「派遣の仕事探しならはたらこねっとだよねと言われたい」新人Webディレクターの奮闘
ディップでWebディレクターとして活躍する満田高帆さん。学生時代からWebサイト運営を経験していた彼がなぜディップをファーストキャリアに選んだのか、そして入社後1年半でどんな業務を経験し、成長してきたのかを聞きました。
大学時代のWebサイト運営経験がきっかけでディレクター職の世界へ
小林:お名前と所属部署、簡単な自己紹介をお願いします。
満田:商品開発本部メディアプロデュース統括部はたらこねっと部1課の満田高帆です。2023年に新卒で入社しました。趣味は映画鑑賞と阪神タイガースの応援です。映画は週に3〜5本ほど観ています。阪神タイガースのファン歴は小学生の頃からで、球場にもよく足を運んでいます。2023年に阪神タイガースが日本一になった瞬間も現地で見ました。
小林:大学時代に一番力を入れていたことについて語ってください。
満田:学生時代は、Webサイト運営に力を入れていました。当時、海外の大学に通っており、もともとは海外大学生のブログのような感じで情報を発信していたのがきっかけです。そこから、何かを表現したり発信したりすることに興味を持ち、それをWebサイト運営という形で実現していました。初めは記事を書いても誰も読んでくれず、Googleで検索してもヒットしない状態が続き、PVは常に0でした。しかし、独学でWebデザインやSEOを勉強し、徐々にサイトの規模も大きくなっていきました。自分のサイトが成長していく過程は、子供の頃にポケモンを育てる感覚に似ていました。独学ながらもできることが増え、レベルが上がっていく感じが楽しく、ますますのめり込んでいきました。結局、学生時代には複数のサイトを運営し、今でも続けているサイトもあります。
小林:ディップとはどのように出会ったのでしょうか?
満田:就活を始めてすぐくらいの時期にスカウトで声をかけてもらったのが最初の接点です。
小林:ディレクター職に興味を持ったきっかけは何ですか?
満田:学生時代に個人でWebサイト運営をしており、その経験を活かしたいと考えていたときに、ディップからディレクター職のスカウトをもらい、興味を持ちました。もともとWebサイト運営をしていたこともあり、自分でアイデアを出してそれを形にすることや、何かを伝えることを仕事にしたいと思っていました。
小林:ディップへの入社の決め手を教えてください。
満田:ディップへの入社を決めた理由は3つあります。まず第一に、1年目からWeb系の企画職に就けることが大きな魅力でした。学生時代に個人でWebサイトを運営しており、その経験をより大きな場で生かしたいと考えていました。ディップでは、1年目からWeb系の企画職に就けるため、自分のやりたいことと合致していました。
次に、ディップが制作会社ではなく事業会社であることです。就職活動の初期には、制作会社やWeb系のコンサルティング会社が頭に浮かびました。しかし、制作会社ではプロジェクトが終わるとそのサービスから手を離すことになり、根本的な課題解決ができないのではないかと考えました。一方、事業会社であれば、自社サービスがあり、一つのサービスに長く関わることができます。「作る→世に出す→反応を見る→改善する」というサイクルを回すことで、サービスの課題解決により近づけると考えたんです。
最後に、内定をいただいた際にディップで働くイメージをしっかりと持てたことが決め手となりました。内定をもらった際に、なぜ内定を出したのか、どのようなところで活躍してくれそうか、これから鍛えていくべき点はどこかなど、細かくフィードバックをいただけたことが最終的な決め手となりました。ディップで働く自分のイメージがより鮮明になり、入社を決意しました。
半年がかりのプロジェクトをやり切って得られた経験と自信
小林:現在の仕事内容を教えてください。
満田:はたらこねっとのスマホ版WebサイトのUI/UX改善を担当しています。UI改善としては、見た目のデザインや使いやすさの向上を図っています。UX改善としては、ユーザーが希望の仕事と出会いやすくする工夫や、仕事探しの体験全体の改善を行っています。
小林:所属している部署、チームはどんな雰囲気ですか?仕事の進め方や働き方など含めて教えてください。
満田:年次や経験が浅くても、どんどん自分の意見を言える雰囲気があります。ディレクターはいろんな人を巻き込む職種なので、自分がいいと思ったアイデアを世に出すために、周りの人を巻き込んで実現に向けて動いていくことが求められています。
小林:入社して今までで一番印象に残っている仕事、プロジェクトを教えてください。
満田:私がディップに入社してから一番印象に残っている仕事は、「仕事一覧のファーストビューの検索ボックス周りの改修テスト」プロジェクトです。このプロジェクトは、2023年6月から半年間かけて行われました。このプロジェクトの目的は、仕事一覧のファーストビューのデザイン改修による情報優先度の再設計、各機能の利用率増加、そしてより早く案件を見せることでした。プロジェクトは2段階に分かれており、第1弾は2023年6月から8月、第2弾は2023年9月から12月まで実施されました。具体的な実施内容としては、第1弾で検索ボックス下のパーツのデザイン改修と情報優先度の再設計を行い、第2弾では検索ボックスのデザイン改修とサイズの短縮化を行いました。
定量的な成果としては、プロジェクト全体で月間応募数が約1万件増加し、各ツールの利用率が104%改善しました。特にJOBアラート(希望条件を設定すると仕事情報がメールで届く機能)の利用率は136%改善し、メルマガの利用数も増加しました。これは長期的な視点でも応募数の増加に貢献しています。
定性的な成果としては、ディレクターの役割を深く理解できたことが挙げられます。通常のABテストではデザイナー1人と実装者1人が関わるのが一般的ですが、このエンハンスABテストでは、デザイナー、スケルトンチーム、開発チームなど、多くの人が関わりました。そのため、プロジェクトの規模も大きくなり、調整やコミュニケーションが非常に重要でした。今回のプロジェクトの経験を通して、開発側や他のメンバーとのコミュニケーションもスムーズに行えるようになり、ディレクターとして成長できたと感じています。多くの学びと成長を得ることができ、自分にとって非常に大きな経験となりましたし、プロジェクトをやり切れたことを評価していただき昇格も果たすことができたのでとても印象に残っています。
量と質を両立した施策を実行できるディレクターになるために
小林:1年半ディップで働いてきたことで得られた自身の成長ポイントやマインド、視座の変化を教えてください。
満田:まず第一に、「量と質の両立」が挙げられます。1年目はとにかく数を出すことに注力しました。アイデアの数や世に出した施策数において、チーム内で一番多く取り組みました。最初の頃は、質よりも量を重視していたため、インパクトのある施策を多く出せていたわけではありませんでした。しかし、下期に入る頃からは施策の勝率も上がり、量と質の両方を担保できるようになりました。この経験を通じて、何事もまずは数をこなすことが重要であり、その中で質を高めていくことの大切さを学びました。
次に、「ディレクターとしての役割」を理解し、実践できるようになったことです。初めは何もわからないままデザイナーや開発チームと一緒に仕事を進めていましたが、1年を通じてディレクターとしての役割を理解し、実践できるようになりました。具体的には、プロジェクトの範囲を明確にし、何をやるか、何をやらないか、納期はいつかなど、ディレクターとして決めなければならないことを決定し、スムーズにプロジェクトを進行できるようになりました。この経験を通じて、リーダーシップやプロジェクト管理の重要性を学び、自信を持ってディレクション業務に取り組めるようになりました。
これらの経験を通じて、自身の視座も大きく変わりました。単に目の前のタスクをこなすだけでなく、全体の戦略や長期的な視点を持って仕事に取り組むことができるようになりました。また、チーム全体のパフォーマンスを向上させるために、メンバーとのコミュニケーションや協力の重要性を再認識するようになりました。ディップでの1年半は、私にとって非常に充実した時間であり、多くの成長を実感できる貴重な経験となりました。これからもこの経験を活かし、更なる成長を目指して努力していきたいと思います。
小林:仕事をしていてやりがいを感じるのはどんな時ですか?
満田:結果が数字として見えるところです。ユーザーの反応が具体的な数値として現れるため、施策がユーザーにとって有益だったのかどうかが一目でわかります。結果が良かった場合、自分のアイデアが成功したことを実感でき、非常に嬉しいです。数値が上がることで達成感を感じ、モチベーションも高まります。また、自分の考えた施策がユーザーに受け入れられたことを確認できるため、自信にもつながります。
一方で、結果が悪かった場合でも、それは新たな学びの機会となります。失敗から次のアイデアが生まれたり、次の施策にその経験を活かすことができます。数字として結果が見えることで、どこに問題があったのかを具体的に分析しやすくなり、改善点を明確にすることができます。これにより、PDCAサイクルを効果的に回し、次により良い結果を出すための糧にすることができます。このように、結果が数字で見える環境は、自分の成長にも繋がる重要な要素です。良い結果を出すための努力が直接反映され、それが次の挑戦への励みとなることで、仕事に対するやりがいを感じることができます。
「派遣の仕事探しならはたらこねっと」と言われるためにチャレンジし続ける
小林:今後やっていきたいことやキャリアプランなどがあれば教えてください。
満田:私の中長期的な目標は、「派遣の仕事探しと言えばはたらこねっとだよね」、「探しやすい求人サイトと言えばはたらこねっとだよね」といったイメージを社会全体に浸透させることです。「こうすればユーザーが喜ぶのではないか」、「よりマッチした仕事に出会えるのではないか」といった軸で常にアイデアを出し、ABテストを通じてUI/UXの改善に取り組んでいきたいです。また、ABテストだけではなく、サイトグロースに関わることには積極的に手を挙げていきたいですね。「年次が浅いから」と遠慮せず、自分のアイデアや意見を積極的に発信することをいつも心掛けています。サイトの成長に関わるあらゆる面で積極的に手を挙げ、リードしていく姿勢を持ち続けたいです。
私のキャリアプランは、自分の扱うサービスに対して大きなインパクトを残せる人になることです。最終的には、サービスを超えて社会全体に何かインパクトを与えられるようなグロースハッカーになることを目指しています。具体的には、ユーザーのニーズを深く理解し、それに基づいた革新的な施策を打ち出し、社会にポジティブな変化をもたらすことが目標です。この目標を達成するために、日々の業務においても常に成長を意識し、新しい知識やスキルを積極的に取り入れていきたいと考えています。また、チームや組織全体の成長にも貢献し、共に高め合える環境を作り上げていきたいです。
小林:最後にこの記事を読んでいる学生さんへのメッセージをお願いします!
満田:皆さんが納得して入社を決めるためには、自分のやりたいことを明確にすることに時間をかけることが大切です。企業研究や業界研究を通じて会社や業界のことを知ることももちろん重要ですが、それ以上に自分自身をよく知ることが必要です。自分のことを深く理解していないと、最終的な決断に納得感を持つことが難しいでしょう。就職活動の期間は、多くの人にとってこれまでの人生で初めてといえるくらい真剣に自分と向き合う時間になると思います。この貴重な時間を大切にし、自分が本当に何をしたいのか、どんな価値を提供したいのかを考えてみてください。自分を知ることができれば、自分に最も合った企業や職種を見つける手助けになります。そして、その選択に自信を持って進むことができます。皆さんが素晴らしいキャリアを築けるよう、心から応援しています。頑張ってください!