果敢に様々なプロジェクトに参画。メディアプロデュース社員の【最後まで諦めない】意志を強く持てる理由とは?

interviewee

廣吉夕奈
商品開発本部マーケティング統括部コミュニケーション戦略部コンテンツ企画課 ▼詳細

author

dip people編集部
▼詳細

ディップの選考では、就活生と会社のマッチングをはかるため会社の「フィロソフィー」への共感を大切にしています。とはいえ、言葉だけではイメージすることが難しい…という学生さんも多いはず。そんな就活生の皆さんに、リアルなエピソードを通じて「フィロソフィーを体現する」とはどういうことなのかを理解してもらいたい!という思いから社員インタビューを実施。今回は、ファウンダーズスピリット③「最後まで諦めない」を体現する社員、廣吉 夕奈(ヒロヨシ ユウナ)さんにお話を伺いました。

営業で培った知識を企画職で活かしたい

服部:本日は宜しくお願いします。早速ですが、自己紹介をお願いします。

廣吉:廣吉夕奈と申します。2017年にディップに新卒で入社しました。1年目は営業職に携わり、2年目の時に「dip総合研究所」(以下、dip総研)に異動しました。その後何度かの異動を経て現在は商品開発本部マーケティング統括部コミュニケーション戦略部コンテンツ企画課(以下、コンテンツ企画課)に所属しています。

服部:営業職から企画職にキャリアチェンジされたんですね。dip総研に異動後はどういった業務を担当されていたんですか?

廣吉:主な業務は、dip総研のWebメディアの立ち上げと記事作成でした。4年目になる頃に、中期経営計画「dip2025」を検討する大きなプロジェクトが立ち上がったタイミングで戦略づくりのベースとなる調査などを担当するようになりました。

服部:その後dip総研から今所属されているコンテンツ企画課に異動されていますよね?

廣吉:dip総研は、さまざまなプロジェクトの検証を行い、うまくいきそうなものは別の部署に引き継ぐ新規事業立ち上げチーム的な役割も担っています。当時、その中で形になったプロジェクトの担当者としてコンテンツ企画課で本格立ち上げを担うことになり異動しました。

服部:廣吉さんは複数回の異動を経験されていますが、組織の異動はどういう流れで決まるのでしょうか?

廣吉:これに関しては本当に様々だと思います。私の場合、最初の営業からの異動は、自分で手を挙げて面接を受けて決まりました。営業活動をするなかで、求職者の動向がわからず自社の採用方針に困っている企業様に出会い、市場調査やデータ提供をしたい、と思うようになったんですよね。そんな中でその目標に合う組織が新設されるということで役員面接を受けてdip総研への所属が決まりました。コンテンツ課への異動に関しては、dip総研は少人数のチームで検証する体制なので本格的なプロジェクト立ち上げはこのチームのメンバーだけでやるのは難しいんじゃないかと上長と話し合った結果、現在のコンテンツ企画課に移ることになりました。

服部:いろんな形で異動が可能なんですね。では、現在のコンテンツ企画課での業務内容を教えてください。

廣吉:現在は、コンテンツマーケティングの力で企業やユーザーの課題を解決するための提案を行っています。具体的には、ディップにはユーザーの方に向けて仕事のノウハウや企業の紹介をする「BOMS(ボムス)」というコンテンツサイトがあるので、その「BOMS」内で「記事広告」の企画・運用をしています。これまでに「企業で働いている方の正直レビュー」「店舗の1日密着」「◯◯職人になるためのノウハウ」など様々な視点で記事を作成・配信してきました

服部「記事広告」はどのような企画で、どんな課題を解決するためのものなのか、教えてください

廣吉:「記事広告」は仕事の実態や企業が力を入れている取り組みを第三者目線で記事にし、その記事をGoogleやSNSなどの広告で配信することで、仕事探しを考えている方に企業の魅力を知ってもらおうという取り組みです。自社の魅力を多くの方に、正しく知ってもらいたい、というブランディング面の課題を持っている企業はこれまでもたくさんありましたが、なかなかその要望にお応えする商品がなかったので今回の新商品開発に至ったという経緯です。

服部:企業側も営業部も解決したいのに八方塞がりだったのですね。

廣吉:加えて、近年のユーザーは、仕事を決める前に慎重に下調べをし、失敗をしないようにしたいというリスク回避の傾向が強くなっています。記事広告は、「バイトル」を知らない方にも広告を配信して能動的に企業の認知を高めることができる施策かつ、第三者目線での公平性が売りの施策なので、両者の課題・傾向に寄り添う手段として適しているのではないかと思っています。

失敗の積み重ねが成功へのカギ

服部:たくさんのプロジェクトに関わってこられたと思うのですが、その中で難しい課題にぶつかったり、悔しい思いをすることもありますよね。そういう時はどのように向き合っていますか?

廣吉:最初に大きい課題に直面したのは、dip総研のサイトの立ち上げを行なったときでした。dip総研立ち上げのタイミングで営業からメディアプロデュース部に異動したので、全くWebの知識がない状態から始まったんですよね。当時、ほとんどのメンバーが異動してきたメンバーで構成されていたこともあって、このサイトの設計からリリースまで全ての決定権を任せていただいていました。ですが、あまりにも基本的なWeb制作や企画の知識がなさすぎたので、提携先の業務委託先の方に呆れられたり、怒られたりの繰り返しでした。でもなんとかサイトを開設しなければ!という思いから、業務委託先にPC を持って訪問して、手の空いたタイミングで教えてもらったり、開発チームの方を捕まえるために、ミーティングとミーティングの間やトイレに行くときに並行して廊下をついていって質問をして解消したり、奔走していました。

服部:スキマ時間を見て、知識向上に努められていたんですね。

廣吉:そうですね。もう一つは、現在行っていることで、先ほど少しお話をした記事広告の企画・運用です。私はこの企画のプロジェクトリーダーだったので、企画を検討すること自体はもちろん、営業部と連携をして直接お客様に提案をする、制作部と一緒に記事編集を行う、法務や経理と商品を売るための規約作りや単価設定を考える、広告を回せるように出稿方法を一から勉強する、など関わる方も多岐にわたり、やることが山積みでした。営業部の役員の方と話すこともマーケティング自体も初めてだったので、最初の3カ月くらいは関係者の意見を調整してフィジビリをすることがなかなか上手くできず、売るということがとても難しかったんです。でもこの課題がディップの中でも優先度の高い課題で、改善することによって、「ディップさん、こういうこともできるんだ」と企業様やユーザーの方に思ってもらうことで会社の幅も広がるなと考えていました。なので、責任は感じつつも、コツコツと諦めずに試行錯誤をしていました。

服部:今2つエピソードをあげていただきましたが、難しい課題や成果が出にくいものに対して、そこまで粘り強く向き合える理由はなんでしょうか。

廣吉:たいていのことって失敗することのほうが多いと思うんですよね。初めてやったことは特に。そこでやめてしまったら、失敗で終わりだと思うんです。ですが、失敗したことにも理由があるので、失敗の理由を一つ一つつぶして少しずつ改善を積み重ねる中で、成功の糸口が見つかると信じることが粘り強く向き合える、1番の理由だと思います。

服部:では、プロジェクトのなかで失敗を積み重ねて、学んだことや何か成果に繋がったなというものはありますか?

廣吉:ありがたいことに、いつも新しいことにチャレンジする機会をいただいていて、新しいことにチャレンジする度に、自分には難しいかもと不安になっていました。ですが、何回か経験を積み重ねていくうちに、最初から成功することは少ないけれど、失敗を改善していく途中で結論や成果が見つかるものはすごく多いなと気づきました。なので、私のなかで粘ることはすごく大事だなと思っています。諦めずに粘って粘って、トライアンドエラーを繰り返して、少しずつだけどよくしていく、地道な積み重ねが会社の中で大きなプロジェクトを動かしたりとか、何か成果を出そうと思ったときには、すごく大切なんだなというところを学んだと思います。

理想は皆で一緒に一つの目標を追えるようになること

服部:今までたくさんのプロジェクトを行なわれてきたと思うのですが、今後、廣吉さんがチャレンジしたいことや目標を教えてください。

廣吉:共通して思っていることとして、1つの部署だけで完結させられるものってすごく少ないなと思っています。餅は餅屋じゃないですけど、この業務はこの部署が得意だとか、この人たちは知見があると思うことはたくさんあります。ですが、ディップが大きくなる中で、それが散見されてたり、過去の遺物みたいになってしまって眠っているものがたくさんあるなと感じています。これから、ディップが「Labor force solution company」として、求人だけではなく労働力も提供していく中で、各部署が各々で考えていくのでは限界があるなと思っています。今回マネージャーになったということもあり、なるべく色んな組織の力をまとめて、1個のプロジェクトを進めるチームセリングに着手できたらいいなという希望はあります。営業部もメディアプロデュースも制作も皆で一緒に一つ目標を追っていけるような体制が作れたらいいですよね。

服部:その理想を実現するために行なっていることはありますか?

廣吉:今回の「記事広告」のように、統括部を横断して課題解決できる商品を考えられないか、と模索中です。実際に複数の統括部のメンバーで集まって、改善したい商品を洗い出したり、目標を決めたりと少しずつ動き始めているのですごくワクワクしています。

服部:最後にディップへの就職を考えている方にメッセージをお願いします。

廣吉:ディップを志してくれる方の多くが、入社してすぐ、裁量権を持って仕事に取り組めるところや急成長できるところに魅力を感じていただいているのではないかなと思います。実際にその通りで、若いうちからアイデアや意見を提案させてもらい、推進を任せてもらう機会がすごく多いと思います。これはもうディップだけに言えたことではないかもしれないですが、任せてもらったら失敗することは結構あると思うんですよね。そこで、失敗したことを嘆くよりも、失敗した理由を考えて、少しずつでも前に進めていくことで、自分自身で成長できている実感をより強く感じられるようになるのだと思います。7年ぐらい続けてきて、やっと私もそう感じるようになってきました。裁量をもって仕事をしてみたい、急成長してみたいとディップを志してくれてる方がいたら、任されたことを諦めないで最後まで頑張ってやってみてほしいなと思いますので、ぜひ粘り強く続けてほしいなと思います。

服部:本日はありがとうございました!

関連記事一覧

interviewee

廣吉夕奈

商品開発本部マーケティング統括部コミュニケーション戦略部コンテンツ企画課 2017年入社。営業職として入社し、その後何度かの異動を経て現在のコンテンツ企画課へ異動。

author

dip people編集部

『dip people』の企画・運用・制作を行い、ディップの情報を社外へ発信しています。