家庭と仕事の間に「新しい手」をーー 『ベビーシッター割引券』制度を活用して得た変化とは

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亀井雄紀
人事総務本部 新卒採用戦略推進室 室長 ▼詳細

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石井 崇浩
人事総務本部人事企画室 DEI推進担当 ▼詳細

ディップでは、社員が育児と仕事を両立できるよう、さまざまな福利厚生制度を提供しています。その一つ「ベビーシッター割引制度」は、育児中の社員にとって非常に大きなサポートとなっています。今回は、実際にこの制度を活用している亀井雄紀さんに、『ベビーシッター割引券』制度を知ったきっかけや、最初にハードルに感じたこと、利用体験やメリットを伺いました。

ディップの『ベビーシッター割引券』制度とは

勤務をしながら、お子さんのケアをされている方も多いため、精神的・肉体的な負担軽減の一助となるよう、ディップでは『ベビーシッター割引券』制度を導入しています。保育園に入園できず、ベビーシッターに預けて勤務されている方はもちろん、早朝や夜間の業務で保育園だけではカバーしきれない時や、風邪や感染症などで保育園に預けられない時など、色んなシーンで利用できます。

利用対象者:
正社員/契約社員/アルバイトの方がご利用可能です。

割引金額:
割引券1枚あたりの割引金額は2,200円(税込)
※1回あたりの利用料が割引金額を超える場合に割引券の利用が可能

利用回数制限:
対象児童1人につき1日2枚、1家庭につき1か月に最大24枚まで、1年間に280枚まで利用可。※多胎児の場合、1回あたり2人9,900円(税込)、3人以上19,800円(税込)

対象児童:
乳幼児から小学校3年生までの児童(健全育成上の世話を必要とする要件を満たす場合は、小学校6年生まで)兄弟利用については、兄弟ともに対象児童であれば、人数分の利用可。

利用のきっかけは「子どもに向き合う」時間の捻出

石井:まずは自己紹介と家族構成を教えてください。

亀井:新卒採用戦略推進室で室長をしております亀井です。家族は妻と7歳の長女、3歳の長男の4人家族です。

石井:ありがとうございます。『ベビーシッター割引券』制度を利用したきっかけを教えていただけますか?

亀井:妻がTwitter(現X)で見かけたレポート漫画がきっかけでした。当時、妻が第二子を妊娠中で、つわりがひどかったこともあり、上の子の保育園送迎を手伝ってくれるサポートがどうしても必要だったんです。そんな時に、たまたま社内に『ベビーシッター割引券』制度があることを知り、「今の問題を解決できそうだね」と、夫婦で話し合って利用を検討することにしました。

石井:具体的にはどのような点に魅力を感じて利用を決めたのでしょうか?

亀井:「上の子のケア」が大きなポイントでした。親としては2人とも同じくらい時間をかけて向き合いたいという気持ちはあるものの、下の子が生まれることで、上の子が寂しさを感じるシーンもあるのではという心配がありました。両親を頼りつつも、どうしても人手が足りないときに、上の子にしっかり向き合ってくれる方がいてくれたらなという思いがありました。

石井:実際に利用を始めてみて、特に助かったエピソードがあれば教えてください。

亀井一番助かったのは、下の子のお迎えをお願いできたことですね。3歳の長男は、イヤイヤ期の真っ最中で、お迎えの際に「今日は帰りたくない!」と泣きわめくことが多かったんです。それを仕事終わりの私が対応するのは大変でしたが、シッターさんにお願いすることで子どもも機嫌良く帰ってきてくれるようになりました。

石井:イヤイヤ期の対応は本当に大変ですよね!プロのシッターさんならではの工夫や良かった点はありましたか?

亀井:さすがプロだなと思ったのは、子どもが抵抗を示した際に、上手に気をそらしてくれる点ですね。お迎えの後も「今日はこんなことをしたよ」と子どもの様子を詳しく教えてくれるので、安心感が大きいです。また、毎週シッターさんが来るのを楽しみにしている姿を見て、信頼関係が築けていると感じます。

初めての利用で感じた不安やハードル

石井:「誰かに子どもを預ける」ことに不安を感じる方もいると思います。亀井さんも、初めての利用時に迷いや心配事はありましたか?

亀井:ありましたね。特に、どの基準で業者を選べばいいのか分からず、手探りで始めたので迷うことも多くありました。また、知らない人に子どもを預けることへの抵抗感もありました。

石井:確かにそうですよね。その不安をどのように解消されましたか?

亀井:ネットで地域ごとのシッターサービスを比較して、自分たちが求める条件を整理しました。最終的には「マッチング型サービス」を選び、初回面談でしっかり話をしたことで安心できました。実際にシッターさんに来ていただいてからは、子どもたちの楽しそうな様子を見て、不安が解消されました。

石井:これから制度を利用しようと考えている社員の方のために、具体的な利用ステップを教えてください。

亀井:最初に、居住地域で利用できるシッターサービスを調べました。その後、料金体系やシッターさんの資格、口コミなどを基準に選びました。そして、希望するサービスに申し込み、初回面談で子どもの性格や生活リズムについて詳しく伝えました。シッターさんと事前にしっかり話をすることで、お互いに安心感を持てたのが良かったですね。

制度の利用で得られた変化とメリット

石井:実際に利用してみて、家庭やお子さん、ご自身にどのような変化がありましたか?

亀井一番大きいのは「心の余裕」です。下の子のお迎えや上の子の遊び相手をお願いできることで、仕事に集中できる時間が増えました。子どもたちもシッターさんと過ごす時間を楽しみにしてくれているように感じています。また育休からスムーズに仕事復帰できたのも、シッターさんの利用が出来た要因が大きいかもしれません。(育休中の体験レポートはこちら

石井:費用面についても、割引制度がどのように役立ちましたか?

亀井:各家庭の状況や利用する会社によっても若干違うとは思いますが、我が家では割引券を利用できることで、1回での自己負担が50円ほどに抑えられています。これがなければ正直利用を続けるのは難しかったと思います。

石井:これから『ベビーシッター割引券』制度を利用しようと考えている社員に向けて、何かアドバイスはありますか?

亀井:最初は必要な情報を集める事や手続きを進める事、信頼できるシッターさんを見つけることに大変さや不安も感じるかもしれませんが、良い方を見つけられて、制度を利用することができれば、生活の質が大きく変わります。特に忙しい共働き世帯や小さなお子さんがいる家庭には大きな助けになると思います。

石井:ありがとうございました。最後に、ディップの福利厚生制度について感じたことを教えてください。

亀井:社員一人ひとりが働きやすい環境を本気で考えてくれる会社だと改めて感じました。これからも制度を活用しながら、仕事と家庭の両立を目指していきたいと思います。

インタビューを終えて

今回の亀井さんのお話を通じて、ディップの『ベビーシッター割引券』制度が、家庭と仕事の両立にどう役立つかが分かりました。「外部のサポートをうまく活用すること」が育児とキャリアを両立する鍵となるのかもしれません。ディップでは今後も、社員一人ひとりのライフステージに応じたサポートを充実させることで、働きやすい環境作りに取り組んでまいります。ぜひ、この制度を活用して、仕事も育児も楽しめる新しい生活スタイルを築いてみてはいかがでしょうか。

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亀井雄紀

人事総務本部 新卒採用戦略推進室 室長 2009年新卒入社、採用コンサルタント職を4年間経験し、新卒採用戦略推進室へ。2016年よりマネジャー、2024年より室長に就任。新卒採用の責任者として、戦略設計・企画・組織マネジメントまで幅広く実行。プライベートでは二次の父。2人目の時に育児休業を3か月取得。

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石井 崇浩

人事総務本部人事企画室 DEI推進担当 前職では大手人材派遣会社にてエンジニア派遣営業および人事部での採用業務に従事。2022年にディップへジョインし、人事部キャリア採用戦略推進室にて中途エンジニア採用を担当。2024年7月より人事企画室に異動し、福利厚生の企画・運用を担うほか、DEI推進チームを発足。社内の働きやすさ向上に向けた施策をリードし、従業員がより活躍できる環境づくりに取り組む。