RPAの力で、構造的な人手不足を解消したい。 元・アウトソーサーの新たな挑戦。

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長谷川 俊彦
AI・RPA事業部 プロダクト統括部 RPAカスタマーコネクト課 課長補佐 ▼詳細

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湊屋 佐千子
商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 ▼詳細

2019年3月、ディップ株式会社(以下、ディップ)は構造的な人手不足を解消する『Labor force solution company』へ進化し、AI・RPA領域で新事業を開始。また、2月25日(火)にはAI・RPA事業部の拠点となる新オフィス「デジレバ」を東京・渋谷に開設しました。AI・RPA事業部にある部署のひとつ、カスタマーコネクト課で課長補佐をつとめている長谷川は、2020年1月にディップに入社したばかり。前職は大手通信サービスのテクニカルサポートや、コールセンターのマネジャーをしていたそうですが、何を思い、ディップの新事業部への転職を決めたのでしょうか。今回はそんな長谷川にクローズアップしてみました。

ビジネスのアウトソーサーとしての13年。

湊屋:前職は何をされていましたか?

長谷川:13年間、コールセンターを中心としたBPOを行う会社に勤めていました。

最初の7年間は大手通信サービスのテクニカルサポート系のコールセンターで、まずはオペレーターとして入社しました。同じ職場でどんどんステップアップさせていただいて、管理者やセンターマネジャーなどもしていました。その後、6年前に熊本から東京に転勤になり、大手求人掲載サービスの新規事業のコールセンターの立ち上げに携わり、プロジェクトマネージを中心に対応していました。

最後の2年間は、社内業務やコールセンター側のCRM・管理ツールをいかに自動化するかという点で、RPAを導入してみたり、
社内全体のICTをボトムアップするような活動をしていました。

自分も、新規事業を作るというフェーズに立ち向かってみたくなった。

湊屋:ディップに応募したきっかけはなんですか?

長谷川:7年間、事業を構築していくクライアントと向き合う中で、自分も、新規事業を作るというフェーズに立ち向かっていきたい。そんな思いが強くなってきたので、転職をしてみようかなと思いました。

転職エージェントの方にディップを紹介していただいて、ディップは前職で大手求人掲載サービスの商品を扱っていた頃から、競合として勢いがあるなとは感じていました。ただ新規事業を立ち上げることは知らなかったので、エージェントの紹介をきっかけに、AI・RPA事業部の立ち上げを知りました。

湊屋:ディップへの入社を決めた理由はなんですか?

長谷川:大きな理由としてはふたつあります。

まず、「バイトル」「はたらこねっと」という人材リソースをマッチングさせていくところにサービスの中軸をおいている会社が、それと相反するような「RPA」という人を介さない事に取り組んでいく。日本社会の構造的な問題に取り組んでいるコンセプト自体が魅力的で、大胆に舵を切っているように感じました。

また、当時面接をしてくれた今の上長達がとても魅力的で、「この人たちと一緒に働きたいな」と感じたのもあり、入社を決めました。

最初のミッションは「応募対応コボット」のVOCマネジメント。

湊屋:配属された「RPAカスタマーコネクト課」はどのような部署ですか?

長谷川:AI・RPA事業部では、人材派遣の企業が、ユーザーの応募を受け付けて面接にまで持っていくというところの作業を自動化する「応募対応コボット」という自動化ロボットなどを設計・開発・提供しています。RPAカスタマーコネクト課はその名の通り、その商品のカスタマーコネクトを行う部署で、購入いただいた方に対するプリセールスや、運用保守を行っています。「プリセールス」と呼ばれるお客様にコボットを導入していくメンバーが5名、運用に関するバックオフィスが6名、課長と、課長補佐をしている私を合わせて13名のチームで、明るいメンバーが多く、文字通り和気あいあいとした雰囲気です。

残業は先月で14時間くらいと多くなく、フレックスも使えて、すごく働きやすい環境だと思います。場合によってはテレワークも使えて、slackでコミュニケーションを取り、会議はGoogle Hangouts Meetを使って実施しています。

数々の経験を積まれた開発メンバーが結集し、次々にコボットのラインナップを生み出しており、ソリューション力のある部署だと思います。

湊屋:「RPAカスタマーコネクト課」での最初の担当業務は何ですか?

長谷川:「応募対応コボット」を「導入サポートキャンペーン」として月額費用を3ヶ月無料で提供していて、その中で、VOC(Voice of the Customer)と呼ばれる顧客の声を商品開発にいかして、有償化までのVOCのマネジメントを行うのが、最初のミッションでした。

前職で培ってきた力と、ITソリューションを組み合わせて、
どんどん自動化をすすめていきたい。

湊屋:入社して1カ月経ちましたが、今後ディップでどのようなことをやりたいですか?

長谷川:自動化ロボット「コボット」は、クライアントの生産性の向上に寄与するのをコンセプトとしたサービス。そんなサービスを取り扱っている部署に配属することになったので、でっかく言えば「日本を元気にしたい」みたいな(笑)

労働生産性の低さや労働人口の減少など、日本全体がネガティブな話題も多い中、日本の産業構造はいかに生産性を高めて、いかに付加価値の高いサービスを提供していくかっていう所に切り替わっていかないといけない。しかし、なかなか生産性は上がっていないのが現状。RPAなどの技術を使って、ホワイトカラーがやっているような単純な業務は自動化させ、解決していきたい。

前職でビジネスアウトソーサーとして常に運用を設計するという立場で培ってきた力を、今後はディップのRPAやITソリューションの力を組み合わせて、日本産業のいろんな業種で、どんどん自動化を進めていきたい。

そのなかで、できれば顧客のPCに依存しない、クラウドの中で自動化できるような仕組みのサービスにできれば、拡販性もよく、コストも低く抑えられて、いろんなリテールのお客様にサービスを届けられると思う。そこにRPAやAIのエッセンスを加え、ディップにしか提供できない唯一無二のサービスを生み出したい。将来的には商店街のお店でも気軽に使えるような自動化サービスをどんどん作っていきたいなという想いは強くあります。

湊屋:現在、応募を検討している方に、一言お願いします!

長谷川:5年間で450億円の大きな目標に向かって、いろんな新規サービスを立ち上げていて、変化する環境でいろんなことにトライできる。そういったことにチャレンジしたいという方には、魅力的な環境だと思います。そういった方はぜひ、うちに来ていただいて、一緒にサービスをつくれると嬉しいです。

close-up!「デジレバ」とは?

”Digital labor force”の事業拠点として、東京・渋谷に新オフィス「デジレバ(”Digital labor force”の通称)」を開設いたしました。スタートアップや企業のオープンイノベーション施設が集結している渋谷では、IT関係者の交流も多く行われており、ベンチャーマインドを持つ若手エンジニアが集まりやすい場所の一つです。そのような環境を有効に活用すべく、新オフィスには、明るく開放感のあるオープンスペースやセミナールームを設け、自由でオープンな環境の中で、多種多様な人や情報が集まる場所としての役割も担うオフィスとなっております。


詳細:https://www.dip-net.co.jp/news/1273

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長谷川 俊彦

AI・RPA事業部 プロダクト統括部 RPAカスタマーコネクト課 課長補佐 なんでもまずは「やってみよう!」精神の持ち主です。趣味は料理、スポーツ観戦、トレーニング。

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湊屋 佐千子

商品開発本部 クリエイティブ統括部 制作戦略推進部 制作企画課 オウンドメディアやWeb制作のデザインやフロントエンドを担当する傍ら、RPA・GAS・Excel VBAなどを用いてクリエイティブ業務の業務効率化に努めている。Twitter(@mi_na_to_8)で業務の学びを定期的につぶやいている。