様々なブランディングを経験したマーケターのdream「誰かの人生を変える仕事」とは 。
マーケティング領域で、複数企業のマーケティングに携わってきた寄藤 紀子さん。そんな彼女が「誰かの人生を変えるような仕事がしたい」とディップに入社を決断した軌跡と現在に迫ります。
「誰かの人生を変えるような仕事がしたい」。ディップに入社するまでの経緯
菅野:はじめに、寄藤さんのキャリアについてお話を聞かせてください。社会人1年目はどのようなお仕事をしていましたか?
寄藤:日系化粧品会社に入社し、広島で1年間営業をした後、マーケティング部に異動し、化粧品ブランドを3年担当しました。
菅野:なぜ、その会社に入社を決めたのですか?
寄藤:学生時代、アパレル販売スタッフのアルバイトをやっていた際に、「ブランド力の大事さ」を知ったのがきっかけです。ほぼ同じ見た目の商品と機能性だとしても、「そのブランドの方が好きだから」と、接客したお客さまが別店舗で同じような商品を購入してしまうことに、驚きと悔しさを感じました。「ブランド」って大事なんだなと強く感じたんです。ブランドやマーケティングを学びたい、ユーザーにベネフィットをもたらす「ブランド」を創り出す側に立ちたいという夢を抱いて、マーケティングの道を目指しました。
菅野:確かに、好きなブランドだから買うという人も多いですよね。日系化粧品メーカー以降はどういったキャリアを経験されたのでしょうか。
寄藤:より少人数のチームで裁量をもってリードできること、かつブランドに共感したことを理由に、外資系の消費財メーカーに転職しました。そこではブランドマネージャーとして、投資利益管理・需要予測・商品開発・プロモーションなど、ブランドビジネスのジャパン責任者として様々な経験を積みました。
菅野:ブランドのジャパン責任者!?マーケティングの業務の中でも様々なことに取り組まれていたのですね…!
入社の決め手となった、ディップの魅力とは
菅野:ではなぜ、メーカー業界から大きく異なる、人材業界のディップに入社されたのでしょうか?
寄藤:新卒からモノ中心のブランドマーケティングを続けていく中で、3社目に入ったある時に「ユーザーにベネフィットを与えるブランド創り」は、モノだけではなく、コトの領域で起こせる可能性もあるのではと、ふと疑問に思いました。
菅野:確かに、言われてみればそうですね。
寄藤:『人生により関わるような分野で誰かに大きな影響を与え、その人の人生を良い方向に改善できる、そんな仕事にチャレンジしたい。』という想いも強くなり、人材業界に興味を抱きました。
菅野:全く違う業界に飛び込むのは怖くなかったのでしょうか?
寄藤:確かに業界は違いますが、「ユーザーファースト」を大事にし、さらに「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」というフィロソフィーに共感したのが、入社の最終の決め手です。マーケティングは「夢とアイデアを具現化する仕事」だと思っているので、まさに働きたい環境だと感じましたし、ディップに入社してより強くフィロソフィーの重要性を感じています。ところで菅野さん、初めてやったアルバイトって覚えていますか?
菅野:覚えています!何もかもが初めてでめちゃくちゃ緊張していました。(笑)
寄藤:そうですよね。人生で初めてのアルバイトは緊張すると思います。ディップは幅広い年代のユーザーおよびクライアントのサポートを通じて、フィロソフィーを全事業で体現しています。私もマーケターとして、より多くの人の大切な一歩を踏み出すための後押しをしたい、社会課題を解決したいと思い、入社を決めました。
入社後のプロジェクト。新規事業推進と新サービスローンチへの挑戦
菅野:ここからは、現在の業務についてお聞きしたいと思います。現在所属されているマーケティング統括部で寄藤さんはどんなお仕事をされていますか?
寄藤:YouTubeとTikTokの企業SNSオウンドメディア運用を通じて、企業とお仕事のリアルを動画で発信しています。また、「ビズリアル」という求人業界初*1のSNS動画のコンテンツサービスをローンチし、推進しております。
YouTube ‐『僕らの凸げき日記【仕事図鑑】』
TikTok –『バイトル会社員の日常』
SNSコンテンツサービス –『ビズリアル』
(※1)日本国内における求人WEB媒体が対象(2024年1月26日時点 当社調べ)
YouTubeにおける採用ブランディングに活用できる動画商材としています
菅野:企業SNS!まさに今の時代ならではの取り組みですね!そもそも、なぜオウンドメディアを開始したのでしょうか。
寄藤:『私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる』というフィロソフィーが、様々なマーケティング施策や組織体制づくりのベースになっています。その一環で「SNSに情熱を持って取り組んでみたら、どれぐらいユーザーとのタッチポイントが増えるのか? 」という想いがきっかけでした。
菅野:なるほど。フィロソフィーとSNSマーケティングが繋がったのですね!その事業で、現在目指している姿、目標などはありますか?
寄藤:ディップと潜在ユーザーや既存ユーザーとのタッチポイントを創出することを、引き続き目標としています。よりわかりやすく表現すると、「ディップの友達を、オウンドメディアを通じて作り、接点を増やしていくこと」を日々目指し、一大コミュニティを創出しています。さらに、企業SNSを活用した「ビズリアル」サービスは、様々な企業の動画を企画・投稿・撮影・編集・分析までワンストップでサポートするサービスです。企業ブランディングやイメージアップなど、クライアントの様々なニーズを動画で解決することができます。普段は見ることのできない仕事の裏側を、第三者視点のリアルな目線で視聴者に届けられるので、企業タイアップ動画へのエンゲージメントも高く、視聴者からも好評です。
菅野:企業タイアップでのマネタイズ化など、ビジネスの幅が広がりまさに新規事業ですね!そして、「友達」というコンセプトが素敵ですね。企業アカウントだとどうしても私自身少し遠い存在に感じてしまいがちですが、『バイトル会社員の日常』の動画を見て、その「友達」の意味が分かりました!その仕事だからこその面白さ、魅力は何でしょうか?
寄藤:イチから始めたプロジェクトだからこそ、さまざまな失敗を乗り越え、ラーニングを得ることができました。さまざまな成功要素を抽出し、ルール(戦略・戦術の型)を作り出せて学びが多く面白いです。チャレンジできる環境があるので、日々エキサイティングに過ごしています!
菅野:寄藤さんは働く中でどんなことがモチベーションになっていますか?
寄藤:やっぱり一番は、夢である「誰かの人生を変える仕事」ができているということがモチベーションになっています。これまでSNSを通して、多くの人に「働くことの楽しさ」や「企業のリアルな魅力」を伝えたいと数々の動画を制作してきました。その動画を見て、「初めてのアルバイトに挑戦してみました!」「仕事の楽しさに気が付いて、これからも頑張ろう!という気持ちになりました」などたくさんのお声をいただいています。その一つ一つの声が今の私たちの大きな原動力になっています。
菅野:ディップだからこそ、寄藤さんが目指していた「誰かの人生を変える仕事」が実現できているのですね。
寄藤:そうですね。また、ディップはInnovationを大事にしていて、挑戦できる環境にあるからこそ、とても充実しています。だからこそ、年次問わず若手の方のビジネスチャンスと成長も多いかなと思います。
菅野:ということは新卒から活躍されている方も結構いらっしゃいますか?
寄藤:たくさんいます!うちの課の鈴木ももさんは新卒入社2年目で、PR・運用企画・出演まで幅広くリードしていて、社内でも一定の評価を得ています。
菅野:ちなみに新卒から活躍するためにはどんなことが必要だと思いますか?
寄藤:一番大切なのは「焦らず一つひとつ、”仕事”にも”人”にも真摯に接しリスペクトすること」だと思います。学生の方や新卒の方と話すと、早く成果を出そうと少し焦っているような印象が多いです。なぜなのか疑問に思い、聞いてみると、「新卒だし頑張らなきゃ!という気持ちがついつい先行してしまう」とのことでした。確かに私も5年目頃までは、「早く成長したい!キャリアを積みたい」と結構焦っていたと思いますので、とても共感します。スピード感を持ってお仕事に取り組むことも非常に大事なのですが、様々な領域やお仕事に好奇心を持ち、様々な人とお仕事し、着実に経験を積んでいくことも大事かなと思います。タイパの時代だからこそ、その時間ひとつひとつを大切に取り組めば、中長期的に納得のいくキャリアを積めるのではないでしょうか。
今、この記事を読んでくれている皆様へ
菅野:これまで数々のマーケティングを経験してきた寄藤さんだから考える、マーケターに向いている人の特徴はありますか?
寄藤:マーケターは『夢とアイデアを具現化する仕事』だと思っています。ですから『探求心と巻き込み力』がある人が向いています。そもそもいい夢とアイデアを生むためには、たくさんのインプットやトレンドをキャッチできる力を増やしていくべきかなと。好奇心が強い方が向いているかなと思います。あとは、『人の気持ちや視点になれること』です。言うは容易いのですが、実際にやると難しいと思います。施策を打つときのユーザー(視聴者)目線ができるか。仕事をするときに相手の気持ちを常に考え巻き込めるか。マーケターはプロジェクトリーダーとなり、さまざまなエキスパートにサポートしてもらいながら具現化するので、「巻き込み力」がとても大事です。
菅野:「探求心」「巻き込み力」「人の気持ちになれること」。どれも大事ですね。 ちなみにどんな人と一緒に働きたい!と思いますか?
寄藤:正直どんな人でもウェルカムです!!強いていうなら『自発力・行動力がありつつ、先輩や同僚の教えや学びを自分に活かせる人』と働きたいですね。もちろん、年次問わずチャンスのあるディップでは、若手、新卒にもチャンスは十分あります。ただ、365日×数年、その会社や社会で働き、ビジネスに従事している知見と経験値は大きいです。「失敗を聞いて自分はその失敗を繰り返さないようにしよう」「知識や経験を奪おう」といったスタンスで、先輩や同僚と働けると良いのではないでしょうか。私とも、是非、一緒に働きましょう!