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「正しい努力」への気づきが、私を変えた。中堅社員が語る、ディップで掴んだ“本物の成長”とは

interviewee

藤井 祐輔
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山田 千尋
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2020年4月、コロナ禍の真っ只中に新卒でディップへ入社した藤井祐輔さん。「将来を見据え、最初は一番厳しい環境で自分を鍛えたい」と意気込んでいた藤井さんを待っていたのは、対面営業が制限されるという予想外のスタートでした。伸び悩んだ時期を経て、3年目の上司から贈られた「努力の方向性」を問う鋭い指摘。そこからいかにして、大学時代の部活動で培った「俯瞰の視点」を仕事に応用し、顕彰を獲得するまでの成長を遂げたのか。藤井さんの6年間のドラマに迫ります。

あえて選んだ「一番厳しい環境」と、コロナ禍での葛藤

山田:本日はよろしくお願いします!藤井さんは2020年入社とのことで、まさにパンデミックが始まった直後のスタートでしたよね。ディップを選んだ当時の想いから改めてお聞かせください。

藤井:よろしくお願いします!

当時考えていたことでいくと、これからの長い人生の中で、60代や70代になった自分を想像した時に、最初のキャリアで一番厳しい環境に身を置いて自分を鍛えておかないと将来何もできない人間になってしまうという危機感が1番強かったかなと思います。

山田:なるほど、将来のことを考えてあえて「厳しさ」を求めての選択だったのですね。

藤井:はい。自分の中で最も厳しいだろうと思ったのが、「求人広告営業」か「保険営業」の二択でした。最後は地方学生だった自分に対して色々と状況を考慮してくれたディップに決めました。例えば、地方出身なので選考の度に移動するのも大変だったのですが、ディップは最終面接以外をオンラインで実施するなど、驚くほど自分のことを考えてフォローしてくれたんです。人事が営業経験者で、話を聞くうちに具体的な働くイメージが湧いたことも入社を決めた理由のひとつです。

山田:しかし入社直後、その意気込みを遮るように、入社直後からちょうどコロナ禍となりましたよね。

藤井:そうなんです。泥臭く営業として動くつもりだったのに、対面営業は一切禁止。画面越しでオンライン商談しかしないという営業生活のスタートで、正直「本当にこれで成長できるのか」という戸惑いがありました。最初の2年間はがむしゃらにできることをやっていたものの、どこか「やらされ仕事」のような感覚が拭えず、手応えも薄かったなと今振り返っても思います。

上司からの指摘と、実績「倍」への高い壁

山田:そこから今のご活躍にはどのように繋がってくるのでしょうか。

藤井:実はこのタイミングで当時の上司に言われたことが僕の営業生活のターニングポイントだったなと思っています。なにを言われたのかというと、「頑張っているのはわかるけど、商談で拾うべき項目(定型的な確認事項)しか拾えていないよね。もっと深く踏み込まないと、お客様やユーザー、世の中に対しての正しい努力とは言えないよ」「そんなにポテンシャルもあって頑張っているのに、報われないの嫌でしょ?」と期待を込めてのご指摘と言葉を頂きました。

山田:たしかに、やってることが報われないのは悔しいですもんね。

藤井:そうなんですよね。ただ、じゃあどうしようって話になったんですけど、上司からは、「今の実績って200万円くらいよね。400万円売れるようになろう!!」と言われたんです。

山田:実績を倍にするというのは、相当な壁じゃないですか。

藤井:はい。普通なら戸惑う状況かなと思いますが、僕はすぐに結果が出なくても頑張り続けられるタイプだったので、その言葉を聞いて頑張ろう!と燃えました。

こう思えたきっかけは大学時代のソフトボール部での経験かなと思います。僕は体が細くてパワーもないし、筋トレも正直嫌いでした(笑)。でも、とにかく試合に出たい、楽しみたいという思いは強かったので、レギュラーを勝ち取るために奮闘したのですが、すぐに選ばれたわけではなかったんです。

山田:その状況で、どうやってレギュラーを勝ち取ったのですか?

藤井:チーム全体を俯瞰して見てみました。よくよく考えれば、「同じタイプの9人がレギュラーになることはあまりない。だから、自分の強みを活かせる独自のポジションを確立できればメンバーになれる」と気づきました。そこからはやるべきことを整理して愚直にやり続けた結果、レギュラーを掴めました。

この「俯瞰して戦略を立て、継続的に努力したことで目標を成し遂げた」経験があったから、上司に言われた「倍の実績をつくろう!」という少し非現実的な目標を言われても、ひとつずつこなしていけば必ず達成できるはずだと思えました。

 

「ゲームのコントローラー」を握る感覚で、商談を俯瞰する

山田:営業の現場でも、ソフトボール部での経験で培った「俯瞰の視点」と「継続的に努力できる力」が活きたわけですね。

藤井:はい。商談の場では、ゲームのコントローラーを持った自分が、画面の中の自分を操作している感覚で臨みました。「お客様に貴重な時間をもらっているのに、このヒアリングで納得してもらえるような提案ができるのか?」と自問自答し、単に求人を売るためのヒアリングではなく、深く踏み込むようなヒアリングを行えるよう試行錯誤しました。

山田:具体的にはどのような工夫をされたのでしょうか。

藤井:例えば、お客様の人生観や会社への想いを聞く時間を多くとることを意識していました。そうすると、相手の「本音」だったり、真に抱えてる根本的な課題が見えてくるようになり、信頼を築きやすいと感じました、その結果、採用だけでなくブランディングのお手伝いまで任せていただけるようになり、気づけば「藤井さんにお願いしてよかった」と言っていただける機会が格段に増えていたんです。

受けた恩を次へ繋ぐ、6年目が果たすべき「使命」

山田:昨年の6月にはその積み重ねが実り、顕彰も獲得されていましたね。そんな藤井さんが現在見据えている「次なる夢」ってなにかありますか?

藤井:あります。それは、自分が3年目の時に上司に導いてもらったように、今度は僕が周囲に良い影響を与えることです。これからは「組織を引っ張り、後輩を育成する」ことに本気で挑戦していきたい、それが今の僕の大きな目標です。

山田:受けた恩を、次は後輩たちへ繋いでいくということですね。

藤井:はい。自分は幸いにも「正しい努力」に気づけましたが、まだそこに気づけず苦しんでいる後輩もいるはずです。僕に人間的な成長のきっかけになるような言葉をくれた上司への一番の恩返しは、僕が後輩たちに同じような成長体験をさせてあげること。未来視点で行動し、ディップの営業として働く楽しさを伝えていくことが、6年目の僕が果たすべき使命だと感じています。

山田:藤井さんの「俯瞰して見る力」と「目標達成における熱い想い」が、これからのチームをさらに強くしていきそうですね!本日はありがとうございました!

藤井:ありがとうございました!

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藤井 祐輔

2020年新卒入社。主に関東の都会エリアの顧客開拓に営業メンバーとして従事。

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山田 千尋

2022年新卒入社。営業を経て現在は人事総務本部 新卒採用チームにて勤務。