24卒内定者の就職活動から学ぶ!入社後のミスマッチを防ぐために大事にしていたこと

interviewee

森田 蒼
2024年新卒 内定者 ▼詳細

author

dip people編集部
▼詳細

コロナ禍を経て、今や就職活動においてもオンライン面接が一般的になっています。企業に直接足を運び、社内の雰囲気を味わう機会が減っている中、入社後のミスマッチを防ぐためには何が必要なのか。就活生にとって一番身近な存在である内定者の森田 蒼(モリタ アオイ)さんに、就活中や内定後にできる「ミスマッチの防ぎ方」について、お話を伺いました。(インタビュアー:人事総務本部 採用戦略推進室 永井)

「想像」と「現実」は違う、だから大事にしたのは「リアルを掴む」こと

永井:早速ですが、森田さんの就職活動についてお聞きします。就職活動を始めたての頃は、何をしていましたか?

森田:本格的に始めたのは3年生の6月頃からだったかと思います。まずは、とにかくたくさんのインターンに参加をしていました。

永井:まだ企業の選考が始まっていない時期にもかかわらず、なぜ就職活動を始めたのか、背景や理由などを教えてください。

森田:まず1つ目が、なるべく早く自分の納得できる企業から内定をいただいて、残り少ない大学生活を充実させたかったからです。そして2つ目が、周りからの影響ですね。私が所属しているゼミが企業研究や就職活動に力を入れていることもあり、カリキュラムの中で実際に社会人の方からお話を聞く機会などもありました。そのため、就職活動への意識が高い人が自然と集まっていたことも理由の1つです。

永井:就職活動と言うと「自己分析」や「企業研究」から入る方が多いように思います。森田さんはなぜ「インターン」から始められたのでしょうか?

森田:もちろん自己分析は同時進行で行い、自分がどういうところに向いているのか、就きたい仕事は何かなどは模索していました。ただ、想像と現実は違うと思うんです。企業に足を運んで職場のリアルを掴むことが、ミスマッチのない企業選びをするために必要だと考えていました。

永井:コロナ禍を経て、今では説明会や面接もオンラインの方が主流になってきていますよね。現地でリアルを掴むことを大事にしていた森田さんにとって苦しいものもあったと思うのですが、その中でも入社後のミスマッチを防ぐために意識していたことなどはありますか?

森田:2つあります。まず1つ目は、多くの人から情報を集めること。企業には様々な価値観を持つ人が集まると思うので、一人ひとりが何を実現したいのか、どんな想いで働いているのかを聞かせていただき、「総じてこの会社の人たちの考え方と共感できるか」ということを大事にしていました。
2つ目は、面接において、ありのままの自分の言葉を伝えることです。実は、ディップの選考を受ける前、心から「ここに行きたい!」と思っていた企業があったのですが、結果的に最終面接で落ちてしまいました。その際にフィードバックでいただいたのが、「台本を読んでるみたいだった」という言葉で。その時から、話す内容を事前にすべて決めて臨むのではなく、その時に感じたことや考えたことをありのままに伝えることを意識するようにしました。自分の率直な想いに「いいね!」と思っていただける企業こそが、本当に自分にマッチする企業だと思えるようになったんです。その結果、無事自分が「ここだ!」と思えたディップから内定をいただけたので、あの時の面接で不合格となったことが、自身のターニングポイントになったと思います。
あとは、できることならやっぱり現地に行った方がいいと思いますね(笑)。

ディップの選考はどこよりもオープンだった

永井:就活を通して様々な企業との出会いがあった中でディップを選んでいただいたわけですが、そもそもディップとの初めての出会いはどのようなものでしたか?

森田:ゼミの先輩がディップの内定者で、その先輩からお話を聞いたことがきっかけでした。自分が入社する会社のことを、自信を持って、目をキラキラさせながら話す姿を見て、こんな風に思える会社ってどんなだろうと興味を持ち、エントリーしました。

永井:先ほど、多くの人から情報を集めることが大事とお話しいただきましたが、ディップではどうでしたか?

森田:ディップでは月に数回「トークセッション」という場が開催されていたので、よく参加していました。毎回違ったテーマと登壇者になっているので、多くの方のお話を聞きたい私にとってはありがたいイベントでしたね。他の会社でも座談会などはありましたが、ディップのトークセッションの特徴は本当にオープンになんでも話してくれるところ。「どういった人が多いですか?」という質問に対して、「逆にこういう人は向いていない」というタイプを5つくらい教えてくれて、そこまでオープンにしちゃうんだと驚きました(笑)。こういった場や面接・面談などで数多くの方のお話を伺い、そのどれもに違和感を覚えなかったので、「ここに入社しよう!」と納得感を持って決意することができました。

内定者インターンを経験して見えた、入社後に訪れるリアルな日常

永井:内定後はどのように過ごしていましたか?

森田:卒業論文を書きながら、友達と旅行したり遊びに行ったりと、卒業に向けた準備をしつつ、最後の学生生活を謳歌していました。

永井:そんな時に、リアルな経験を求める森田さんにとってぴったりな「内定者向け営業インターン」の案内が来たわけですね。

森田:そうなんです。私は営業職として入社予定なので、「自身が抱く業務に対するイメージと相違がないか」を確かめることができ、良いスタートダッシュを切るチャンスになる!と思いました。今私が目指しているのは1年目の終わりに新人賞を獲得することで、そのためには圧倒的な行動量が必要だと思うんです。その感覚が掴めるいい機会だと思ったので、参加を決めました。

永井:明確な目的を持ってインターンに参加されたんですね!参加する前と後で、会社や仕事に対する印象は変わりましたか?

森田:仕事に対しては、想像以上に画期的だなという印象を抱きました。「営業」と言えば、紙で企業様のリストが配られて、電話をしたら線を引くみたいなイメージを持っていたのですが、実際はリストや各種情報、ノウハウなど、あらゆるものがデジタル化されていて、こちらとしても使いやすいし、お客様にとっても必要な情報をすぐお伝えできるので良いと感じました。
会社や人に対してのイメージが変わることはあまりなかったです。社員の皆さんは温かく迎え入れてくれましたし、何より一緒にインターンに参加していた同期の熱量がとにかく高く、たくさん刺激を受けました。選考中に感じたディップの印象と相違がないと思えたことは、入社に向けた安心感に繋がりました。

永井:インターンをやってみて感じた率直な感想を教えてください!

森田:正直、すごくしんどかったです(笑)。電話をかけたお客様から何度も何度も断られ、行動しても結果に繋がらないこともたくさんあったし、ガチャ切りもされたし。これまでの人生で味わったことのない、メンタルへのダメージが正直たくさんありました。でも、だからこそ、これらを乗り越えたときの達成感がハンパないということ、そして、この成功体験がモチベーションに繋がり、また頑張ろうと思える原動力になるということを学びました。また、自分が日々の業務の中で「何を苦手と感じるか」を知ることができたのも、大きな収穫だったと思います。この気付きを入社後に活かしていきたいと思っています。営業インターンを経験して本当に良かったです。

自分に合った就職活動のやり方を見つけてほしい

永井:最後に就活生へメッセージをお願いします!

森田:私自身は行動することによって、企業や仕事の多くの情報を取りに行き、その中で自分に合っているかどうかを判断してきました。ただ、人によって私のやり方に合う合わないがあると思うので、1つの就職活動の在り方だと思ってもらえたらと思います。最終的には自分自身が納得できる企業に入社できれば良いと思うので、自分のやりやすい形を見つけて、自信を持ち、焦らずに1歩1歩前進していってもらえたらと思います。良い就職活動にしてください!

関連記事一覧

interviewee

森田 蒼

2024年新卒 内定者 就活時の志望職種は営業職、企業選びで大事にしていた軸は1.実力を評価してくれるか、2.挑戦できる環境か、3.同じような考えを持っている人が多いか。趣味はバスケットボールと旅行。

author

dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。