ユーザーの声を自ら咀嚼しながらプロダクト開発に励む アパレル業界出身PdM

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小沼梨奈
dip Robotics PdMディレクター ▼詳細

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dip people編集部
▼詳細

アパレル業界から転身し、インターンを経てディップに入社した小沼は、現在レコリンの開発を率いるディレクターとして活躍しています。同僚の平久からは、「他の人とやり取りをしていて、小沼さんに聞かないとわかんないかな?と思った時には、既に小沼さんから連絡が来ていたなんてことがよくあります。細かい所に気が付き、仕事が早いメンバーです。」と紹介されています。今回はそんな小沼にdip Robotics PdMでの仕事についてインタビューしました。

アパレル業界の販売員からインターンを経てレコリンのディレクターへ

――ディップ株式会社のdip Robotics PdM課にジョインしたきっかけを教えてください。

新卒で入社した会社を1年で退社して、ディップにインターンとしてやってきました。前職はアパレル会社で販売員をしていました。販売員として自分が表に出ていろんなお客様に商品を提供していくのは結構楽しかったのですが、いつからか商品管理などのバックオフィス業務に興味がいくようになり転職を決意しました。

せっかくなら前職とは違う業種、業界で働いてみたいなと思っていたのと、「求人媒体を扱う会社ってどんなことしてるんだろう」といった興味や、「営業さんがたくさんいる会社で何か自分が役に立てることや支援できることはないだろうか」と考えてディップに応募しました。

当時はレコリンチームではなく別チーム(RPAチーム)で社内の業務改善・業務効率に向けてのサポートやチームのマネジメント業務を行なってました。

チーム体制変更などで2021年の9月頃にレコリンチームにアサインすることになり、現在までディレクターとして働いています。

――現在の仕事内容について教えてください。

ディップにはたくさんの部署が存在し、たくさんの営業がいます。私はその営業の多くが利用しているCRM/SFAツールである「レコリン」のプロジェクトに携わっています。

レコリンチームには私の他に何名かディレクターがおり、1部署に1担当といった具合で担当がついています。私の担当はDX事業本部というDX商材を拡販している部署です。所属営業さんをターゲットに、レコリンが日々の営業活動にどのような価値を与え、一体どんな支援ができるのか考えて企画を練ったりしています。

レコリンは現在ほとんどの部署で導入・活用が進んでいる状態なのですが、今後は営業底上げツールを目指し、営業に価値提供できるよう日々改善に向けて作業を進めているところです。

小沼のプロダクト開発はユーザーの声を自分で咀嚼して課題を整理していく

――価値のあるプロダクトを生み出すためにどのようなことを意識していますか?

「誰が何のために使うのか」「誰がどういった理由で必要としているのか」を意識して考えるようにしてます。

ユーザーからいただく要望を全部叶えられたらそれはそれで素敵かもしれませんが、開発コストがかかったり、改善後の効果が見込めないこともあるため、要望全部を聞き入れることは難しかったりします。そのため、「誰が何のためにどういった理由があるから」をユーザーによく聞き、整理して考えるようにしています。

また、実際にお話伺ってみると、いただいた要望を叶えるだけでは根本の解決に繋がらないといったケースもあるので慎重に判断しています。要望はいったん一意見として受け取り、自分なりに課題は一体どこにあるのかを考えるようにしています。

とくに「誰が」という点を注視しているかもしれません。ユーザーにヒアリングやインタビューを行なう時も、意見が偏りすぎないようにできるだけ多くの人に意見を伺うようにしてます。誰に話を聞くかも課題を整理していく上で結構重要な気がします。

一人でも多くのユーザーに「使いやすい!」「ずっと使いたい!」と思っていただきたいですからね。

――ディップでのプロダクト開発でどんなことにやりがいを感じますか?

とあるプロジェクトで企画を手伝わせていたただいたことがあったのですが、自分の中で課題や仮説を整理しきれなくて、何をどうしていいか全くわからなくなってしまった時がありました。

今振り返ってみると、自分一人で考え込むのではなく、早い段階で周りに相談すればよかったと思うのですが、当時はそんなことも考えられないくらい切羽詰まっていて、「とにかく自分一人でなんとかしなくきゃ」って考えで頭がいっぱいだったんだと思います。

そんな失敗があったので、今は自分一人で無理に解決しようとせず、悩んだり詰まったりしたら早めに相談するようにしています。当時の自分は色々気負いすぎて、周りを頼るという基本的な考えが抜け落ちていたのだと思います。自分一人で考えるのは大事ではありますが、何か制限みたいなものを設けておかないと、ただ自分がつらいだけで物事が何も進まないんだと実感しました。ですので、「ここからここまでは自分で考えてみる!そこから先は相談してみんなで進めていく!」というような考えで取り組むようにしてます。

レコリンのディレクター業務は事業部の業務や方針理解、会社の経営方針理解を踏まえて進めていく必要があるので、まだまだスムーズに立ち回れていないと感じことが多々ありますが、その分うまくいった時の喜びは大きく、自分が誰かのためにちょっとでも役に立てたことを実感できるので日々やりがいを感じてます。

ユーザーに寄り添いながらも冷静に判断できる組織に

――今後どんな組織にしていきたいですか?

ユーザーのために考え、行動できる人と働けたら嬉しいです!

ユーザーのためを思って生まれたシステムやプロダクトは大きな意味を持つと思うので、「誰の何のためにこの仕事をしているのか」を意識できる方と働いていきたいです。自分もこの意識を忘れず、この先の業務にあたりたいです。

あとは「断る勇気」を持った人。ユーザーの声に耳を傾けることは大事だと思いますが、全部引き受けていると自分の首も締まってしまうし、せっかくリリースしたのに使われていない、となったらお互い虚しいし、時間ももったいないですからね。

適度にユーザーに寄り添いながらも、客観的に物事をみて時には「断る」判断ができる人がいると頼もしいなと思います。
私もまだまだ判断力が足りないので、経験と知識を取り込んでこれからどんどん磨いていきたいです!

――読者の方々に一言お願いします!

転職活動中はなかなか自分の思うようにいかなかったり、自分が本当は何がしたいのかわからなってしまってしまうことも多いと思います。ですが、焦らずゆっくり、自分のペースで進めていくことが大事だと思います。焦って進めても必ずしもいい結果に繋がるとは思いません。自分の条件とマッチした会社に出会えるかは巡り合わせだと思っています。あまり気負いせず、自分のタイミングで納得いくまで進めるといいと思います。

ディップは挑戦を後押ししてくれる会社だと思います。まずはやってみよう!失敗してしまっても次挽回してみせればいい!の精神で、いろんな仕事にチャレンジすることを応援してくれる会社だと感じてます。チャレンジャーな方にはピッタリだと思います!ディップへの転職も候補の1つに入れてくださると嬉しいです!

――次は小林香織さんにインタビューします。小林さんはどんな人ですか?

頭の回転が早い方だなと思います。
ユーザーが何を課題に思っているのか、それを解決するにはどうしたらいいかを常に考え、仕事をされているなと感じます。
最近は残念ながら一緒にお仕事する機会は少ないのですが、困っていることがないかなどまめに連絡をくださいます。頼れる相談相手です。
あとは人の懐に入り込むのがうまい方だなと常々感じます。人を不快にさせず、相手が心地いいなと感じるくらいの距離でみんなと接しており、一緒に仕事をするのが楽しいです。

――ありがとうございました!

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小沼梨奈

dip Robotics PdMディレクター 2019年8月入社、DX事業本部向けレコリンのディレクションを担当。

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dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。