですが、人手が足りない企業と、仕事がなくて困っている人の出会う機会をもっと増やし、お互いに理解を深めることさえできれば、実現できると考えています。

オンリーワンの就活を

小林:最後にこの記事を読んでいる未来の後輩候補のみなさんに向けてメッセージをお願いします。

片田:就活の方法は人それぞれです。焦らず、自分にあった方法で進めていきましょう。就活を始める時期も人それぞれでいいと思います。時間は有限なので優先的にやるべき対策も、やらなくていい対策もあるだろうし、暇なら片っ端から全部やってみても良いと思います。全ていつか必ず役に立ちます。不安なことや焦ることがたくさんあるかと思います。それでも毎日自分で自分のことを褒めつつ、労りつつ、最後まで悔いの残らないよう過ごして下さい。応援しています。

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片田智美

商品開発本部 メディアプロデュース統括部 23卒内定者

進藤圭

執行役員 兼 商品開発本部副本部長 早稲田大学を7年かけ卒業後、ディップに新卒入社。営業職、ディレクター職を経て、開始後3年で15億円の売上に成長した看護師人材紹介「ナースではたらこ」など、40件以上のサービス企画に参加。直近では、AIアクセラレーターやDigital labor force「コボット」を提供するAI・RPA事業がある。書籍「いちばんやさしいRPAの教本」、「いちばんやさしいDXの教本」を執筆している。

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小林 宥太

商品開発本部 dip.S.W.A.T S.W.A.T課 採用担当 新規事業企画を担当するS.W.A.T課の採用担当。最近のマイブームはサウナ。