新卒一年目で、社内だけでなく社外でも大活躍!?二つの賞を受賞した秘密に迫る!
ディップでデザイナーとして活躍する大森 すみれさん。大学でデザインを学び、ユーザー体験を最優先に考える視点を身につけた大森さんが、自分の興味とスキルを最大限に活かせる会社だと選んだのが、ディップでした。さまざまなプロジェクトに参加して努力が認められた結果、二つの賞を受賞した彼女の道のりを紹介します。
いきなり二つの栄誉”特別賞”と”敢闘賞”を獲得
石井:冒頭から単刀直入にお聞きしますが、新卒1年目はどうでしたか。
大森:初めてのことが多かったので、がんばってインプットしながらアウトプットに結びつけるのが大変でしたね。
石井:やっぱり大変だったんですね。
大森:そうですね。でも、大学で学んできたことがどの程度仕事に活かせるか実感できたり、大学では養えなかったビジネスの視点だったり、1年間で視野がかなり広がったんじゃないかと思います。その結果、2023年度の通期表彰で特別賞を、4半期の本部表彰で敢闘賞を、それぞれ受賞できました。二つの受賞がうれしかったですね。
石井:ええーー!?二つも表彰されたんですね。どんなことがダブル受賞につながったと思いますか。
大森:新卒なのに、一人でデザインをやって、クオリティを管理してやりきった点を評価してもらえたからだと思います。上司がしっかり見てくれていて、自分のやったことがちゃんと評価される環境だというのを感じました。
石井:そうなんですね!評価されるべき人がしっかり評価される環境なのが、とてもいいですね!
ユーザーファーストを意識した体験づくり。自分がやりたいことをできるのがディップでした
石井:大森さんは大学でどんなことを学んでいたんですか。
大森:デザイン工学部で、技術と人間の感性の調和や融合を考えながら、問題を解決することを学んでいました。卒業研究では、モバイルアプリが立ち上がる際に表示されるスプラッシュスクリーンという機能画面の、ブランディング以外での待ち時間の有効的な活用法の可能性について研究をしていました。
石井:大学でデザインを学ぼうと思った理由は何ですか。
大森:自分が想像したモノをどうやったら作れるのか考えて、工夫するのが、もともと好きだったんです。そうした自分の志向がデザインだったら生かせるんじゃないかなと思って選びました。
石井:なるほど。実際にモノづくりをする中で、特に注力していることはありますか。
大森:文脈からのゴールと、ゴールが累積した先のユーザー体験を見通した、一貫した体験づくりを心がけています。
石井:一貫した体験づくりは大学時代から意識していたのでしょうか。
大森:そうですね、最初からここまで見えていたわけでは全くなかったのですが、大学で勉強して、教授からいろいろ教えていただくうちに、こうした視点を持つようになりました。
石井:しっかり指導される教授だったのですね。大森さんはどんな経緯からディップへの入社を決めたのでしょうか。
大森:面接でいろいろお話を伺うなかで、ディップの自由な風土とモノづくりへの姿勢が自分と合っていると感じたんです。
石井:「自由な風土とモノづくりへの姿勢」というのは、具体的にどういうことでしょうか。
大森:トップダウンでこういうことをやってねと言われるのではなく、自分の興味のあること・やりたい方法を、縛られずにやらせてもらえるのが自由な風土だと感じています。ディップのフィロソフィーにもあるように、社内でユーザーファーストが浸透している点が、大学で人間中心設計をしてきた身としてモノづくりがしやすいです。
やりたいことは何でもできる?だったら何でもやってやる!!
石井:大森さんがやりたいこと、大事にしていることを具現化できる環境の中、新卒1年目はどんなことに取り組まれていたのでしょうか。
大森:営業支援ツールの開発に携わるために、営業と一緒に研修を一か月受けました。研修が終わると『レコリン』という営業活動を効率化するためのCRMツールのディレクターとして業務につき、その後は『採用ページコボット』というプロダクトをリニューアルする際に、ユーザーが見る画面のUIを担当しました。
石井:いくつも業務を担当されたんですね。なぜ業務が変わったのでしょう。
大森:入社してしばらくは何もわからなかったので、言われるがままにディレクターとして動いていました。ところが取り組むうちに、クリエイティブな業務で自分も手を動かしたいなと思うようになり、UI設計をやることになりました。しかしここでいうUI設計は、綺麗な画面を作ることであり、私が求めているものとは違ったので、上長に相談してUXの部分から一貫したUI設計をやらせてもらっています。イメージする業務と実際にやってみる業務とではギャップがあります。まずはやらせてもらって、イメージと違っていたら、何がどう違うのかを伝えることで、自分のパフォーマンスが最大限発揮できるところに配置をしてもらっています。
石井:パフォーマンスが最大限に発揮できるのは重要ですよね。業務以外でも、いろんな取り組みをされていると聞きました。
大森:そうですね。自己研鑽のために業務外でいろんな検定を受けましたね。担当していたプロダクトチームにデザイナーが少なかったこともあって、私のUXの取り組みを評価していただいたんです。それもきっかけとなって、社外のデザイナー向けにディップのデザインに関する取り組みをInstagramで発信したり、いろんなイベントに参加したりしています。
石井:社外に向けても精力的に活動されているんですね。いろんなイベントに参加したという点が個人的にとても気になるのですが、どのようなイベントに参加していたのでしょうか。
大森:自分自身の業務に取り入れていきたいなという思いもあって、生成AIをUXでどのように活用するのかといったテーマでいろんな方が登壇されるイベントに参加したり、UXの取り組みについて私も登壇して話したりしています。
石井:え!?大森さんが登壇されたんですか!?どんな話をされたのでしょうか。
大森:9コマシナリオという手法について話しました。社内のプロジェクト進行は、Slackなどを使ってテキストベースでどんどん進んでいきます。ところが言葉の認識が人それぞれで違っていたり、想定するシーンの認識が合わなかったりすることも。そこで大学時代から使っていた「9コマでそのペルソナや文脈、ゴールまでを一貫して可視化できる方法」(9コマシナリオ)を用いて、プロジェクトメンバーが共通認識を持てるようにした取り組みについて発表しました。
石井:プロジェクトの目標や課題を分かりやすく可視化できる「9コマシナリオ」の手法はとても有用そうですね。自分も勉強しようと思います!
「なんで?を追求し根拠を大切にする」これが私の生きる道
石井:UXデザイナーとして業務に取り組む傍らで、Instagramの運用やイベントに登壇されるなど多岐にわたって活躍されていますが、現在はどんな業務を担当されているのでしょうか。
大森:今は、10年間変更のなかったシステムを新しくするプロジェクトにアサインされていて、UXの改善とUI設計を上流から下流工程まで全部担当しています。ディップの営業社員の行動のメカニズムと、さまざまなデジタルツールの普及によるメンタルモデルの変化を組み合わせて、営業社員が使いやすいツールを提案ができるところに面白みを感じますね。
石井:その業務に取り組むなかで、大切にしていることはありますか。
大森:営業社員はこの場面ではこういう行動をするからといったように、すべての場面で根拠が言えるように1個ずつ判断していくということですね。
石井:なんとなくで進めていくのではなく、しっかり理由が言えるようにするのは、とても大事なことなんですね。では最後に、ディップにはどんな人が向いているのか、選考中の学生に向けたメッセージをお願いします!!
大森:既存のUIに引っ張られることなくどんな体験がいいのかを発想ができる人、なんでだろうと追求できる人、ユーザーへの共感力、興味関心を高めて共感力を磨いていける人は向いているんじゃないかなと思います。
やりたいことや、実現したいことを持っている人が多い会社ですから、自主的に行動できる人だといいのではないでしょうか。
石井:本日はありがとうございました。
大森:ありがとうございました。