自分から動く”がキャリアを切り拓く、ディップの最前線を担うデザインリーダー

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石井陸久
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dip people編集部
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2024年に新卒でディップに入社し、2年目で新規事業『dip AI』のデザインリーダーを務める石井さん。若手ながら最前線に立つその背景には、常に“自分から動く”選択がありました。そんな石井さんに、ここまでのリアルな道のりを伺いました。

行動で掴んだ、デザインリーダーという役割

編集部: 石井さん、今日はよろしくお願いします!

石井: よろしくお願いします!

編集部:今はどういう業務を行なってるんですか?

石井: 今は『dip AI』という求人支援にAIを活用した対話型バイト選びサービスのデザインリーダーを担当しています。プロジェクトオーナー・ディレクターから降りてきた仕様のままデザインを進めていくのではなく、「どのユーザーにどんな価値を届けることでどのようにしたいのか」、UXからUIにかけてデザインを行なっています!

編集部:2年目でリーダーって、かなりのスピード出世ですよね。最初から順調だったんですか?

石井:いや、それが全然 (笑)1年目はひたすら試行錯誤の連続でした。

編集部:試行錯誤の連続ってめっちゃ大変ですね…!

石井:本当にそうでした。「自分って全然できてないな…」って落ち込むこともあって。でも逆に言えば、そのうまくいかなさがあったからこそ、「このままじゃダメだ、自分で動かなきゃ」って思えたんだと思います。

編集部:なるほど、だからこそ掴んだデザインリーダーだったんですね!

石井:正直、待ってたらこんなポジションにはなれなかったと思います。1年目は3つのプロジェクトを経験して、自分の強みや課題をかなりクリアに把握できました。その上で、「もっとチャレンジできる場所に行きたい」って自分で異動を希望しました。

編集部:自ら道を作って行ったんですね!1年間で3つのプロジェクトってかなり変化が激しかったと思うのですが、石井さんの異動遍歴を教えてください。

満足できなかった1年目から見えた、自分だけの道

石井: 一番最初の5月に配属されたのは『レコリン』という営業支援ツールです。社内の営業さん向けのサービスでディレクターとUXデザイナーとして参加しました。営業の方に実際に会ってインタビューしたり、ペルソナ設計、CJMの作成など行いました。課題発見からユーザーフローを考えリリースするまで、上流から下流まで一通り経験しました。 それと並行して、当時の部長からUIデザインをやってみない?と声をかけていただき『ドラフトAipen』という社内向けAI文章自動生成ツールのUIデザインも担当していました。

編集部:この時からAI事業に参加されていたんですね!モチベーションが結構落ち込んでいるのですが、なにがあったのでしょうか?

石井:UIデザインを0から自分で作成したのですが、大学時代しっかり学んできていなかったのでかなり苦戦し、スキルと知識不足を実感しました。事業会社は売上に繋がる施策を行うことが前提条件なので、使いやすさももちろん大事なのですが、ビジネスインパクト・開発工数も考えながらの提案にかなり苦戦しました。

編集部:『レコリン』との兼務も相まってすごく大変そうですね…

石井:そうですね、2つのプロジェクトのタスク管理が難しくて重要性を実感しました。自分ができていない事があらわになってモチベーションがかなり下がっていましたね。

編集部:どうやって乗り越えましたか?

石井:とにかくいいものを作ろうと目の前のことを全力で頑張りました。今思うと「もう少しこうやればよかった」と後悔している部分も沢山あります。でもその経験をしたからこそ次の社内向けの生成AIツール『dipper portal』というサービスで満足することができたと思います。

「この社内ツール、使いづらすぎない?」がリスタートの始まりだった

編集部:『dipper portal』はどのように参加されたのですか?

石井: 普段業務で使っているのですが、いつも使いづらいなと思いながら利用してて(笑)さらにデザイン業務を経験したいと思い、執行役員CIOの方に「社内AIツールをUIUX改善して、もっと使いやすくしてもいいですか?」と話したところOKをもらえたので、新しいプロダクトのUIUXデザインに挑戦しました!

編集部:自ら提案して新しいプロジェクトに参加!かっこいいですね!そこではどんな業務をされていたのですか?

石井:ユーザーインタビューからUI設計、改善まで上流から下流まで全部やりました。『ドラフトAipen』で学んだタスク管理やUIデザインの反省を活かして、開発ともこまめに共有して進められたことが自信につながりました。チームで一緒に作る感覚で進められたのが大きかったと思います。

編集部:『dipper portal』私も使わせていただいています。そこで一気に自信がついたのですね!

石井:ありがとうござます(笑)そうですね。完成したときに「満足のいくデザインができたかも!」って思えたんです。そこで、社内向けのサービスではなく、社外のユーザーの課題も改善したいと思うようになり『dip AI』への異動を自分から希望しました。

編集部:え、自分から!?すごい行動力ですね。

石井:めちゃくちゃ緊張しました(笑)でも、「このままだとまた後悔する」っていう気持ちがあったんですよね。だから、“任される”のを待つんじゃなくて、自分から新しい場所に飛び込もうと。この会社が新卒にも沢山挑戦させてもらえる環境があるということも大きいと思います。

行動が評価につながる。ディップで実感した“挑戦が活きる環境”

編集部:それで今の『dip AI』に参加されたんですね!『dip AI』では最初からリーダーだったんですか?

石井:最初はメンバーのひとりとして、ひたすら提案しまくりました。これまでAI関連のツールをいくつか経験してきたので、「ここでならもっと価値出せるかも」って確信があって。情報設計やユーザーフローのブラッシュアップ案も、POやPdMに直接ぶつけに行ってましたね。気づいたら「リーダーやってみない?」って言われてたんです。

編集部:今までの異動歴が活きた瞬間ですね!

石井:いままでやってたことが正しかったんだ思えてすごくうれしかったです。別に「すごいスキル」があったわけじゃない。でも、“意思表示”と“提案力”があれば、ちゃんと評価される。それがdipの面白いところだと思っています。

編集部:インタビューのなかで石井さんはかなり積極的な方だなという印象を持ったのですが、入社前から積極的に挑戦するタイプでしたか?

石井:いや、どちらかというと受け身なタイプでした。でもこの会社に入ってから気持ちが変わったんです。先輩や同期を見て受け身じゃやりたいことできないなって。ディップってやる気とか姿勢をちゃんと見てくれる人が沢山いる会社なんですよね。

編集部: いい意味で“若手感”がないというか、自分で役割を掴みにいくスタイルなんですね。

石井: そうですね。ディップって年次関係なく任せていただけるので、やるかやらないかは自分次第だと思います。自分も1年目に3つのプロジェクト全部に本気で向き合って、自分の道を選択したからこそ、今リーダーができてると思います。「まだ若いから」「経験が足りないから」って止まってたら多分何も起きないので、変えたいなら、自分が動く。それができる人が輝く会社だと思います。

編集部:「変えたいなら、自分が動く」って、シンプルだけどすごく強い言葉ですね。そんな石井さんは、今後どんなデザイナーになりたいですか?

石井:UIUXの改善って、見た目の変更に思われがちだけど、本質はユーザー体験全体の設計。そこを握れるデザイナーでいたいです。ただ、まだまだスキルも経験も足りないことばかりですが、日々の仕事の中で学びながら、デザイン力もリーダーとしての力も、少しずつ伸ばしていきたいと思っています。

編集部: これから入社する後輩たちに伝えたいことがあればぜひ!

石井: もし今、「自分がデザイナーのロールモデルになりたい!」みたいに主体的に行動したいと思っている人が、ディップはすごく合うと思います。僕も最初は不安だらけでした。でも、動くことでしか成長できないって身をもって知ったので、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてほしいです。

編集部: 石井さん、ありがとうございました!

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石井陸久

芝浦工業大学デザイン工学部でUIUXデザインを学ぶ。卒業後、2024年にディップにUIUXデザイナーとして新卒入社。入社後は、営業が使うCRMツールや原稿生成AIツールなど、営業支援の自社プロダクトでUIUXデザインを担当。現在は、生成AIを活用した日本初の対話型バイト探しサービス「dipAI」でUIUXデザイナーとして参加。

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dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。