79位から掴んだ未来:大学時代の挫折と挑戦が導いたWebディレクターの成功ストーリー
大学時代、成績80人中79位という衝撃のスタートを切ったという、入社2年目の朝日壱紀さん。しかし、彼はその絶望的な状況をバネにし驚異の大逆転劇。学生時代の挫折と葛藤が、今の企画職での成功へと繋がったその秘密とは?彼がどのようにして自分の可能性を広げ、企画職の扉を開けたのか。そのストーリーに迫る。
「79位からの逆転劇!」大学生活で学んだアイデアを形にする楽しさ
小島:まずは自己紹介をお願いします!
朝日:現在入社2年目で、『はたらこねっと』のWebディレクターとして働いています。アプリの改善やユーザー体験を向上させるための取り組みを行っています。趣味は音楽フェスやライブ、映画を観ること、そして漫画を読むことですね。
小島:色々な趣味を楽しんでいるんですね!大学時代のスタートは結構波乱万丈だったと聞きましたが、どんな感じだったんですか?
朝日:そうですね、最初は本当にひどかったんですよ(笑)大学の成績が80人中79位で、正直、周りに驚かれました。
小島:それだけ低迷していたら、かなり焦ったり落ち込んだりしませんでしたか?
朝日:もちろん、焦りもあったし、悔しさもすごく感じました。でも、その悔しさをエネルギーに変えて、なんとか逆転しようと思ったんです。最初はプログラミングや数学の授業に本気で取り組み始めました。
小島:悔しさのエネルギー、すごいですね。その結果、成績はどうなりましたか?
朝日:改善を楽しみながらゲーム感覚で取り組んだ結果、成績を上位30%まで伸ばすことができました。そのおかげで希望していた研究室への配属が叶い、卒業論文ではインタラクティブデジタルサイネージの利用率向上を目指したシステムの開発に取り組みました。実際にアイデアを形にしていく過程が非常に楽しく、今でも強く印象に残っています。モノづくりの面白さを改めて実感した経験でした。
小島:素晴らしいですね!そんなに学業に打ち込んでいたら、アルバイトをする余裕がなくなってしまいそうですね。
朝日:学業に力を入れつつも、お菓子作るサークルに入ったり、アルバイトも色々経験できました。唐揚げ屋さんや高級寿司店での接客、保険のティッシュ配りなど、いろんなアルバイトをしていました。それぞれの仕事で得た経験が今に繋がっていると感じています。接客業やチームで働く経験は、今の仕事に活かされています。特に、コミュニケーション能力や、いろんな人と関わりながらチームワークを育むスキルが身につきましたね。
小島:なるほど。学生時代の成績や卒業研究、アルバイト経験を経て今の朝日さんがあるんですね!
「これだ!」の瞬間を信じて—学生時代の情熱が導いたキャリア
小島:たくさん経験してきた中でも、学生時代に特に熱中したという経験はありますか?
朝日:学生時代、プログラムを書くことよりも、むしろ「何を作るか」を考えることに夢中になっていたんです。実際にアプリを作る過程ではなく、そのアイデアを練り上げて形にしていく過程に強く魅力を感じていました。「割り勘アプリの開発」もその一環で、どうすればユーザーにとって便利で、使ってもらいやすいものが作れるかを考えるのが楽しかったんです。
小島:なるほど。アイデアを形にする過程に魅力を感じていたのですね。
朝日:そうですね、やっぱり「考える楽しさ」が自分の中でどんどん膨らんでいったことが印象的です。実際にプログラムを書いたり実装したりするのも楽しいけど、アイデアをひねり出して、それをどう形にしていくかというのが一番ワクワクする瞬間でしたね。その瞬間に、「これだ!」と思ったんです。自分の情熱は「企画」にあるんだな、と。
小島:自分の情熱が「企画」にあることに気づいたことは、後の就職活動に繋がったりしましたか?
朝日:ディップから届いたスカウトのメッセージで、まさに「考える楽しさ」を中心に据えた仕事であるWebディレクター職への道が広がったんです。Webディレクターって企画職みたいなもので、学生時代に感じた「企画を考える楽しさ」が、社会人になってからの自分の軸になったと思いますね。
小島:ディップに入社を決めた理由は、まさにその「企画」を実現するチャンスだったというわけですね!
朝日:はい、その通りです。ディップに入社を決めた最大の理由は、1年目から企画職に就けるということでした。単にアイデアを出すだけではなく、そのアイデアを実行に移して形にしていける部分に強い魅力を感じました。
小島:他にも何か、ディップへの入社を決めた理由はありますか?
朝日:そうですね。ディップで働く人々の人柄にも魅力を感じました。面接後に届いた細やかなフィードバック、それを元にした追加の面談などで、自分のキャリアに対する真摯なサポートを感じた瞬間、ディップにはただの仕事以上に「人間的なつながり」があると確信しました。誠実で親身な対応を受けて、ここでなら自分がさらに成長できると感じましたね。
小島:それは素晴らしいですね。人とのつながりが成長に大きな影響を与えるんですね!
オンボーディングから始まる成長!入社2年目で挑んだUI/UX改革
小島:では、現在の仕事内容について教えてください。
朝日:『はたらこねっと』のPO(プロダクトオーナー)として、スマホアプリのUI/UX改善を担当しています。具体的には、ユーザーがより使いやすいように、アプリ内のデザインや使い勝手を改善する仕事ですね。
小島:UI/UX改善というと、どういったことをしているんでしょうか?
朝日:主にアプリ内でのユーザーの行動を分析し、どこでつまずいているか、どこが改善の余地があるかを探るんです。その上で、デザインや機能を見直して、ユーザーがストレスなくアプリを使えるように調整していきます。あとは、開発者と一緒に実際に施策を実行していくので、まさに「開発」と「デザイン」の橋渡し役みたいな感じですね。
小島:実際に改善案を出して、開発者と連携して進めていくんですね。今所属しているチームの雰囲気はどうですか?
朝日:チームは本当に良い雰囲気です!色んな年次の人がいるんですけど、若い人でも意見が言いやすい、ウェルカムな風土ですね。分析や調査は一人で黙々と進めることが多いですが、雑談を交えながらアイデアを出すこともあります。メリハリをつけて仕事をする人が多い印象ですね。活発で、楽しい時もあれば、静かな時もあって。特に、有給やフレックスを自由に活用できるので、ワークライフバランスがとても良いと感じます。
小島:意見が言いやすい雰囲気だと、色々なアイデアが浮かんできて業務もはかどりそうですね!何か印象に残っているプロジェクトはありますか?
朝日:そうですね、アプリのオンボーディング機能を実装したプロジェクトが特に印象に残っています。入社当初はウェブサイトの企画を担当していたんですけど、半年ほどでアプリ開発も任されることになりました。最初に取り組んだのがこのプロジェクトで、初めてアプリを使うユーザーがスムーズに設定できるよう、シンプルな検索フローの画面を作成しました。
小島:それは面白そうですね!オンボーディング機能の実装って、難しそうなプロジェクトですね。
朝日:実は、最初に提案した企画は却下になってしまったんですよ。というのも、「ユーザーにどんな価値を届けるのか」を明確に伝えられなかったからです。自分が「これをやれば良いだろう」と思って進めたんですが、根拠やユーザー視点をしっかりと説明できていなかった。そこを反省して、ユーザーにとって本当に必要な価値が何なのか、どんな体験を提供するのかを改めて考え直しました。
小島:なるほど、ユーザー視点が非常に大事だと気づいたわけですね。ユーザー視点を大事にするようになってから、何か変化はありましたか?
朝日:企画を立てる際に「なぜこの施策が必要なのか?」という根拠をしっかりと持つようになりました。その結果、アプリの改善施策に関しては、よりデータをもとにしたアプローチができるようになりました。実際、前年比でアプリの応募者率を120%まで伸ばせたのは、ユーザー視点を大事にして根拠を持った施策を続けた結果だと思います。アプリ内の施策の実行において、施策を実施する理由やその効果をデータで明確に示すことで、より説得力のある提案ができるようになったと感じています。
小島:素晴らしい成果ですね!PO(プロダクトオーナー)という役職も任されているそうですが、かなり責任が重い仕事ですよね?
朝日:そうですね、責任は本当に大きいです。チームの旗振り役のような役のため、方向性などをしっかりと示さないとチームがぶれてしまうので。あと、アプリに関しては、改善策がうまくいけば自分のおかげ、うまくいかなければ自分のせいになってしまうので、そういったプレッシャーもあります。でもその分、成果が出たときの達成感は大きいですね。
小島:責任感の大きいなか、どういった時にやりがいを感じられますか?
朝日:周りの人の仕事がやりやすくなったときですね。Webディレクターとしては、上司や開発者がスムーズに仕事を進められるように方法を考えることが多いんです。特に、アプリの改善には開発の工数も関係するため、開発者やデザイナーと密に連携し、効率的に進められる方法を常に模索しています。そういった時に方法を変えて、実際にやりやすくなったことで「ありがとう」と言ってもらえると、すごく嬉しいですね。
小島:なるほど。周囲の人が仕事をしやすくなることで、さらに仕事に対する情熱が湧いてくるわけですね。
朝日:そうですね。それともう1つ、数字と向き合うことが多いところも面白いです。基本的に、ユーザーの行動データをもとに施策を考えるので、数字と向き合う機会が多くて。例えば、どうしてこの部分の数字は低いのか、ユーザーの行動を推測して、改善するための仮説を立てて検証するというプロセスが、まるで論理パズルを解くようで面白いんです。
小島:確かに、数字を分析して改善策を導き出すというのは、かなり頭を使いますよね。データに基づいて問題解決をしていく過程が、まさに仕事の楽しさに繋がるんですね!
ゼロから1を生み出す力!朝日氏が描くプロダクトマネージャーとしての未来
小島:今後やっていきたいことや目標について、お聞きしたいのですが、朝日さんが描いているキャリアプランはありますか?
朝日:実は、まだ具体的なプランは決めていないんですけど、今の仕事を通じて「サービス改善」に関わっているので、まずはサービスのグロースハッカーとして一人前になりたいですね。それから、将来的には新規サービスの立ち上げにも携わってみたいと思っています。今はすでにあるサービスの改善がメインですが、0から1の新規サービスを立ち上げる経験もしてみたいですね。
小島:新規サービスの立ち上げ、非常に魅力的な挑戦ですね!
朝日:そうですね。それに加えて、今は2年目でPO(プロダクトオーナー)として少しずつ経験を積んでいるので、今後はPdM(プロダクトマネジャー)として、さらに上のポジションを目指していきたいです。
小島:目標がしっかりと明確で素晴らしいですね。その目標に向かって、着実にステップアップしている様子が伝わってきます!
朝日:ありがとうございます。それと、個人的にですが自分でもアプリをリリースしたいですね。ディレクターとして仕事をしていく中で、Webディレクターとしてだけではなく、企画者として自分でアプリを作りリリースしたいという気持ちが芽生えてきたので。
小島:自分で作ったものを世に出すというのは大きな達成感がありますね!
終わりなき挑戦!Webディレクター職に求められる課題解決力と研究心
小島:最後に、Webディレクター職に向いている人って、どんな人だと思いますか?
朝日:Webディレクター職は、課題を見つけて改善策を考え、実行に移す仕事なので、課題発見が得意な人に向いていると思います。数字やユーザーの行動を分析して改善する仕事なので、論理的に物事を追求するのが好きな人や、大学で研究に没頭していたような人にも向いていると思います。
小島:なるほど。自分で課題を見つけて解決策を探し出すプロセスを楽しめる人にはぴったりの職種ですね。
朝日:その通りです。数字と向き合うことが多いので、ちょっと忌避しちゃう人もいるかもしれませんが、しっかり周りの方がサポートしてくださるので興味があれば飛び込んでみてください!ちなみに自分は得意な方ではなかったですが、サポートやナレッジが充実しているので1人立ちできる程度にはなれました(笑)
小島:サポートが充実しているなら安心ですね!
朝日:はい。物事を追及したり分析して深堀して、解決へもっていくことを楽しめる人には、非常に面白い仕事ですし楽しんでやりがいを感じながら働けると思います!