
私がいなくても、お客様を成長し続ける企業にすることが私の責任。『夢シート』に込めた想いとは
ディップ株式会社で営業として活躍する林田美緒さん。就職活動時に抱いた「人材不足をどうにかしたい」という想いを胸に、ディップへの入社を決めたとのこと。
入社後は、顧客と真摯に向き合う中で、自身の行動を突き動かす「責任感」の存在に気づいたと言います。彼女がどのように仕事と向き合ってきたのか、お話をお伺いしました。
人材業界に入社を決めた理由
インタビュアー: 本日はよろしくお願いいたします!まずは、今の林田さんのお仕事についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
林田: 私はHR統括部という部署に所属していて、主に派遣会社の派遣スタッフの採用をサポートしています。たくさんの派遣スタッフを採用することができれば、その先の派遣先企業に人手を増やすことができます。まさに派遣会社と派遣先企業の成長を同時にサポートするような仕事です。
インタビュアー: そうなんですね!ちなみに、就職活動のときから元々人材業界には興味があったのですか?
林田: いいえ、実は元々、介護業界への就職を考えていました。人材不足が一番顕著なのは介護業界だと思っていたので、それを解決するために働きたいと考えていました。ただ、そのことを相談した介護業界の人事の方から「林田さん一人が介護業界に入るよりも、介護業界で働きたいと思う人を増やした方が、業界の課題解決に繋がるのではないか」と助言をいただき、もっと視野を広げてみようと人材不足の問題に向き合っている人材業界に興味を持ちました。
お客様と向き合って生まれた「夢シート」
インタビュアー: そんな林田さんですが、印象に残っているお客様はいますか?
林田: 自社の派遣スタッフを集めるために様々な採用方法を試したものの、なかなかうまくいかず、モチベーションが下がってしまっていたお客様です。たくさん話を聞かせてもらっているうちに、もっと長期的な視点で派遣先企業の未来を考えることができたら、何か変わるのではないかと思いました。そこで小学校で書いた「将来の夢」からヒントを得て「夢シート」を考案しました。
インタビュアー:具体的に「夢シート」ってどんなものですか?
林田: 「夢シート」は大きな夢を1つ、その夢を実現するためにやらなければならない小さな目標を3つ書き出してもらうシートです。そのお客様が、自社の派遣スタッフを送り出すことで派遣先企業にどうなってほしいのか、自分自身はどういう人になりたいかを、実際に言語化してもらいました。
▽実際にお客様が記入した「夢シート」
山田:「夢シート」を書いてもらったことで、何か変化はありましたか?
林田:明確な目標を立てたことで、お客様の採用に対するモチベーション向上に繋がりました!結果、「夢シート」に書いた3つの目標は、約3ヶ月ほどで達成することができたんですよ。
インタビュアー:そうだったんですね!長期的な視点で派遣先企業の未来を考えたことによって、足元でどんな採用活動をするべきかも明確になったんだろうなと感じます!
林田:そうですね。最初は応募を集められないことに悩んでいたお客様でしたが、実はそのお客様自身が採用に対して前向きになれず、チャレンジできなかったことこそが、課題だったんだと気付くことができました。目の前のお客様のために何ができるかを考え抜き、真の課題を捉えることの大切さを学ばせてもらいました。
インタビュアー: 林田さんがそのお客様にそこまで向き合えたのはどうしてですか?
林田: そうですね。もちろん対峙するお客様には採用成功してほしい、幸せになってほしいという気持ちもあるのですが、私は責任感が強いタイプだったことがここまで向き合えた要因ではないかと思っています。お客様からは効果が出る、出ないに関わらず、先にお金をいただく以上、お客様の状況をよりよくするために全力で業務に取り組まないと!という責任を感じています。
お客様から「○○さんがいないとダメなんです」と言われたいという気持ちで頑張れる方もいるかもしれませんが、どちらかというと私は「林田さんのおかげで自分たちだけでもうまくできるようになりました!」と言われる方が責務を全うできた感じがして嬉しいですね。お客様の課題解決を最終ゴールとして全力で向き合うことを意識しています!
社内外問わず「頼られる存在になりたい」
インタビュアー: そんな林田さんの今後の夢や目標はありますか?
林田: はい。私は社内外問わず「頼られる存在」になりたいです。そう思ったきっかけは自分とは正反対の同期の存在でした。私は入社当初、「任せてください」とお願いするスタイルで営業をしていたのですが、周りの同期は、いつの間にかお客様から相談してもらえる存在になっていて、業績も安定するようになっていました。そんな同期の仕事ぶりを見て、私も「周りから頼られる存在」になりたいと思うようになりました。
インタビュアー: 頼られる存在になるために、林田さんが意識していることはありますか?
林田:私は将来のことを深く考えるよりも、まずは目の前のミッションや目標に向かって全力で取り組むことを大事にしています。今思えば、私自身も「夢シート」の小さな目標に当てはまることから取り組んでいますね。毎月の目標を立てて日々のスケジュールに落とし込み、それを毎日確実にやり遂げることが私の仕事のモットーです。
インタビュアー: 林田さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!