7月にアップデート。 ディップのRPAサービス 「HRコボット for 応募対応」って何?

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実平 翔太
AI・RPA事業本部 営業統括部 DL営業部 HR課 ▼詳細

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高橋 正憲
商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 ▼詳細

2019年3月、ディップは事業ドメインを「求人広告メディア」から「AI・RPAなどを活用し労働力のさまざまな問題を解決する“Labor force solution company”へと進化する」と発表しました(プレスリリースはコチラ)。
今回はRPA商品のひとつであり、2020年7月にアップデートされた「HRコボット for 応募対応」について、営業の実平にいろいろ聞いてみました!

夜間でも自動で応募対応してくれるサービスです。

編集部:今日は「HRコボット for 応募対応」という商品について、いろいろ教えてください!まず、このサービスはどの業界向けの商品なんですか?

実平:HRコボットは、人材派遣会社向けの商品です。for 応募対応は、応募者の対応を自動的に行うサービスです。

編集部:ふむふむ。具体的には、どんなことができるんですか?

実平:応募者が派遣社員として働くには、まずは人材派遣会社との面談や登録が必要なんですが、for応募対応は、応募があったら自動で応募者へメールとSMSでチャットのリンクを送ります。チャット上で事前質問を行い、面談希望日を複数選んでもらって、その中から人材派遣会社が面談日を選ぶと日程が確定し、面談前日にはリマインドも自動で行います。土日でも夜間でも応募の対応ができますよ、というサービスです。

編集部:なるほど。HRコボットが自動で日程調整をしてくれるんですね。

実平:通常は応募があると、人材派遣会社が応募者一人ひとりにひたすら電話をかけているんですよ。面談・登録しに来てくださいって。でも、実際はなかなか繋がらないので面談日を設定できないんです。1回応募者に電話をかけて繋がらなかった場合、繋がるまで時間帯や日を変えて何度も何度も電話をかけなくてはならないですよね。

編集部:たしかに、それは人材派遣会社にとっては大変な手間になりますね。でも、なんで応募者は応募したのに電話に出ないんでしょうね?

実平:理由はいろいろあるんですが、実は半分以上が夜間の時間帯の応募なんです。例えば、次の日になって応募意欲の温度感が変わってしまっていたり、こういうサービスをすでに取り入れている他の人材派遣会社と、夜間のうちに面談日が確定してしまったりというパターンが考えられますね。登録まで至らなかった原因も、連絡が遅いという理由が多くを占めているんです。


出典:「派遣の就業前離脱3,200人アンケート調査」(ディップ総合研究所調べ)

編集部:応募者の対応はスピードが大事なんですね。

WEB面談や、SMSに送れる機能まで。便利な機能が満載。

編集部:人材派遣会社にとって、電話の手間がなくなる以外にどんなメリットがあるんですか?

実平WEB面談機能も大きなメリットです。面談日程を決める際に、応募者の希望によって「WEB面談」を選べるんです。他社にはあまりないサービスですね。

編集部:まさに今の時代のニーズに合ってますね。他にも他社にはないコボット特有のサービスってあるんですか?

実平連絡ツールですかね。普段、プライベートのメールって頻繁に見ますか?

編集部:あんまり見ないです。。。メルマガが未読のまま大量に溜まってます。

実平:ですよね。実は、メールの開封率ってとても少ないんですよ。それに比べてSMSの開封率って何倍も多いんです。でも、SMSは1通につき何円という送信コストがかかるので、SMSに送る仕様のサービスって少ないんですが、コボットはSMSに送ることで開封率がグンと上がって、効果に繋がるんです。

編集部:それはすごいですね!そんなに差があるとはビックリです。

実平:あとは、面談日程を調整する前に、応募者に対してチャットボットを通じていくつか質問が設定できるので、人材派遣会社側もある程度の精査ができます。例えば事務経験が必須の募集だったら、「事務経験はありますか?」という質問を設定して、事前に事務経験の有無を把握することができます。

編集部:なるほど、面談前にお互いのミスマッチが防げますね。

すでにたくさんの企業へ導入済み。機能も常にアップデート。

編集部:すでに人材派遣会社に導入開始しているんですよね?

実平:はい。トライアルを含め、すでにたくさんの人材派遣会社へ導入してしています。「24時間待っているだけで70%以上の応募者から面談予約依頼が届く」という実績も出ているんですよ。

編集部:待っているだけでその成果はスゴイですね!

実平:ただ一方で、いきなり面談するのではなく、まずは実際に応募者と電話で話してから日程を決めたいという声も高かったんですよ。実際に話してみてコミュニケーション能力を確認してから面談したいという要望です。その要望に応えて、今回のアップデートで「面談日程調整」か「連絡希望時間のヒアリング」の2つから選べるようになったんです。

編集部:かゆいところに手が届くような、細かい仕様があるんですねぇ。

実平:そうなんです。元々、たくさんの人材派遣会社を回ってニーズを集めて作ったサービスです。今後も、お客様からのニーズがあればどんどんサービスは改良されていきますよ。

編集部:これからも進化していくコボット達が楽しみですね!実平さん、ありがとうございました!

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実平 翔太

AI・RPA事業本部 営業統括部 DL営業部 HR課 2009年新卒入社。入社以来、派遣会社の採用コンサルタントを担当し、2019年8月にAI・RPA事業本部に異動。現在は派遣会社向けRPA商品の販売支援を行っている。表情には出ないが実は人情派。

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高橋 正憲

商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 3代目dip people編集長。2008年に新卒で入社し、進行管理、広告審査室、制作ディレクター、管理職などを経験。2020年4月より現職。