ディップの心臓部を全面刷新!「ISHINプロジェクト」で新たなキャリアを築きませんか?
ディップ史上最大のスケール感!ISHINで業務効率化、年間7万時間削減の裏ストーリー
【4人のメンバーそれぞれが担当する業務】
石井(プロジェクトマネジャー)
プロジェクト全体の進行管理、課題管理、リスク管理、スケジュール管理、コスト管理、プロジェクトイベント運営、 As-Is業務ヒアリング、To-Be構想策定、提案書作成
江藤(コアシステムリーダー)
業務フローや業務ルールの調整、進捗管理、現場スタッフとの調整、ルール導入、課題管理
長谷川圭(コアシステムリーダー)
新システムのリプレイス業務、システム全体に大きな影響を与える部分の担当、周辺システムを担当するチームとの連携や調整
長谷川徹(周辺システムリーダー)
約50の関連システムの調整、10部署以上との調整、スケジュール管理、進行支援、タスク依頼・調整、期限内の成果物完了確認
小島:まずは「ISHINプロジェクト」の概要を教えてください。
石井:15年以上使われてきた当社の基幹システムを、最新技術を駆使してリプレイスするプロジェクトです。ディップに所属する約2,000人の営業や、約80名のバックオフィス部門の社員に影響を与える、史上最大規模の社内システム開発プロジェクトです!
小島:ちなみに基幹システムって色々な種類があると思うんですけど、今回はどんなシステムに焦点を当てているのでしょうか?
石井:今回は「販売管理システム」がメインのリプレイスです。「販売管理システム」というのは、ディップのサービスを契約されるお客様の申込書の作成から入金管理まで、お金に関わる一連の業務を管理している社内システムで、複数のシステムが集まって1つの販売管理システムが構築されているという特徴があります。
小島:「販売管理システム」って具体的にはシステムで成り立っているんですか?
長谷川徹:例えば、営業部門が利用している「申込書作成システム」などですね。営業担当者が受注した情報を元に、顧客情報や契約内容を登録・管理しています。請求先の設定や、商品名、プランや契約期間、金額などを入力し、申込書を作成する流れです。
江藤:その後は、売上や請求、債権・入金情報を15年以上前に導入したシステムで管理しているんです。
小島:なるほど、ディップのビジネスを支える非常に重要なシステムなんですね!それがなぜ、このタイミングでリプレイスするに至ったんですか?
石井:15年前に導入したシステムなので、近いうちに保守期限が切れてしまうというのがきっかけなんです。また、今後の事業拡大を見据えた時に現状のままでは業務が耐えられないということもあり、リプレイスを実施することになりました。
長谷川圭:さらには同時にBPR(業務改善)を進めており、AIの力を活用して、人とAIが一緒に働ける世界を目指そうという目的があるんです。最終的に、バックオフィスだけでなく営業の業務を楽にするというプロジェクトでよりストレスなく、人間しかできないことにそれぞれが注力できる働き方の実現を目指しています。
小島:AIと業務改革を融合させて、新しい働き方を目指すなんて、まさに未来志向のプロジェクトですね!今回のリプレイスではどんな課題の解決を目指しているのでしょうか?
石井:課題は小さなものから大きなものまで、業務領域も多岐に渡りますが、「向こう10年の業務品質・事業拡張性に影響を与える根本的な課題」を必須課題と定義し、課題の解決を図っています。
小島:具体的にはどのような必須課題があるのでしょうか?
石井:例えば、契約変更処理がシステム対応しておらず手動で対応していたり、本来登録されるべきではないデータが登録できてしまい、人力で精査していたりと、手動対応が非常に多くミスが発生しやすい状況だったんです。
江藤:それに加えて、現在のシステムではサブスクリプション契約への対応や管理が不十分で、それが業務効率を大きく阻害しているんです。
長谷川徹:他にも様々な問題があるのですが、これらの問題を解決するために、システム全体を一新し、より効率的に業務が進められるようにする必要がありますよね。最終的には年間7万時間の業務削減を見込んでいます。
長谷川圭:それと同時に、データの一貫性を保ち、AIを活用する基盤も整備していこうとしていますね。
小島:なるほど、業務効率化を進めるだけでなく、AIを活用してさらにデータの一貫性を保とうということですね。年間7万時間の業務削減もすごい成果になりそうですね!こういった大規模なプロジェクトってなかなか珍しいと思いますけど、他にディップならではの特徴ってあります?
石井:一般的には、既製品の販売管理システムのパッケージソフトを導入して業務を改善することが多いと思います。でも、ディップではある程度の柔軟性を保つ業務と、Fit to Standard(システムの標準機能に合わせて業務を変えること)すべき業務を切り分け、前者の業務についてはスクラッチ開発を選択し自分たちの手で要求整理から要件定義までを実施しているんです。
長谷川圭:AIと共に、ストレスフリーで人間にしかできない業務に集中できる働き方を実現するために、ユーザーの要望や業務特性に合わせて最適なシステムを追求するというのが、当社ならではの取り組みですよね。
小島:なるほど。既製品のパッケージの良さを活かしながらも、人とAIが一緒に働ける世界を実現するために、自社開発も行っているんですね。そうした独自開発で、特に意識している点は何ですか?
石井:ユーザーエクスペリエンス(UX)を大事にしていますね。営業が日常的に使うシステムなので、ストレスなく使えることが重要なんです。だから、プロダクトがユーザーに与える印象や色の定義やパーツの配置など、細部に至るまで設計にこだわっています。
長谷川徹:ERPパッケージ(企業の業務全般を統合的に管理・効率化するためのソフトウェア)と自社開発部分を融合させて、最適なバランスを追求している点も重要ですね。
小島:なるほど。ユーザーの使いやすさを最優先しながら、ERPと自社開発をうまく組み合わせることで、より良いシステムができているんですね!
大規模ならではの不安を乗り越える!「ISHIN」のリアルな現場
小島:ISHINでは業務担当やシステム担当を含めた関係社員だけでも約50名、社外の開発パートナーの方々も含めると100名以上が携わっていると聞きました。多くの人が関わるため、コミュニケーションに不安を感じていまいそうです…。
石井:そうなんですよ。私もこんな大規模なプロジェクトは初めてで、最初は苦労しました。確かに、細やかな業務課題にこだわる人もいれば、システムの構成やスケジュールに目を向ける人もいて、その調整が非常に大変でした。だからこそ会議のグランドルールを明確にすることを大事にしていて、コミュニケーション効率の改善はすごく意識しています。例えば「意思決定は全員がいるMTGで実施する」「一度決定した内容を原則覆さない」というルールを設けているんです。
江藤:それにチームではプロジェクトの目指す姿や共通のビジョンをテキスト化し、何度も繰り返し共有する文化があるんですよ。なので人数が多いながらも、活発なコミュニケーションが生まれています。
小島:チームで価値観やルールを共有しているからこそですね!ただ今回のプロジェクトは、会社全体の基盤に関わるため、慎重に進めなければならない部分が多いと思うのですが、特にコミュニケーションを重視してプロジェクトを設計しているポイントはありますか?
長谷川圭:1番重要なのは、旧システムから新システムへのデータ移行ですね。どれだけ計画を緻密に立てても、実際のデータ移行で問題が起きると、プロジェクト全体に大きな影響を与えてしまいます。だから、慎重に進めながらデータを適切に新しいシステムに移行することに力を入れています。
江藤:そうですね。特に営業活動や請求業務に関しては、現場のスタッフに新しいルールを受け入れてもらうために、慎重に調整することが大切です。システム変更に対する抵抗感をどう減らすかがポイントになります。
小島:なるほど。データ移行時や現場のスタッフへの調整が特に慎重に進めなければならないポイントなんですね。実際に進めていく際にも細かな調整が重要だということがよく分かりました!
15年に一度のチャンス!?大規模プロジェクトで得られる成長
小島:現在は、業務担当者やエンジニアたちがこれまで経験したことのない問題に取り組みながら、一歩ずつ進んでいるという状況ですね。プロジェクトを通じて、どのようなスキルが身に付くと思われますか?
長谷川圭:前職でも社内SEとしてシステム改修に携わっていた経験が活かされており、特に業務側と開発側の橋渡しをするスキルが役立っています。なので、要件整理や進捗管理など、プロジェクトを進めるためのスキルをさらに向上させることができると思います。
江藤:そうですね、チームの協力体制を築く力も身に付くと思います。私自身、上層部とのコミュニケーションスキルは大きく成長できました。自分の意見をしっかり持ち、信念をもって伝えることが大切だという学びもありましたね。
石井:ステークホルダーとの調整やプロジェクト管理のスキルも鍛えられるので大きな成長が期待できますね。基幹システムのリプレイスという規模感の大きな経験が得られました。例えば、役員会議でのプレゼンテーションや社内上程資料や、RFI・RFPなどの提案資料作成など、これまで経験したことのない業務にも挑戦しました。その結果、自分の意思決定力やプレゼンスキルが鍛えられています。なので、メンタル面での強さも身に付くのではないかと思います。このプロジェクトはただの業務ではなく、成長の場でもありますね。
小島:確かに、これほどの規模のプロジェクトに関われる経験は貴重ですね!このプロジェクトに関わることで、メンバー個々のキャリアアップにどのように繋がるのでしょうか?
長谷川徹:このプロジェクトは、ディップ史上最大規模の社内システム開発であり、15年に1回あるかないかという貴重な経験です。なので、メンバーにとっては非常に大きなキャリアアップの機会だと思いますね。非常に濃密で学びの多いプロジェクトですし、技術やスキルの向上だけでなく、プロジェクトの進行やチームとの連携を通じて貴重な経験を積むことができると感じています。
小島:実際にプロジェクトに関わることで、幅広いスキルや経験が得られるのはすごく魅力的ですね。このプロジェクトに参加することで、将来のキャリアにとって大きな成長のチャンスになると感じました!
未知の問題に立ち向かえ!ディップの成長に貢献する挑戦者を求めて
小島:これからいよいよ開発フェーズに入りますが、一緒にAI活用の基盤をつくるメンバーを募集しているとのことです。どんな方と一緒に働きたいと考えていますか?
長谷川徹:そうですね。スムーズにプロジェクトを進行させるために、柔軟に対応できる方だと非常に助かります。特に、スケジュール管理や他部署との調整が多いので、柔軟性と調整力も大事になってきますね。
小島:なるほど、柔軟性と調整力がカギとなるんですね。
江藤:そうですね。上層部と円滑にコミュニケーションを取りながら、現場を納得させることも大切です。現場の意見をしっかりと反映していくことも、重要な柔軟性の一つですね。
長谷川圭:そうですね。もちろん、システム開発に関する知識や経験も大事なんですが、それ以上に、予期しない問題がよく起こるので、その都度適切に対応できる柔軟さが必要なんです。それに、チームをまとめる力も大事ですよね。
石井:あとは、プロジェクト全体を見渡せる視点と「越境」する力があると助かりますね。規模が大きいのでいくつかのチームに分かれてすすめていますが、自分の担当領域だけではなく、他のチームにも気を配れる人が活躍できると思います。基幹システムの経験がある方なら即戦力になりますし、コミュニケーションが得意な方も大歓迎です。プロジェクトに関わるメンバー全員がスキルアップし、昇格していくような成長の場にしたいと考えています。
小島:このプロジェクトはシステムの刷新だけでなく、業務改革を進めるという非常に大きなやりがいがありそうです。今回募集しているポジションでは、開発からテスト、移行まで全プロセスに関わることができ、単にシステムを作るだけではなく、現場のスタッフやビジネス全体を支える基盤を支える役割を担うことができるのはキャリアアップにつながりそうです。これにより、会社全体の生産性向上や効率化を実現できる点が、この仕事の大きな魅力ですね!
このプロジェクトに関わることで、多くの学びと達成感を得ることができます。参加することで、自分の成長を感じながら、新しい未来を創り上げていけるチャンスです。私たちと一緒に、ディップの未来を切り拓くこのプロジェクトに挑戦してみませんか?あなたの挑戦をお待ちしています!
募集しているポジション:
・バックエンドエンジニア
・インフラエンジニア
・プロジェクトマネジャー
・スクラムマスター
特に求める人物像:
大規模システム開発に興味がある方
最新技術へのチャレンジ精神がある方
ビジネスと技術の両面から課題解決を図れる方
チーム開発を楽しめる方