ディップの全社員が、僕たち情シスの守るべきユーザー。

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鎌田 昌樹
システム統括部 情報システム部 インフラ運用課 ▼詳細

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冨岡 萌永子
企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 総合制作課 ▼詳細

みなさんは、「情シス」と聞くと何をイメージしますか?そんな人にこそ、ぜひ知ってほしいのです。彼らがいなければ、今日もストレスなくネットに繋ぐことはできないし、生産性も売り上げもガタ落ちだということを。今回は、ディップの情シスで社内インフラに携わる鎌田(かまだ)昌樹さんにお話を伺いました。

全社一斉テレワーク!環境整備にドタバタだったここ最近。

冨岡:コロナウイルスの影響で、1月頃から会社としてもテレワークを推奨し、現在も営業職・スタッフ職関係なく、ディップ社員の多くがテレワークを活用していますよね。鎌田さんのインフラ運用課はいかがですか?なんとなく、情報システム部(以下、情シス)って、社内でしかできない仕事があるイメージです。

鎌田:情シス全体としては約80%がテレワークですね。課によってはPC発送業務などがあるためです。僕のいるインフラ運用課は100%テレワークです。インフラやサーバーの仕事はどこでもできるので。

冨岡:それは意外かもです。社内でしか触れないシステムとかがあるのかと思っていたので。テレワークになってから、なにか変わったことはありますか?

鎌田:変わったと言いますか、緊急事態宣言以降、ほぼ全社員がテレワークで働くようになってからはとくに忙しかったですね。大急ぎでネットワークを増強したり、業務的にはハードな時期でした。

みなさんはテレワークをするとき、VPN(Virtual Private Network)に繋ぎますよね。その接続数って、コロナ前だと600~700くらいだったんです。社外で仕事をする営業さんたちがメインで使うものだったので、その程度で収まっていました。でも、ディップの従業員がほぼ在宅勤務になってからの接続数はグンと跳ね上がって……。

冨岡:……MAXでどのくらいに?

鎌田:2600~2700ですね。サーバー負荷も高いし、これじゃさすがに不安定。しかも、同時期に新卒が400名近く入社したのもあって、オンラインで遠隔研修もあったりネットワークはさらにビジー状態。だからちょっと前まで回線が遅かったり、音声が途切れたりすることってありませんでしたか?

冨岡:確かに、4月はたまにありましたね。でも、最近は回線もサクサクで快適にテレワークできてます!

鎌田:よかった!そういう不具合が生じていた部分も、状況を見ながらできるだけスピーディに改善していて。GW前まではドタバタしていたんですが、大きな問題も起こらずなんとか乗り切れたので「ああー!よかった!本当によかった…」って、チームメンバーたちとホッとしたのはここだけの話です(笑)

冨岡:見えない部分のサポートで立ち回っているチームなんですね。この度は本当におつかれ様でした……。

情シスにも流れるディップ特有のチャレンジ精神。

冨岡:社内インフラを守っている情シスですが、テレワーク環境の整備以外に、どんな仕事をしているんですか?

鎌田:最近は、10年に一度あるかないかってレベルの大仕事中です。冨岡さんはデータセンターって聞いたことありますか?

冨岡:うーん、なんとなく名前だけですね。社内のシステムが一つに集まっている場所?みたいな。

鎌田:そうです。ディップの37拠点のネットワークを一元管理しているのがデータセンターという施設。社内のネットワークをコントロールしている中枢です。でも危険なことに、国のハザードマップが更新されたため、今施設がある地域の危険レベルが上がってしまったんです。なので、去年から施設を移す仕事をしています。こういう業務に関わるのは、メンバーも僕も初めての経験。

冨岡:いわゆるビッグプロジェクトってやつですね。鎌田さんはディップに転職してそろそろ入社3年目になるそうですが、社内でもかなり重要な業務に携わっていますね。

鎌田:そうですね。ディップ全体に流れているチャレンジ精神というか、年次関係なくやらせてもらえる風土は情シス内でも感じますね。

冨岡:なにか、その風土を代表する仕事ってありますか?

鎌田:実は去年末くらい、ユーザーである社員のみなさんの知らないうちに、パソコンのセキュリティソフトの入れ替えをさせてもらいました。これ、システム的にも最先端のもので1000万円くらい投資しています。

冨岡:知らないうちに、私たちのパソコンにすごいことを…?

鎌田:世間一般的な話ですが、このレベルのシステム導入をやりたいと思ってアイデアを出しても、部長承認の段階でつっぱねられることも多いんですよ。「お金がかかりすぎるからダメ!」って。でも、今回は部長、取締役にも上申して実現できました。
攻撃者の手口も日々進化しているし、次世代型のセキュリティソフトは絶対に必要、って構想が自分の中にずっとあって。導入までに約1年かかりましたが、規模の大きい仕事ができた達成感はすごくありますね。

冨岡:ここまでインタビューしていて思ったんですが、情シスって自分から意見を言える人の方が向いていそうな環境ですね。

鎌田:そうですね。なにか自分が気づいた部分で、改善したいことがあるとすると、とりあえずチャレンジさせてくれますね。否定はしない。やってみてどうか? たとえそこで失敗したとしても、次に活かせればOKって前向きに言ってくれるのはディップの魅力かも。

冨岡:そういうチャレンジ精神は、やっぱりどの部署にも共通した空気感が流れているんですね。

鎌田:あと、ずっとIT業界にいるから言えるんですが……。他の会社だと情シスは社内にいるけど、ヘルプデスクも実作業も外部パートナーに全委託するケースも少なくない。ベンダーコントロールがメイン業務、みたいな。でも、ディップの情シスは自分の手も動かすし、ベンダーコントロールもする。割合でいうと半々かな。だから今回のテレワーク環境の整備にしても、社内への対応スピードが速い。それはユーザーである社員の声が直接聞こえやすいからっていうのもありますね。

ディップのブランド価値は、意地でも守る。

冨岡:最後に、インフラ運用課って今後どうなっていくんでしょうか?課長の鎌田さんの見通しが聞きたいです。

鎌田:最近、中期計画のロードマップを考えたんです。2~3年後の構想の1つとして、営業さんが使う分だけでもVPNはやめたいなと。今はファイルサーバーを使っているけれど、クラウドのストレージに置き換えたい。そうすればVPNに繋がっていなくてもメールができるし、データも取り出せる。どこで仕事をしていても接続の手間はないし、結果としてユーザーの工数も減る。そういうストレスフリーな未来を作りたいです。

冨岡:実現したら、かなり便利ですね!そうすると接続不具合なども減るから、比例してヘルプデスクへの問い合わせも減って、情シス内の生産性も上がりそうですね。いいことだらけ。他にはありますか?

鎌田:あとは、セキュリティ的にできていないところを強化していきたいですね。例えば、営業さんがオンラインストレージサービスを通して、データをダウンロードする機会って結構ありますよね。もちろん、社外のデータにアクセスするときのルールは敷かれているし、万が一のトラブルを見越してセキュリティも張っている。だけど、それでも知らず知らずのうちに、ウイルスに侵入される可能性だって0%ではないわけです。

それに、情報に対するリテラシーって、どうしても個人差がありますよね。最悪の事態が起きても、なぜ自分がウイルス感染したのか分からないまま「なにやってんだ!」って周りから怒られる……。そんなの、イヤじゃないですか? そうなってほしくないから、僕らが裏できちんとケアしていきたいんです。ユーザの利便性を損なわず、絶対に外に情報を取られない堅牢な仕組みを作っていきたい。

冨岡:今回ここまでお話しさせていただいて、鎌田さんの言葉の節々には、社内のユーザーや会社全体を守りたいんだなっていう気持ちをすごく感じます。

鎌田:一般的にいうと、情シスって表に出ることも少ないから評価されにくいし、やっていることも地味で見えにくい。その反面、なにかトラブルがあったときにすごく怒られる(笑)実際、そういうイメージを持っている人は多いと思う。

でも、僕らの仕事――データや情報を守ることは企業価値を保持して、向上させていくことと同義だと思うんです。どんな優良企業でも、情報やシステムに信頼性がなかったら評価はされません。だから、会社のためになにができるんだろう?って考えたとき、ディップというブランド価値を大事に支えていくのは、情シスだからこそできる役割なんじゃないかと僕は胸を張って言えます。

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鎌田 昌樹

システム統括部 情報システム部 インフラ運用課 休日はのんびり派。奥さんと一緒にビールとおつまみを買って、公園でゆっくり話したり。

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冨岡 萌永子

企画・統括本部 クリエイティブ統括部 広告制作部 総合制作課 社風に惹かれてディップへ。入社から広告制作部ひとすじ。ライティングから取材撮影、企画提案などをしている。ヘビと熱帯魚の飼育に熱心。

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