【多様な働き方の実現】で、【仕事を楽しめる社会】に変える。それが私の【dream】。

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鈴木 結
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dip people編集部
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採用コンサルタントとして働く、鈴木結(スズキユイ)さんに、入社動機、現在の仕事、目指す未来についてお話いただきました。

世の中には魅力的な仕事がたくさんある。そのことを多くの人に伝えたい

学生のころのボランティア活動中に、子どもたちに「将来なりたい職業はなに?」と聞いたことがあります。すると、子どもたちは医師や教師などの限られた職業しかあげませんでした。「世の中には素敵な仕事がたくさんあると、子どもたちにもっと知ってほしい」と思ったことから、キャリア教育者に興味を抱きました。

最初は教師になって子どもたちのキャリア教育に力を入れていこうと思っていました。しかし、さまざまな職業について理解するには、自分が社会に出て経験を積むべきだし、教師になるのはその後でも遅くないと考えました。

そして人材業界を中心に就職活動に取り組み、ディップへの入社を決めました。魅力ある仕事が数多く存在することを求職者に伝えることで、みんなが「自分の可能性を広げられる仕事」に出会える社会を実現したい。そうした私の想いに、ユーザーファーストを徹底しているディップの理念が最も合致していると感じました。

入社1年目から大手のお客様を担当。しかし、コロナ禍で自分の無力さを痛感

私が配属になったのはHRコンサルティング営業部。人材派遣や警備などのサービスを展開するお客様の採用コンサルティングを行う部署です。配属後すぐにお客様を担当し、徐々に担当する企業の規模が大きくなっていきました。

1年目の終盤には業界でも大手のお客様を任せてもらえるようになりましたが、その直後にコロナウィルスが大流行。派遣業界にも大きな影響が生じましたが、前代未聞の状況に直面するお客様に、当初は私も有効なご提案ができませんでした。そのころは「私はなんのために存在しているのだろうか」と悩みました。しかし、ずっと落ち込んでいても仕方がないので、「今だからできることに取り組もう」と気持ちを切り替え、それが、「派遣という働き方の魅力を社会に広めていく」という考えにつながったのです。

コロナ禍で失業した方々のためにも派遣の魅力を伝える施策を提案

新型コロナウイルスの感染拡大は、人材派遣業界に大きな影響を及ぼしただけでなく、飲食業界や小売業界では多くの方が失業を余儀なくされました。そうした状況であるからこそ、職を失った方々などに派遣という働き方の魅力をお伝えしていこうと考えたのです。

従来から、派遣にマイナスイメージを持っている方が多いことが、当社で実施したアンケートから明らかとなっておりました。しかし、実際には「ライフスタイルに合わせた働き方ができる」「さまざまな職場で経験が積める」「時給が高い」といった魅力が派遣にはあります。そして私が担当するお客様は、求職者の仕事探しから就業後までしっかりサポートし、スキルアップのための研修も用意するなど、充実した仕組みを派遣で働く方々に提供しています。そうした魅力も失業中の方々などに伝えることで、「派遣という働き方に対するイメージを変えていきましょう」とご提案しました。

もちろん、イメージを変えるのは簡単ではありません。派遣で働く方々や研修担当の方へインタビューを行ったり、口コミ評価などの情報を集めながら、改善すべきポイントやアピールすべきことを明らかにし、お客様にお伝えしました。また、ディップ総合研究所の研究成果なども活用し、待遇向上や時給アップに向けてのご提案も行いました。
お客様の担当の方は「求人のコンサルタントである鈴木さんが、ここまでしてくれるとは思わなかった」と驚かれていました。

擦り合わせた方針をもとに、派遣の働き方や魅力を理解してもらうため、バイトルやはたらこねっと内に特設ページを設けるなどして情報発信を行いました。結果、派遣での働き方が浸透していなかった学生や若年層からもエントリーが増え、幅広い世代に働き方の選択肢をひろげることができたと感じています。

ユーザーファーストな提案を続け、「働くことに前向きになれる社会」へ

先日、派遣スタッフへの調査で、私のお客様が「所属している派遣会社を友人に勧めたい」と回答した口コミ率1位を獲得しました。その結果だけでも大変嬉しかったのですが、「鈴木さんが派遣での働き方や当社の魅力を伝えてくれ、それを見たスタッフがたくさん働いてくれているから1位を獲得できました」と担当の方から感謝の言葉をいただけました。また、「さまざまな会社から採用支援のご提案をいただくなかでも、自分たちの売り上げしか考えていない提案はすぐにわかります。鈴木さんの提案は当社のことを考えてくれたものだから、安心して任せられます」と言っていただけたこともあります。

求職者の方々やお客様を第一に考えたコンサルティングを続けていくことで、年齢や性別などに捉われない多様な働き方ができる社会が実現できるはずです。そして自分らしく楽しく働く大人を見て、子どもたちが働くことに対してワクワクした気持ちを持ってくれる、そんな社会にしていきたいと思っています。

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鈴木 結

HR事業本部/HRコンサルティング事業部/東日本HRコンサルティング営業部/1課

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『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。