「変だから採用」宇宙オタク院生がプロダクトオーナーに!成功の秘訣とは…?

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大西 貴也
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dip people編集部
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プロダクト企画職として2024年4月に新卒で入社した大西貴也さん。大学院での宇宙学専攻を経て、1年目からバイトルNEXTアプリのプロダクトオーナーに。数ある選択肢の中でディップの企画職を選んだ理由や、大西さんのユニークな視点と情熱がプロダクト開発にどのように活かされているのか、新卒1年目が深掘りします。

宇宙学専攻に没頭した学生時代

編集部:自己紹介をお願いします!

大西:プロダクト企画職として24卒で入社しました大西貴也です。 現在は、社会人2年目でバイトルNEXTアプリのプロダクトオーナーを担当しています。学生時代は、大学院で計算宇宙学を専攻していました。

編集部:研究内容について詳しく教えていただけますか?

大西:「ビッグバン直後の宇宙において銀河がどのように形成されたのか」をコンピュータシミュレーションで研究していました。 数学と物理と情報科学を使った分野で、やっていたことを例えるなら、「数百万粒の砂の集まりを2つ用意して、1500年かけてぶつけたら泥団子ができるのか」みたいなことをコンピュータ上でやってたらしいです。自分でも良くわかっていないです(笑)

編集部:なんだか難しそうですね…。数字やコンピュータに強そうな印象を持ったのですがそれがプロダクトオーナーの仕事に生きてきそうですね。

大西:いえ、そうじゃないんですよ。 個人的には「好きに対して徹底的にこだわれる力」と「他人に対して思いを馳せる力」という2つの力が今の業務に生きていると感じています

新しい価値を生み出す「変人力」

編集部:それはどんな活動で身についた力なんでしょうか?

大西:僕は大学でアカペラサークルに所属しており、4年生のときには全国優勝やテレビ特番『ハモネプリーグ』の出演を経験しました。 その中で、僕は自分自身がステージで魅せることよりもどうすればメンバーの歌がもっと多くの人に届くのかばかり考えていました。マイクを持っている時間よりパソコンを見ている時間のほうが多かったのは、ちょっと「変」だったかも知れないです…。

編集部:パフォーマーとしてだけでなく、サポーターとしての役割も担っていたんですね。

大西:他にも、大学院の研究を効率化するために自分だけのキーボードを自作したり、人間工学に基づいたキー配列も開発したり、なんでも挑戦していました。 ディップの最終面接でも、話が弾んで思わず自作キーボードを見せちゃったんですよね。そしたらその場で「変だから採用」って言われたんです。

編集部:噂の「変人採用」ですね?嫌じゃなかったんですか?

大西:最初は驚きましたが、噛み締めるうちにどんどん嬉しくなりました。 学生時代は、自分や周りが輝くためにこだわった結果「変」と言われることが多く、どこか疎外感を感じていました。 それを、「人とは違う視点を持っていると捉えてくれる環境」と「それをうちなら生かせると言い切ってくれる人が見つかった事実」に感動した記憶があります。

▶変人採用についてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

「変人」がつくりだすユーザーへの価値

編集部:「好き」を追求しまくる「変人」採用が仕事に活きた例ですね。

大西:そうですね。1年目に取り組んだバイトルのUXを改善するABテストでは、**「新卒ならではの視点」で毎週約4本の施策を提案していました。「他人に対して思いを馳せる力」**も、定量分析の先にあるユーザー心理を読み解くことに生きていたと思います。

編集部:結果はいかがでしたか?

大西:結果としては、入社1年目でABテストを10本リリースし、改善目標に対して233%達成することができました。負けた施策を活かして素早く効果検証を回せたのは、toCサービスで訪問数が多いバイトルならではのメリットで、配属直後から貴重な経験ができたと思っています。

編集部:すごいですね…!現在のお仕事内容に生かされているのですか?

大西1年目の12月からバイトルNEXTアプリのプロダクトオーナーを担当し、スクラム開発の導入や中長期的なプロダクトビジョンの策定を行っています。 意思決定力やオーナーシップが必要とされる身に余るポジションですが、プロダクトの価値の最大化を目指して「サバイブ」しています。

新卒2年目が語る「プロダクト企画職」に向いている人とは

編集部:大西さんから見て、どのような人がプロダクト企画職に向いていると思いますか?

大西:数字と他者に対する好奇心が強い人が向いていると思います。 「分析から見えてくる数字やアプリの画面の先にいるユーザーの心理に思いを馳せる」というプロセスを楽しめる人は特に向いていると思います! 僕も入社当初は、専門的なスキルや経験がなく不安でしたが、手段よりもそういうスタンスを持っていることが重要だと思っています。手段はいずれは身につくものでもあるので。それよりもまずはそのスタンスを持っていることが大事だと思います。

編集部:そうなんですね!安心しました…。ちなみに大西さんはどんな方と一緒に働きたいですか?

大西「お仕事」そのものを自分の力で楽しくできる人と働きたいですね。主体性を持って取り組めばどんなプロジェクトでも楽しめると思います。それこそ業務以外だって同じです。 例えば、ピンクの服を着てくる日を作ってみたり、好きなものでデスクを埋め尽くしてみたり、あとお正月には正月飾りをつけてみたり…。 あと、社内制度を使ってボードゲーム同好会を立ち上げようとも思ってます!

ワクワクする仕事で飽きないチャレンジを

編集部:やっぱり色々と「変」かもですね…。最後に、この記事を読んでいる学生の皆さんにメッセージをお願いします。

大西自分が本当に探求したい「好き」に特化してほしいと心から願っています。特化することで人とは違った視点を持てるようになって、「自分に価値を付与すること」とつながると思っているんです。 就活時代の僕は、営業職やエンジニア職のインターンに挑戦して、自分のワクワクすることを必死に模索していました。 社会人になると8時間近くは仕事に向き合うことになるので、「今日は何ができるかな?」と毎朝ワクワクできる仕事を見つけてほしいです。 僕にとって、toCのプロダクト開発に一年目から携われるディップは魅力的でしたし、特にプロダクト企画職は「飽きさせてくれないお仕事」です。ディップにはあなたの変なところが活かせるチャレンジがたくさん転がっているので、ぜひ一緒に働きましょう!

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大西 貴也

神戸大学大学院での銀河形成シミュレーションの研究を経て、ディップにプロダクト企画職として新卒入社。バイトルのABテストを用いたUX改善で経験を積み、1年目からバイトルNEXTアプリのスクラム開発のプロダクトオーナーを担当。学生時代はアカペラに没頭し、全国優勝やテレビ特番『ハモネプリーグ』出演を経験。好きな言葉は「サバイブ」。

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dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。