【AI×営業】dip小池がJapan Sales Collection2024営業コンテスト本選に出場しました!【dip AI Force推進リーダーが語るAI活用のポイント】
今回は、株式会社セレブリックスが主催する『Japan Sales Collection(JSC)』営業コンテストに参加した小池敏にインタビューを行いました。 『dip AI Force』の推進リーダーも務める小池が、営業コンテストに参加した振り返りと、ディップが思い描くAIと営業の未来について語ります。
編集部:自己紹介をお願いします。
小池:小池敏と申します。2005年にディップに新卒入社をして、2年間ジョブエンジンで中途部門を経験してから、3年目以降はHR領域で営業をしていました。営業部長、西日本の統括部長、中西日本の事業部長を経験したのち、2023年に事業推進統括に異動しました。現在は、事業推進統括部のゼネラルマネジャーとして、営業事業部長を経験したノウハウから営業生産性向上、組織開発など企画に取り組んでいます。
編集部:先日開催された『Japan Sales Collection2024』の営業コンテストの予選を突破し、本戦にチャレンジされたとのこと、お疲れ様でした!まず、Japan Sales Collectionとはどのようなイベントでしょうか、簡単に教えてください。
Japan Sales Collectionとは
小池:『Japan Sales Collection(以下、JSC)』は、株式会社セレブリックスが主催する「わかる・味わう・高め合う」をコンセプトにした営業の祭典です。その中で私が出場したのは「THE INNOVATORS」という、営業組織の革新的な取り組みをピッチ形式で披露し、審査員によるフィードバックを受けて刺激を与え高めようというコンテストになります。Japan Sales Collection 2024
編集部:今回JSCにチャレンジしたきっかけは何でしたか?
小池:きっかけは、ディップの執行役員・商品開発本部長の進藤さんからAIの推進リーダーやってるよね?営業もたくさんAIを使っているし、小池さんAI×営業テーマで出たら?と声をかけていただき、「分かりました」と2つ返事で引き受けたことです。初めての企画職という新しいことに挑戦する日々の中で、AIのプロジェクトを外に伝える絶好のチャンスだなと思い出場を決めました。
編集部:発表した内容について教えてください。
営業が人にしかできないことに集中できる未来
小池:「人とAIを組み合わせた新しい営業のカタチ『dip AI Force』」というタイトルで発表しました。ディップでのAI推進の取り組みの中で、営業に特化した面をどう伝えようかを悩んでいたときに、生まれたキーワードが「スマートセールス」でした。ディップのこれまでのAI推進のプロセスについて紹介し、営業が人にしかできないことに集中できる未来についてプレゼンしました。
小池:実は、昨年も別のメンバーが応募して、本選でのプレゼンにチャレンジしています。その時は営業支援プロダクト「レコリン」についての話が主でしたが、今回はAIで会社を変える取り組みをお話させていただきました。結果としては、昨年に続き優勝できず悔しい思いをしていますが、社内外で多くの共感が得られたのは良かったことだと思います。
編集部:予選・本選の審査員からのフィードバックで印象的なものはありましたか?
小池:特に印象的だったのは、AIに関わることで、セールスパーソンの価値が上がるのか下がるのかというものでした。いわゆる「御用聞き営業」と言われるお客様の要望をそのまま提供する営業は、AIに簡単に淘汰されてしまうので価値が下がっていくと思います。 それに対し、顧客に寄り添って、新しい課題を抽出できるような営業の価値は、どんどん上がっていくと考えています。たただ売れるだけでなく、感情や顧客のインサイトなどを読み取れる営業が求められていくということを、この質問を通して言語化できたのが良かったです。
編集部:JSCを通して、今後に活かしたい学びや感想などを教えてください。
小池:学んだことは、挑戦することの大切さです。私自身、一対一で話すのは得意ですが、大勢の前で話すのはもともと苦手だったんですよね。 今までの自分だったら「いや、いいっすわ」と断っていたのですが、今年、営業から企画へ部署異動したことで新たな挑戦を楽しめていたし、成長できたという自負もあったので、トライしてみました。dip AI Forceの推進リーダーも担当していますので、たくさんの社員が応援してくれましたし、本イベントは社外向けであるものの、社内のAI推進の役割も果たせたのではという思いがあります。JSCでの発表内容を検討するなかで、目先のAI活用だけでなく、そもそもAIとはどんなものなのか? 汎用型の人工知能(AGI)は生まれるのか? そのとき、人はどうすれば良いか?など、掘り下げて考える事ができたので、AIと人が共存する未来がより解像度高く、鮮明に見えるようになったことも収穫です。
編集部:これから入ってくる社員に向けて、「AIと付き合っていくうえでのアドバイス」を教えて下さい。
小池:インターネットが日常的なものになったように、今後AIを使うことが当たり前の時代になっていきます。そのときにAIを使いこなせるか否かで、あなたの能力の拡張性やビジネスパーソンとしての価値が変わってくると思います。まずは、AIを使い倒すことです!駄目かもと思っても、試行錯誤することが大切です。指示の出し方次第でAIの返答は変わってきますし、どんなシーンでAIが活用できるかが少しずつ見えてきます。最初は、市場に出回っているプロンプトを使っても構いません。まずは使い倒してください。また、経験やスキルを逆転できるいいチャンスだと思っています。AIをバリバリ使いこなすことができれば、経験豊富な先輩より良いアウトプットを出すことも十分に可能性があるので、特に若い人におすすめできると思います。
編集部:ありがとうございました!