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アルバイトと正社員を“分ける”理由。「1案件・1雇用」が変える、仕事探しの体験

interviewee

片岡 日菜子
プロダクト企画職 ▼詳細

author

田中 雄登
dip people 編集長 ▼詳細

「アルバイトの仕事を探していたのに、出てきたのは正社員の募集だった……」「アルバイトをしたいのに、条件が複雑でよく分からない」求人サイトを使っていて、こんな“ミスマッチ”を感じたことはありませんか?

『バイトル』では今、こうしたユーザーの小さなストレスを解消し、より理想的なマッチングを実現するための変革が進んでいます。そのひとつが、「1案件・1雇用形態」という掲載ルールの見直しです。なぜ今、長年続いてきた仕様を変えたのか。その背景にある“数字の裏側にいる人の想い”と、ディップが目指す「仕事探しの体験」について語ってもらいました。

「数字のための施策」から「人のための施策」へ

田中:片岡さん、本日はよろしくお願いします!早速ですが、「1案件・1雇用形態」という施策で、具体的に何が変わったのでしょうか?

片岡:よろしくお願いします!これまでは1つの原稿の中に、アルバイト・正社員・契約社員など、複数の雇用形態をまとめて掲載できる仕様でした。その結果、「アルバイトを探していたのに正社員の求人が出てくる」「正社員希望なのにアルバイト案件が混ざる」といったミスマッチが起きていたんです。

田中:確かに、探している条件と違う求人が出ると戸惑いますよね。でも、これまで複数の雇用形態をまとめて掲載していたのには理由があったんですよね?

片岡:はい。『バイトル』がリリースされた2002年当時は、「1つの入り口で幅広い求人を見せる」ことが主流でした。でも時代が変わって、ユーザーは「自分に合った条件を、迷わず探したい」と考えるようになっています。なので今回、雇用形態ごとに原稿を分けて掲載する形に変更しました。アルバイトならアルバイトに必要な情報だけ、正社員なら正社員に必要な情報だけを、きちんと整理して届けられるようになっています。

田中:ユーザーの行動や価値観が変わってきた、と。

片岡:そうですね。実際にCS(カスタマーサポート)にも「分かりにくい」という声が届いていました。私自身も改善業務の中で強く課題を感じるようになり、「探す前から迷わせてしまっている」のはユーザー体験として良くないなと。

クライアントとユーザー、両方のミスマッチをなくす

田中:「ユーザーの体験」と、「応募数」など事業に関係する数字を両立するのは難しくなかったですか?

片岡:正直、入社当初は私は数値などの「分かりやすさ」に目が向いていました。「ボタンを大きくしよう」とか、「もっと目立たせよう」とか、分かりやすく成果が出そうな施策ばかり考えていました。

でも分析を続けるうちに、「使いやすくなったから応募してくれている」「迷わず進めたから応募した」という“行動の理由”が見えるようになりました。数字の裏には、「不安」「期待」「迷い」など、いろんな気持ちを持った“人”がいるんだなって。

田中:数字ではなく、その背景に意識が向いたと。

片岡:そうですね。「誰のためのサービスか」を考えるようになってから、“応募数を増やす”よりも、“気持ちよく使ってもらう”ことを大事にしたいと思うようになりました。

田中:一方で、雇用形態を分けることで、企業側の負担が増えたりしないんですか?

片岡:そこは一番悩みました。「予算の少ない企業さんのチャンスを減らしてしまうんじゃないか」と。でも実際には、企業側でもミスマッチが起きていたんです。「正社員だと思って応募が来たら、アルバイト希望だった」「誤解を解く説明に時間がかかる」そんな声が営業からも届いていました。ユーザーも企業も、“分かりにくさ”によって余計な負担を抱えていたんですよね。

田中:それなら、分けた方がお互いにとってメリットが大きいですね。

片岡:はい。最終的にはクライアントさんにとっても「誰に、どんな働き方で、どんな人を採用したいのか」がより明確になる方が、結果的にマッチングの質は上がると思っています。アルバイトはアルバイト、正社員は正社員で情報が整理されていることで、応募してくる人の認識のズレも減りますし、採用後のギャップも小さくなるはずです。

短期的な負担はあっても、長期的に見ると「ちゃんと続く採用」につながる施策だと考えています。ユーザーさんにとっても、クライアントさんにとっても、そして私たちにとっても、三方よしの状態を目指したいというのが今回の施策の根底にあります。

仕事探しを「ワクワク」する体験にしたい

田中:ユーザーの未来を考えて『バイトル』の企画に取り組んでいるような印象を受けました。そんな片岡さんがユーザー目線を大切にするようになったのには、何かきっかけがあったんですか?

片岡:大学時代の経験が大きいです。広報のインターンシップで、自分が発信した内容を見て「興味あります!」ってワクワクしながら応募してくれる人の反応が、個人的にすごく嬉しくて。人との接点が作れたっていう体験が自分の中では大きかったんです。

田中:人の人生の一部に関われた感覚ですね。大学時代の経験や、今の企画職での仕事を踏まえて、最後にこれからの目標を教えてください!

片岡:そうですね。人って、人生の中で働いている時間が一番長いと思うんですよ。なのに、あんまり楽しいお仕事を見つけられなくて「お金のために嫌々働いてるんだよね」っていうのは、個人的にはすごく寂しいなと思っていて。

自分にぴったりなものを見つけた時って、どんなものでも「わあ!」ってワクワクしませんか?そういうのを『バイトル』で感じてもらいたい。仕事探しをもっと楽しく、ワクワクするものに変えていきたい。そんな想いで今後も企画に取り組んでいきたいです!

田中:ありがとうございます。ユーザーが迷わず、企業が正しく伝えられて、その結果、良い出会いが生まれる。企画や営業が連携しながら、“人のためのサービス”を形にする。そんな挑戦にディップらしさを感じました!

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片岡 日菜子

プロダクト企画職 『バイトル』や『はたらこねっと』などの人材サービス事業の企画職として2023年新卒入社。大学時代、広報のインターンシップで「自分が発信した情報で誰かがワクワクし、行動してくれる」という体験に感動し、企画職を志す。現在は『バイトル』の企画職として、サイト改善や新機能の企画に携わる。

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田中 雄登

dip people 編集長 2021年 新卒(既卒)入社。1年目から人事として新卒採用に携わりながら、会社横断プロジェクトを推進するなど組織の枠を超えて活躍。大学時代は約30ヵ国を渡り歩きながら国際法や政治学を学び、NPO/NGOや政府機関でのインターンに従事。現在はプロダクト開発組織で、DevRelの立ち上げに奮闘中。エスニックな体験と牛乳が好き。