「広告制作って何してるの?」22新卒入社からのリアルな声

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岡﨑 芹菜
商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 ▼詳細

ディップの広告制作職(以下「制作職」)に興味がある方、志望されている方へ。制作職って具体的にどんな仕事をしているのかわからないという声にお応えして、仕事内容や、研修スケジュールなど、就活サイトではわからない情報を、22新卒入社の広告制作職である岡﨑がまとめました。

ディップ株式会社って?

そもそも、ディップって具体的に何をしていて、規模的にはどんな企業なの?という疑問を抱いている人も多いはず。ディップ株式会社は主に「バイトル」や「はたらこねっと」をはじめとするインターネット求人広告サイトを運営しています。また、2019年3月には「Labor force solution company」という新たなビジョンを掲げ、人材とDXの両面に関わる課題を総合的に解決する企業に進化しようとしています。1997年に創立し、2013年には東証一部上場を果たしています(2022年にプライム市場へ移行)。

制作職の仕事内容

原稿作成

新卒の制作職の仕事は主に求人広告の原稿作成です。「バイトル」や「はたらこねっと」に掲載される求人広告の原稿を作成します。「バイトル」に掲載する新規の原稿の作成だけでなく、掲載しているのになかなか応募がこないな…というクライアント企業様がいらっしゃったときに、その企業様を担当している人材コンサルティング営業職を介して私たち制作職に求人原稿の改善依頼がくるのでその対応をします。ページ閲覧数に対しての応募数をあげるため、”この仕事はどんな人に向いているか”、”応募画面に進んでもらうにはクライアント企業様の良さをどう表現したらいいか”を考え、原稿に落とし込んでいきます。

入社して2ヶ月も経っていない頃、飲食店のキッチン担当の原稿を書き始めたときに、私はうまくターゲット設定ができませんでした。そのとき制作職の先輩に、「居酒屋とファミレスで働いている人って、同じ飲食業だけど何が違うかな?それぞれの特徴を何でもいいから今思いつくものを書き出してみて」と言われました。私はまず、居酒屋に入店したときに迎えてくれる店員さんを思い浮かべました。そのとき想像したのは「学生くらいの年齢の人・髪色が明るい・ネイルをしている・元気な掛け声」でした。逆にファミレスは、「主婦(夫)さん・髪を後ろに束ねている。爪は短めでマニキュアなどをしていない」など。もちろん居酒屋、ファミレスでもお店によって特徴は異なりますが、このように業態の特徴などもふまえながらターゲット設定をしていきます。

デザイン

新卒はまず画像のデザインをします。「Adobe Photoshop」というアプリを使って写真のコラージュをしたり、イラストを作成したり、写真に文字入れをしたりします。大画像と小画像というものがあり、名前の通り大画像の方が大きく、その分デザインの幅も広がります。小画像は小さい画像の中で、何を一番目立たせたいのか(写真なのか文字なのか)など考えながら作成していきます。

私はディップに入るまで「Adobe Photoshop」というアプリを使ったことがなかったので、操作を1から学びました。デザインと聞くと難しそう、と思うかもしれませんが先輩がしっかりレクチャーしてくれます。

例えば、今読んでいただいているこのdip peopleの記事。文字は黒ですが、背景が濃い青だったらと想像してみてください。とても読みにくいと思います。「シフト自由」と「シフト自由」だったらどちらが目に入りますか。もちろん、文字を太くしている「シフト自由」のほうがパッと目に入ると思います。こんな風に、初歩的な部分から学んでいきます。私もまだまだ未熟ですが、文字のバランス、余白のバランス、写真の色味や使い方など、少しずつですが成長できています。デザインしていてとても楽しいです。

入社1年目は3ヶ月で大画像30枚、小画像60枚という目標を持って、求人原稿の作成と並行して行います(あくまで私たちの年の基準でしたので、変わるかもしれません)。

取材

クライアント企業様への取材を行うこともあります。取材は、バイトル内に掲載する動画や写真を撮影しにいく目的と、原稿を作成する上での「事実」をインタビューして拾いにいく目的があります。いい意味で、自分の先入観が壊されます。

私の同期が、高級感のある飲食店に取材に行った時のお話です。店内の雰囲気的にも、ゆったりとしたオーラの人が働いていると想像していたそうですが、「店内の席が掘りごたつ式だから商品を置く際にスクワットのようにすごい足腰を使う。丁寧な接客ももちろん必要だが、体育会系の人も向いている」と言われたそうです。

取材に行かないと発見できない「事実」ですよね。

動画や画像の撮影もとてもワクワクします。撮影中素敵な笑顔をしてくださる方もいれば、作業シーンを撮り始めた瞬間スイッチが入って顔つきが変わるプロの方もいます。

私たちは、場を和ませるためにたくさん世間話をしたり、撮影中掛け声を掛けたりして、臨機応変に対応しています。最初の2~3回は先輩や上司と同行し、慣れてきたら一人で行き始めます。もちろん、「緊張しているのでついてきてください!」というのもウェルカムです(笑)

効果測定

掲載した求人広告にどのくらい応募があったかなどを検証する「効果測定」も行います。私たち制作職は、何らかの原因(or理由)により応募が集まりにくい原稿を担当することが多いので、「自分が書いた原稿」と「以前の原稿」とではどちらが応募がきているのか、その効果を常にチェックしています。最初は数字まみれで戸惑うかもしれませんが、自分の作成した原稿にたくさんの応募がきていると、本当に嬉しいのです。私の原稿が、求職者に仕事という夢や希望を与えていると実感ができます。

入社1年目で担当する仕事内容はこれらがメインです。ですがディップの制作職は、「新卒だから」という理由は関係なくどんどん新しい仕事に挑戦させてもらえます。実際、入社して約半年が経った今、私たちも新しいことを始めています。常に新鮮な気持ちで働くことができるので、いい意味で飽きないし、自分のスキルが成長していることが実感できます。

研修~独り立ちまで

4月~414名で行った全体研修

コロナウイルスの影響で、今後どのような形になるかわかりませんが、ここではたくさんの事を学べて、同期の友人もたくさんできました。

全体研修はディップの営業職、エンジニア職など様々な職種の同期と関われる貴重な機会です。社会人としての初歩的なマナーをはじめ、ディップがどんな会社で今何に取り組んでいるのかを1から学んでいきます。7割ほどは座学ですが、3割はダイアローグといって、周囲に座っている同期と意見を交換し、インプットやアウトプットをしていきます。そこで絆を育むこともありましたし、自分の中の新たな一面を発見することもできました。刺激的な情報を交わし合うためにSNSを交換したり、気が合って仲よくなる友達もできるかもしれませんね。

4月25日~広告制作部の導入研修

メールの確認方法やカレンダーの見方など初歩的なことから始まり、制作部の組織理解などをしたら、制作部の仕事の体験が始まります。私たちは某ファミリーレストラン様の企業研究をして、企業の取り組みや、採用におけるターゲット像、特徴・魅力などを洗い出しました。先ほどデザイン業務の説明で登場した「Adobe Photoshop」などで軽いデザインを作成したりもしました。

5月10日~広告設計、原稿作成など

このあたりから本格的なワークを始めます。
求職者の理解や取材の事前準備、広告制作部内の先輩を相手に取材のロールプレイングをしました。
実際の取材時に使用するカメラにも触れ、撮影の練習などもします。
原稿・取材から納品までのフローの理解をしたり、研修を卒業し普段の業務にうつるための準備をしていきました。

雰囲気

広告制作部の雰囲気は、「メリハリ」です。

あくまで私が在籍している渋谷オフィスのお話ですが。普段業務をしているときは皆さん集中していてとても静かです。が、ピリピリとした静けさは一瞬も感じたことがないです。ふと集中が切れたとき、同期にダル絡みをすることもありますし、年齢関係なく様々なお話をします。Slackというコミュニケーションツールを使って業務の連絡や共有をすることが多いのですが、誰かが何か投稿すると、「おつかれさま」「お気をつけて」など心が温かくなるようなスタンプが押されたりもします。また、「定時で帰れるの…?」と不安になる方もいると思いますが、自分で仕事の段取りをする裁量が新卒でもあるので、自分で時間管理をして定時に帰ることができます。「おつかれさまです~!」と声を掛けてくださるので、帰りにくさなどはありません。

一年目の声

(伊藤)いろんな人と話したり、物語を読んだり、歌の歌詞に注目してみたり、とにかくたくさんの価値観に触れることが楽しくなりました。学生時代の私は、正直他人にあまり興味がなくて。だから、原稿を書き始めたころは求職者に響く言葉が全然思いつかなかったんです。でも、「自分以外の人はどんな考えを持っているんだろう」って調べるうちに、ちょっとずつ効果の出るものが書けるようになりました。自分の作ったものが、どれだけの人の心に響いたのか、数字で見えるのもこの仕事の面白いところだと思います。ちなみに、効果が出ると先輩方は「やったじゃん!」って自分の成果みたいに喜んでくれます笑

(今冨)私は広告制作の新卒6人の中で1人だけ福岡オフィス配属でした。9月までは制作の新卒全員が同じ内容の育成・マネジメントを受けられるよう東京の制作組織に配属されたのですが、所属オフィスは福岡だったので、上司も制作の同期もそばにはいませんでした‥。最初は不安がありましたが、東京の上司は毎週定例MTGをしてくれたり、オンラインで原稿のFBをしてくれたり、すごく親切に面倒を見てくれて、問題はなかったです。同期は、内定者懇親会のときから割と仲良くしていて、4月の東京での研修期間中に、ごはんに行ったり、カピバラカフェに行ったりもしました(笑)。福岡に帰ってからも、ちょこちょこSlackで話したりと、なんだかんだ関われていると思ってます。場所は離れてても、一緒に頑張ろうって気持ちで福岡で頑張ってます。福岡オフィスでは、制作の先輩方は「さきちゃん」って呼んでかわいがってくれます。営業さんもいい人ばかりで、一緒に取材に行くときに、パンやジュースを買ってくれたり、ラーメンをおごってくれたこともありました(笑)。今はすごく楽しくて、もっと色んな人の期待に応えられるように頑張りたいと思っています。

(金田)未経験スタートだったし、大学のレポートとか卒論で文章を書くことに対して苦手意識すらありました。でも、自分のアイデアを活かせること、クリエイティブの人として頼られていることが今は楽しくてしょうがないです。実際に書いた原稿で効果が上がったり、先方に気に入っていただけたりして、営業さんから次の指名が来るとめちゃくちゃ嬉しい。有休など休みは取りやすくてびっくりしたり、服装が割と自由で嬉しかったです。「今日仕事詰まってて絶対忙しい」って日は可愛いブラウス着てテンション上げてます!

(英)予想以上に楽しいタイミングが多い!原稿を書いたり、画像を作ったり、何をするにしてもすべてを一人でやるわけじゃないから、同期や上長などと一緒に面白がって完成させていくところがすごく楽しいです。これがやりがいなのかも。誰に質問しても話しかけても、みんな楽しそうに話してくれるし的確な答えを教えてくれます。自分だけじゃ解決しないことはたくさんあるし、いろんな人を巻き込んだらだいたいうまくいきます。背伸びはせず、のびのびと。自分のペースで頑張れる環境だから心はいつも穏やかです。まあ納期はあるんですが。目の前のことをちゃんとやっていれば絶対慣れるから、無理せず一緒にがんばろう。

(廣瀬)まず、先輩や上長、同期、とにかく優しくて良い人が多いです。例えば先輩に何か一つ質問するときでも、原稿のFBを貰うときでも、先輩も仕事があるはずなのに、じっくり時間をとって一緒に向き合ってくれるので、毎回感謝しかないです。社会人になる前は、「きっとこれからたくさん挫折するだろうし、きついこともあるだろうな」と思っていたのですが、周りの環境に恵まれたお陰で想像以上に仕事を楽しめている自分がいます。時には自分のできない部分に直面して嫌になることも、仕事に追われてゼーハー言ってることもありますが。そんなときはよく同期や上長に話を聞いてもらったり、助けてもらったりしています。入社前から「ディップは良い人が多い」という話は聞いていたのですが、本当にその通りでびっくりしました。笑

皆さんのご応募、お待ちしております!

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岡﨑 芹菜

商品開発本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 首都圏制作2課 2022年新卒入社。大学時代は女性向けWebメディアのライターに携わる。現在は原稿のライティング・画像作成・取材など。趣味はお酒を飲みながらお笑いを見ること。犬に囲まれて一生を過ごしたい。