周囲の期待を超えて恩返しがしたい。2年連続通期営業TOP受賞者の源泉に迫る。

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島 惟貴
HR事業本部 東日本HR 新宿オフィス ▼詳細

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大川 智也
人事総務本部 新卒採用戦略推進室 ▼詳細

ディップでは、成果を上げたメンバーを最大限に称えるという文化があります。その中で、最も華やかなのが通期(年間)表彰です。今回は、昨年新人賞Top of Top(新卒入社1年目の社員の中から、通期で最も活躍したメンバーに贈られる賞)受賞に続き、今年はMVP賞Top of Top(全社の営業メンバーの中で最も活躍した社員に贈られる賞)を受賞された島 惟貴(シマ コレタカ)さんにインタビューし、ディップの全営業社員のトップに輝いた行動の源泉や仕事への向き合い方について、詳しくお話しいただきました。

「顧客満足の上の顧客感動を届けたい」就活時代の軸

大川:本日はよろしくお願いします。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

:島 惟貴です。2021年に新卒としてディップに入社し、現在で3年目となります。入社当時から営業職の採用コンサルタントとして、主に東日本のお客様を担当してきました。入社後複数回の異動を経て、現在の新宿オフィスに至ります。

大川ありがとうございます。まず、ディップ入社までの経緯について伺いたいのですが、そもそも島さんは就職活動をどのように進めていましたか?

:「顧客満足」よりも「顧客感動」を提供できるかを軸に就職活動を進めていました。例えば、「テレビを作ってください」と言われたとして、完成したテレビをお渡しすればお客様は満足しますよね。しかし、僕が目指したいのは「満足」ではなく「感動」で、相手が求めているものを与えて終わりではなく、相手の期待を超えることで感動を与えられる、限界のない仕事をしたいと考えていました。そこに「僕であるべき理由」が生まれるのではないかと。

大川「僕であるべき理由」を大事にされるようになったきっかけなどがあったのですか?

:実は、高校の時あまり真面目なタイプではなかったんですよね。学校に行くことを楽しいと思えない時期がありました。そんな時とてもお世話になった先生がいまして。生まれた場所や通う学校など、自分が今いる環境はそう簡単に変えられなかったけど、僕はその先生のおかげで変われたんですよね。僕にとっては命の恩人みたいな人でした。自分もこの先生のように、「僕だから何かを変えてあげられる人になりたい」と考えるようになりました。

大川:それができるのが採用コンサルタントだったのですか?

:はい!この仕事は、顧客の採用課題に対してどんな解決策を提案するのか、求人原稿の中身や写真をどうするか、いつから求人募集を始めるのが効果的か、採用目標達成に向けてどんなフォローをすべきかなど、自分で考え行動する場面ばかりなので、いち採用コンサルタント次第で顧客への貢献度が大きく変わるんですよね。僕が目指す顧客満足の上の顧客感動を届けるにはピッタリだと思いました。

大川なるほど、だからディップに入社したのですね。

:はい。僕はこの仕事がやりたいと思ってディップに入社したので、もしかしたら他社の求人広告営業でも満足していたかもしれません。ただ、僕は就活中、どんな仕事を担うかだけでなく、企業が何を推してくるかということも判断軸の一つにしていました。ディップは説明会の段階から選考中まで一貫して「若いうちから成長できる」と話していて。本当に若い人たちを後押ししてくれるような環境がないとそこまで言えないじゃないですか。「成長の機会が多いところ」、「若くから活躍できるところ」に惹かれ、ディップを選びました。

目に見える数字ではなく、上司やお客様へ貢献できるかどうか

大川:ここからは、実際に入社されて受賞に至るまでの経緯についてお聞きしたいのですが、1年目の最初から島さんはご活躍されていたのでしょうか?

:入社直後は正直、何もできないという状態でした。お客様のためにしてあげたいけど、自分の知識不足や力不足でできないことがたくさんあり、悔しかったのを覚えています。そんな時に、一番近くで教えてくれた上司や先輩の存在が僕にとって大きかったです。この恩をどうしたら返せるかを考えたとき、皆さんに教えていただいたことを実践することでお客様から契約をいただいたり、任せていただいたりすることなんじゃないかと。「○○さんのおかげで契約もらえました!」と報告できれば、「時間を割いて島に教えて良かったな」と思っていただけるのではないか。それからは上司や先輩に教えていただいたものは素直に吸収して即実践することを意識していました。

大川サポートしてくれる人が周りにたくさんいたのですね。一方、知識も経験もない状態で、それでも高いモチベーションを保ち続けるのは大変だったと思います。島さんはどうやって日々の仕事と向き合ってきたのですか?

:そうですね、確かに数字だけを追い求めていたら大変だったかもしれません。でも、僕の目標は数字を100%達成することではなくて、先ほどお伝えした通り、上司や先輩たちからいただいた恩を返したいというのがゴールでした。それって終わりがないんですよね。「恩を返しきった」なんてことはないですから。自分が頑張れば頑張るほど、恩返しにつながり、喜んでもらえることが嬉しかったので、仕事はとても楽しかったです。

大川数字だけにとらわれず、どれだけ周りの人へ恩返しができたか、その結果が数字に表れ、新人賞Top of Top受賞に繋がったのですね。受賞されたときの心境はどうでしたか?

率直に嬉しかったです。そして、何よりも「やっと恩を形で返せた」という安心感がありました。僕の場合、異動も複数回していたので、お世話になった人は同じオフィスにいる人たちだけではなかったんです。関わってくださった人たち全員に新人賞Top of Topという形で恩を返せたと、ほっとしたことを覚えています。

「1人より100人、さらにはディップのために」2年目以降は恩返しの対象が広がった

大川1年目は新人賞Top of Topを受賞、2年目は全営業社員の中で最も輝かしい成果を収めた社員1名だけに贈られるMVP Top of Topを受賞。2年連続で営業のトップに立たれた島さんなので、これまで順風満帆に見えますが、実際には苦難や苦労もあったのでしょうか?

はい。決して順調な道のりではなかったです。1年目の新人賞を受賞した後は、「島ならどこへ行っても大丈夫でしょ」と周りからの期待が高まり、想像以上にプレッシャーを感じました。

大川そのプレッシャーとはどのように向き合ってきたのでしょう?

周囲の期待はプレッシャーではありつつも、純粋にその気持ちに応え続けたいという強い想いはありました。「これだけ期待されているなら、やるしかない」と、プレッシャーを力に変えていった、そんなイメージですかね。

大川1年目は「恩返ししたい」、2年目は「期待に応えたい」という一心だったわけですね。

:はい。自分自身、何か特別なスキルがあるわけではないんです。ただ、売りたいからとか、1位を獲りたいからというよりも、ただただ目の前の人のために尽くしたいという想いが強いんです。要するに、インセンティブがつかなくてもいいんですよね。なので、努力することだけはやめませんでした。そんな想いをお客様も感じ取ってくれて、自然とお客様もついてきて、その結果として通期MVP Top of Top受賞に繋がったんだと思います。

当時の上司より:新人賞Top of Top受賞から2年連続のTop of Top受賞という快挙、本当に素晴らしいです!圧倒的な達成率を誇る島くん。dipの模範となる姿を自ら示してくれました。目の前のお客さまやチームのために全力で努力することを止めませんでしたね。その積み重ねが、今こうしてここに立っている理由です。いつもお客様やユーザーを第一に、愛ある行動を起こし、ユニットそして組織のためを思った行動を続けてくれて、本当にありがとう。

大川社員総会での上司からのメッセージからわかる通り、お客様のため仲間たちのためを1番に考えられ、努力し続けたことが2年連続の受賞という快挙につながったのですね。1年目と2年目とで、島さんの行動や気持ちに変化はありましたか?

:ありがとうございます。そうですね、恩返しをしたいと思う人たちの対象が広がりましたね。1年目は、特にお世話になった人たちに対して恩返しをしたいという気持ちが強かったのですが、2年目からはその気持ちを直接恩を受けた相手以外に対しても持てるようになりました。やっぱり、後輩たちが入ってきたのが大きくて。僕がお世話になった人たちに恩返しをしたいという気持ちが生まれたのは、お世話してくれた上司や先輩たちがいるということですよね。ということは、その立場にならなければといった思いに変わりました。

大川実際に、島さんが主導されている若手育成プロジェクトもあると聞きました。詳しく教えていただけますか?

:はい。ディップでは普段Slackを使って仕事をしているのですが、全国のHR事業部の1年目~2年目を対象に、営業手法やお客様と向き合う上でのスタンスなどを発信したり、若手メンバーの「よい仕事」を共有したりするチャンネル立ち上げました。HR事業部という同じ組織であるにもかかわらず、オフィスや部署が違うだけで情報の共有ができていなかったり、頑張っているのにその頑張りが見えづらい子がいたりすることに課題感を感じていたんです。そこで、何か良い情報を持っていればそれを共有する場を作り、頑張っている姿を見える化しようと。その場には課長や部長といった人たちもいるので、年次に関わらず、若いメンバーがきちんと評価されるような環境を作りました。

大川頑張ったら頑張った分だけきちんと評価・賞賛される場があることは嬉しいですね。

特別なスキルや経験は必要ない。誰でも活躍できるチャンスがディップにはある

大川これまでを振り返ってみた時に、ディップに入社する前に島さんが魅力として感じられていた「活躍の場」や「成長機会」といったところにギャップはありましたか?

:今のところないですね。ディップに入社して3年目となりますが、2年目でも全営業のトップに立たせてもらったり、先ほどの若手育成プロジェクトを任せていただいたりしているので。年功序列だと年次が上の方たちしか賞は獲れないと思うんです。けど、僕が獲れたってことは年齢に関係なく活躍できる環境があるということなんだと。

大川すでに全営業のトップを獲得された島さんの今後の目標が気になります。

そうですね。僕がこれまでも、これからも大切にしているのは、どれだけ組織に貢献できるか。極論、僕が賞を獲れなくても、後輩たちが成長し、その結果として組織全体の生産性や数字が上がる方が嬉しいです。だから、今の目標は後輩たちが賞を獲れるほどの活躍・成長をサポートすることですね。

大川島さんが思うディップの採用コンサルタントという仕事の意義とはなんでしょうか?

採用コンサルタントという仕事は、年齢や待遇などに制限されずに、働きがいの持てる社会を実現していく仕事だと思います。そもそも僕たちがこうして働いているのは、どこかの求人広告を見たからこそですよね。僕たちは求人広告を通じて、企業が新たな人材を獲得するための最初の一歩を提供しています求人広告を通じて、「時給を上げる」とか「待遇を良くする」といった提案を行うことで、社会の改善に貢献していける仕事だと考えています。

大川最後に、就活生の皆さんへメッセージをお伝えします。

「売れている人は、どこか特別なんだ」とか「特別なスキルを持っているんだろう」と思われがちですよね。でも僕自身、最初は何も知識や経験がなかったし、特別なスキルも持っているわけではありませんでした。特に就活では、自分ができることや持っているスキルをアピールするために考えてしまうけど、今まで関わってきた人たちから与えられたものや経験が、今後自分の将来にどう活かしていくのかを考えてみてほしいです。誰しも何かをしてもらった経験があると思います。与えられてきたものを自分が関わる全ての人に全力で捧げたいという思いさえあれば、誰でも活躍できるチャンスがある環境だと思います。相手のために何ができるのかを考えられる方と一緒に働けることを、心から楽しみにしています!    

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島 惟貴

HR事業本部 東日本HR 新宿オフィス 2021年新卒入社。東日本エリアに本社を持つ派遣会社様を対象に全国のエリアで求人掲載を担当。1.2年目の間で社内の5つの組織と3つの拠点を経験。3年目はチーフ職としてHR事業部に属しながら若手メンバー(新卒、2年目)を対象に育成プロジェクトを実施中。好きなものは餃子とパクチー。静岡の田舎生まれ、小学生の夏は田んぼあそびとカブトムシ取りが生きがいでした。

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大川 智也

人事総務本部 新卒採用戦略推進室 2023年新卒入社。人事として新卒採用領域に携わる。茨城の田舎出身。納豆をよく食べる。水とカフェがあるところが好き。