想像以上のスピード感と裁量。これからもたくさんのサービスを立ち上げていく。

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管 智彰
DX事業本部 プロダクト統括部 プロダクトマネジメント部 部長 ▼詳細

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高橋 正憲
商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 ▼詳細

ディップの強みを生かし、 中小企業向けのDXをワンストップで提供する』というビジョンの実現に向けて、サービスの企画・開発や、他社との協業を進めるDX事業本部。現場のPdM(プロダクトマネジャー)は、どのような思いでディップに入社し、日々どのように仕事を進めているのか。2020年1月にディップに入社し、2021年3月1日付で部長格へ昇格となった管に、話を聞いてみました。

想像以上のスピード感と裁量

高橋:管さんは2020年1月にディップへ入社されましたが、なぜディップに?

:前職までは、大手メーカー系列の金融会社に勤めていました。ただ、組織が大きいだけに、スピード感、裁量ともに満足できないところがあり、もう少し小さな組織で、スピード感をもって働きたいなと思い転職を決意しました。そんなときに出会ったのがディップでした。

高橋:入社されてからは、いかがですか?

:約1年の間に、『面接コボットライト』などのPjM(プロジェクトマネジャー)、『面接コボット』のPdM(プロダクトマネジャー)などを担当してきましたが、想像していた以上にいろいろなことを任せてもらっています。「スピード感をもって働きたい」と思って転職したものの、最初は想像以上のスピードや前職との違いに戸惑ったこともありますが(笑)戸惑ったのは最初のうちだけで、徐々にディップのやり方にも慣れ、望んでいた働き方ができるようになりましたね。

たとえば、PdMとして仕事をする上で、日常的な意思決定は完全に任せてもらっています。ある程度の投資が必要な場合も、週に1度は事業本部長の三浦と各マネジャー陣とのミーティングを行っているので、その際に説明してOKをもらうという進め方です。以前の会社だと「ハンコをいくつももらわないといけない」「説明すべきレイヤーが何人もいる」といったことがあったのですが、そういった形骸化した業務はほぼなく、スピード感をもってプロジェクトを進められていますね。

コアチームで議論し、常にプロダクトを改善していく

高橋:PjM、PdMとして働かれる中で、具体的にはどのようなことをされているのですか?

:『面接コボット』を担当してからは、まずは品質の安定化に取り組みました。半年ほどかけて開発体制、開発プロセスの改善を進めて、最近ではより高い付加価値を提供するための新機能追加などを検討・推進できるようになりました。

高橋:機能追加などはどのように進めていくのですか?

:いくつかパターンがあります。私たちのほうで「こういう機能を追加したい」というのもあれば、お客さまから「こんな機能を追加してほしい」「ここを改善してほしい」といった要望も上がってきます。また、ディップにはたくさんの営業がいるので、全社の営業担当者にアンケートを取ってどんな機能が必要かを集めることもあります。

それらの要望について、開発、CS、営業推進のメンバーが入っている6~7名のコアチームで毎週集まって、「これを実装するとこのお客様は喜ぶかもしれないけど、残りの9割の方にとっては不利益な変更になるよね」「この変更はコンセプトにも合致するね」などと議論をして、優先順位を付け、実行に落とし込んでいます。こういった機能追加や改善については、お客様の声や営業の声、各機能のアクセス状況などを見ながら日々取り組んでいます。

高橋:どういったときにやりがいを感じますか?

:私も過去エンジニアをやってきたので、プログラムの設計でもクイズを解くような楽しさを感じていましたが、そことはちょっと違う観点での楽しさがあります。

たとえば「どんな機能をどういう仕様で実装するべきか」「どの機能の優先順位を上げるべきか」って、言ってみれば誰も答えを持っていないんです。「唯一の正解はないけれど、その時々に応じてどれがベターの選択か」を常に判断していくので、お客様の声、データ、機能のアクセス利用状況…答えを導き出すためのヒントはたくさん散らばっていて、それらを組み合わせて答えを求めていくのは、すごく大きなやりがいです。

みんな同じ目標に向かっているから、臆せず議論ができる

高橋:管さんはディップに来られる前にも何社か経験されていますが、あらためて「ディップのよさ」はどのようなところにあると感じますか?

「発言のしやすさ」はとてもいいところだと感じています。たとえば入社した当初、新規事業だからスピード感が大事とか、「ドキュメントを残すよりも実行」のような文化があることは理解しながらも、とはいえ「ここはちゃんとドキュメントに残さないとまずいよね」とか、「ここはもっとテストしたほうがいいんじゃないか?」と思うことがありました。でも私はベンチャーとは真逆の気質の会社から来ているし、最初はそういうことを指摘するのを躊躇するところがあって、自分でも発言にブレーキをかけていたんです。でもやはり、大小さまざまな問題が起きはじめたときに、「スピードも大事だけど、やるべきことはちゃんとやっていこう」と提案しました。そういった、ある種組織の流儀と反する意見でも、頭ごなしに意見を否定する人はいなくて、理屈が通っていれば、目的に適っていれば、みんな納得してくれます。そのときも、結果的に私の意見が受け入れられました。

変な思い込みや前提を置かずに、みんなでフラットに議論できるというのはすごくいい環境だなと思います。それはプロダクト統括部の中だけでなく、営業も含めた事業部全体でそのような文化があるので、とても人に恵まれているなと思います。

高橋:立ち上げの時期だと、議論すべきことも多いからこそ、そういった雰囲気はとても助かりますね。

:先ほどのコアチームについても同じで、「同じ目標に向かっている」からこそ、みんな「自分の立場を守るため」ではなく「プロダクトをよくするため」「事業の成長のため」に意見を出してくれます。変な遠慮は当然しないし、かといって雑な物言いでイヤな気分にさせることもありません。お互いの意見を尊重しながら話し合っています。それぞれのポジションや役割は違うものの、同じ目的を持ったひとつのチームとして動けているところが、すごくいいところだと思います。

高橋:そういった雰囲気って、「少人数であれば雰囲気がいい」というものでもないと思うのですが、何がそうさせているんでしょうか?

:うーん、これは元も子もないというか、身も蓋もない言い方になってしまいますが、「事業の調子がいい」からだと思います(笑)やっぱり商品やサービスが売れていなかったら、このような状態はなかなか成立しにくいのかなと感じます。サービスが売れているからこそトラブルが起きても一生懸命になれるし、もっと使ってもらうために知恵を絞れる。その結果、より「みんなで同じ目標に向かって頑張っていく」という価値観、雰囲気が醸成されるのではないでしょうか。

サービスの立ち上げ、拡大フェーズにこれから何度も立ち会える

高橋:ディップのDX事業本部に向いているPjM、PdMって、どんな方だと思われますか?

:やはりプロダクト、サービスを担当する以上、そのサービスに対する愛着がないとすごくしんどいし、愛着を持てない人に任せるのはこちらとしても少し難しいです(笑)一方で、DX事業本部はこれからもさまざまなサービスを企画・開発したり、他社と協業しながら進めていく予定なので、短いスパンで担当が変わることもあるかもしれませんし、ひとつのプロダクトだけを何年も担当するということも恐らくありません。そういった意味では「ひとつのプロダクトを長く担当して育てたい」という方は、ディップのDX事業本部にはちょっとフィットしにくいのかなと思います。

裏を返せば、できたばかりのサービスを一気に拡大するというフェーズには何度も立ち会えます。そういった経験は、一般的なスタートアップや、大きなサービスをひとつだけ運営しているような企業だとなかなか経験できないのではないでしょうか。

高橋:たしかに、それはDX事業本部ならではのやりがいかもしれません。最後に、管さんが今後実現していきたいことなどあれば、教えてください。

:私は、実家が小さな土木建築業を営んでいたり、私自身も副業で中小企業のお客様のお手伝いをしていたりするのですが、そういった経験を経て「世の中には有名ではないけれどいい商品、サービスを持っている企業がたくさんある」「そういった企業がハンデを負うことのない環境をつくっていきたい」という思いを持っています。だから、DX事業本部の『ディップの強みを生かし、 中小企業向けのDXをワンストップで提供する』というビジョンにとても共感しているんです。だからこそ、自分が今関わっているサービスや、今後生み出していくサービス、事業で、それが少しでも実現できたらなと思います。

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管 智彰

DX事業本部 プロダクト統括部 プロダクトマネジメント部 部長 2020年1月中途入社。SIでの開発にてキャリアをスタート。その後、大手通信企業にて基幹システムの開発、事務機器メーカー系列の金融会社にてRPA・チャットボット・ローコード開発の導入などを経験。「小さい会社だからといってハンデを負うことのない世の中にしたい」をモットーにしている。

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高橋 正憲

商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 3代目dip people編集長。2008年に新卒で入社し、進行管理、広告審査室、制作ディレクター、管理職などを経験。2020年4月より現職。